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札幌にFIFA女子ワールドカップ2023を!~招致提案スタジアム・都市をご紹介
2020年05月21日
FIFA女子ワールドカップ2023の開催国が、6月25日(木)にFIFAカウンシルメンバーの投票によって決定します。
2019年3月から本格的に招致活動がスタートし、日本招致委員会は全国各地の自治体やスポーツ庁をはじめとする各省庁、サッカーファミリーの協力を得ながら積極的に活動を展開してきました。ここでは、日本がFIFAに提案した8つのスタジアムとホストシティ(開催都市)を順番にご紹介しています。
第3回は、北海道札幌市と札幌ドームです。
FIFA女子ワールドカップ2023 ホストシティ(開催都市)紹介
都市:北海道札幌市
提案スタジアム:札幌ドーム
北海道と女子サッカー
熊谷紗希選手(オリンピック・リヨン)に髙瀬愛実選手、三宅史織選手(INAC神戸レオネッサ)と、なでしこジャパンに数多くの選手を輩出してきた北海道。選手のみならず、大岩真由美主審(2007/中国)、手代木直美副審(2015/カナダ)といった審判員もFIFA女子ワールドカップの舞台に送り出しています。現在は、日本女子サッカーリーグ3部にあたるチャレンジリーグに所属するノルディーア北海道を頂点に、一般から小学生まで2,100名を超える女子選手が活動をしています。地域女子サッカーリーグが始まったのは2006年ですが、女子サッカーが身近なものとなり、次のなでしこリーグ参入を目指すクラブも出てきています。2014年には北海道コンサドーレ札幌のスポーツクラブが運営母体となって女子チームを設立し、「北海道リラ・コンサドーレ」が誕生。U-12世代から社会人世代と幅広い世代が活動し、U-15、U-18世代ではいずれもJFA 全日本U-18女子サッカー選手権大会、U-15女子サッカー選手権大会と全国大会に出場経験しています。また、北海道サッカー協会では、全国でも珍しく、都道府県サッカー協会単位での女子フットボールミーティングを開催していて、人材育成・強化に余念がありません。
札幌ドーム
FIFA女子ワールドカップ2023で準決勝までの会場として提案している札幌ドームは、2001年6月に開業しました。翌年に迎えた2002FIFAワールドカップではドイツ対サウジアラビア、イタリア対エクアドル、イングランド対アルゼンチンのグループステージ3試合を開催し、世界各地から多くのファン・サポーターを迎え入れました。特徴はなんといっても世界で初めての、天然芝のピッチと人工芝の野球グラウンドの両立を叶える転換システムを備えた、大規模全天候型多目的ドーム。スタジアムに設置された太陽光発電装置によって電力を供給しているほか、アリーナ天井の音響設備はアリーナ内に均一な音を届けることができ、重低音の音域を出すことでより迫力のある観戦環境を演出しています。年間を通じてJ1リーグ・北海道コンサドーレ札幌、日本プロ野球・北海道日本ハムファイターズの本拠地であり、昨年開催されたラグビーワールドカップ2019の試合会場、そして東京オリンピックでは、男女ともにサッカー競技の舞台となります。