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愛知/豊田にFIFA女子ワールドカップ2023を!~招致提案スタジアム・都市をご紹介
2020年05月28日
FIFA女子ワールドカップ2023の開催国が、FIFAカウンシルメンバーの投票によって、いよいよ6月25日(木)に決定します。2019年3月から本格的に招致活動がスタートし、日本招致委員会は全国各地の自治体やスポーツ庁をはじめとする各省庁、サッカーファミリーのご協力を得ながら積極的に活動を展開してきました。ここでは、日本がFIFAに提案した8つのスタジアムとホストシティ(開催都市)を順番にご紹介していきます。
今回は愛知県・豊田市と豊田スタジアムです。
FIFA女子ワールドカップ2023 ホストシティ(開催都市)紹介
都市:愛知県豊田市
提案スタジアム:豊田スタジアム
愛知県/豊田市と女子サッカー
愛知県はサッカーのみならずスポーツがとても盛んで、多岐にわたる国際イベントの舞台となっており、2023年に日本招致を目指しているFIFA女子ワールドカップでも愛知県はその温かいおもてなしの心と確かな運営能力で完璧なホストシティとなることは間違いありません。
豊田市では豊田レディースフットボールクラブを始めとする女子サッカーチームが活動しており、県内に目を向けるとNGUラブリッジ名古屋がなでしこリーグ2部を目指すチャレンジリーグに属しています。愛知県内で女子小学生から一般女子カテゴリーの登録者(プレーヤー)数も年々増加しており、今後女子サッカーがますます成長する地になることでしょう。
また、FIFA女子ワールドカップを招致するためには競技場や練習会場と同じように必須条件となる「国際放送センター」という大会の試合、インタビュー、会見などの映像音声を地上波や衛星放送、CATVなどのテレビ、ラジオ、インターネットやモバイルなどのデジタルメディアでサービスする世界各国の放送機関等がオペレーションを行う施設を提案する必要があり、日本大会においては中部国際空港(セントレア)に隣接するAichi Sky Expo(愛知県国際展示場)を候補の一つとして提案しており、愛知県から全世界へ女子サッカーを発信することを目指しています。
豊田スタジアム
2001年に愛知県豊田市の豊田中央公園内に完成した豊田スタジアムは日本でも最高峰の球技専用スタジアムです。独創的な外観と機能的な設備は国内でも屈指の国際スタンダードを誇るスタジアムと言えます。
スタジアムへ続く路から見える豊田スタジアムのひと目でわかる特徴の一つは、スタジアムの四方から天空へ突出している⼤きな4本のマストです。この4本のマストがスタンドを覆う屋根をワイヤーで吊る独⾃の構造となっており、これにより、場内から視界の妨げとなる柱を排除し、臨場感あふれる理想的な視認性を確保しています。加えて、上層スタンドの最⼤傾斜角は38度となり、後方の席でも前の人の頭で視界を遮られることなくピッチの様子をつぶさに見ることができ、圧倒的な観戦体験を得ることができます。
他にも最先端のLED大型スクリーン、両ゴール裏の可動式観客席、ユニバーサルデザインを意識した随所にみられるバリアフリー設計は訪れた人全てを笑顔にしてくれる心温まるスタジアムです。
過去にはFIFAクラブワールドカップ(前身のFIFAクラブ世界選手権含む)の試合を6大会で開催し、SAMURAI BLUE(日本代表)のアジアカップ予選、ワールドカップ予選、男子オリンピック予選等の公式戦や、数々のキリンチャレンジカップ、キリンカップといった国際親善試合もホストしてきました。また、2019年にはラグビーワールドカップの試合会場として日本代表の快進撃の舞台にもなりました。
FIFA(国際サッカー連盟)やAFC(アジアサッカー連盟)も信頼する、アジアを代表するスタジアムとして君臨する豊田スタジアムは、年間を通じてJ1リーグ・名古屋グランパスのホームスタジアムとしても使用されており、豊田市民のみならず愛知県民にとっても特別なスタジアムです。