日本サッカー殿堂
掲額者
アルベルト・ザッケローニAlberto ZACCHERONI
特別選考 2024年第20回日本サッカー殿堂入り
- 1953年4月1日 イタリア生まれ
ACミランやユベントスなどイタリアの名門クラブの監督を歴任し、2010年にSAMURAI BLUE(日本代表)の監督に就任。就任初采配となった同年10月のキリンチャレンジカップ2010では、リオネル・メッシ擁するアルゼンチン代表を相手に歴史的な初勝利を収めた。その3カ月後に行われたAFCアジアカップカタール2011では、けがで離脱する選手や退場者を出すなど困難が続くも、巧みなマネジメント力でチームをまとめ、優勝に導いた。
日本人選手が欧州のプロリーグに活動の場を広げつつある中、限られた活動期間で選手の能力を十分に生かした攻撃的サッカーでチームを強化。2014FIFAワールドカップブラジルのアジア予選も世界最速で本大会の切符を獲得した。本大会こそ思い描く結果とはならなかったが、約4年間の在任中に、SAMURAI BLUEを南米や欧州の強豪国と渡り合えるまでに成長させ、世界大会で上位を狙えるステージへと押し上げた。その手腕は、日本サッカーの実力を飛躍的に向上させたとして高く評価される。