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日本サッカー殿堂

掲額者

今井 恭司IMAI Kyoji
特別選考 2017年第14回日本サッカー殿堂入り
今井 恭司
1946年1月11日 新潟県生まれ

1970年代よりフリーランスとしてサッカーの写真を撮り、『サッカー・マガジン』(ベースボール・マガジン社)をはじめとした数々のメディアを舞台に活躍し、サッカーの魅力を伝え続けてきた。日本のサッカーカメラマンの草分けであり、同時に第一人者である。

東京写真大学(現・東京工芸大学)卒業。写真家のアシスタントを経て、広告写真のフリーランス・カメラマンとして活動していたが、『サッカー・マガジン』の依頼を受けてサッカーに関する仕事を始め、1972年の日本代表対サントスFC(ブラジル)戦の撮影より、サッカーカメラマンとしての本格的なキャリアをスタートさせた。

主に日本代表戦や国内リーグを継続的に撮影し、FIFAワールドカップは1982年スペイン大会より現地取材を続けている。1970年代から80年代にかけての日本サッカー低迷期には、日本代表や日本ユース代表などの海外遠征に取材者としては一人で同行することが多く、代表チームもスタッフが数名という環境下で、ときにスタッフの仕事を献身的に手伝い、選手たちとも交流を持った。また、写真撮影だけではなく、レポートも自ら執筆しており、当時のサッカーファンにとってそれが唯一の日本代表の情報源だった。

1985年に株式会社スタジオ・アウパを設立。サッカーカメラマンの育成に取り組むとともに、Jクラブのジェフユナイテッド市原・千葉でオフィシャルカメラマンも務めている。

約半世紀にわたり、「写真」という分野を通じて日本代表をはじめとした日本のトップチームとファンをつなぎ、サッカー界の発展に寄与した功績は大きい。
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