JFA.jp

JFA.jp

EN
ホーム > 女子サッカー > 最新ニュース一覧 > なでしこ1部チームが地力を見せる 皇后杯 JFA 第46回全日本女子サッカー選手権大会

ニュース

なでしこ1部チームが地力を見せる 皇后杯 JFA 第46回全日本女子サッカー選手権大会

2024年11月25日

なでしこ1部チームが地力を見せる 皇后杯 JFA 第46回全日本女子サッカー選手権大会

皇后杯 JFA 第46回全日本女子サッカー選手権大会は、11月23日(土・祝)と24日(日)に2回戦の16試合を実施しました。23日の藤枝総合運動公園サッカー場では、2024プレナスなでしこリーグ1部チームが強さを発揮しました。

ピックアップマッチ1

静岡SSUボニータ 4-0(前半2-0、後半2-0) FC今治レディース

なでしこ1部で7位の静岡SSUボニータ(なでしこ1部/静岡)は、なでしこ2部初参入で10位のFC今治レディース(四国/愛媛)と対戦しました。

なでしこリーグ勢の一戦は、地元の静岡県を拠点に活動する静産大ボニータが主導し、早々にリードします。3分、土屋佑津季選手のシュートがクロスバーに当たったところを金丸翔子選手が押し込んで先制し、その10分後に渡辺彩香選手のCKから彦坂桃花選手が頭で合わせて2-0としました。FC今治Lは自陣でのプレーを余儀なくされるも、センターバックの池崎愛選手やGK藤田涼加選手を中心に苦しい時間を耐え続けます。

前半で17本のシュートを放った静産大ボニータの本田美登里監督は、後半に守屋栞奈選手を投入すると、その守屋選手が79分に追加点。FC今治Lは終盤に首藤優里選手がシュートを放ちますが、クロスバーに当たり得点には至りません。試合終了間際、静産大ボニータは守屋選手のクロスから中島咲友菜選手が合わせて4-0で勝利し、2大会ぶりの初戦突破を決めました。

ピックアップマッチ2

伊賀FCくノ一三重 4-0(前半1-0、後半3-0) 新潟医療福祉大学

なでしこ1部で5位の伊賀FCくノ一三重(なでしこ1部/三重)は、4年ぶりの皇后杯出場となる新潟医療福祉大学(北信越/新潟)と対戦しました。

クラブ創設48年目の伊賀FCは、日テレ・東京ヴェルディベレーザから神谷千菜選手が加入して最初の試合を迎えました。開始3分にその神谷選手がファーストシュートを放ち、その後も経験で勝る伊賀FCが攻めます。均衡が崩れたのは31分、平田ひなの選手のゴールで伊賀FCが先制しました。

後半も伊賀FCペースは続き、66分には村上日奈子選手のクロスから再び平田選手が得点を決め、2-0とリードを広げます。2得点の平田選手は72分、村上選手の追加点を演出。73分には西川明花選手の得点の起点にもなり、全4得点に絡む活躍で、伊賀FCの4-0の勝利に貢献しました。一方、新潟医療福祉大は6年ぶりの皇后杯勝利を目指しましたが、なでしこ1部の壁を打ち破ることはできませんでした。

選手コメント

DF #2 渡辺彩香 選手(静岡SSUボニータ)
立ち上がりに得点が取れてよかったですし、個人的にセットプレーでアシストすることを目標にしていたので、それも達成できてよかったです。皇后杯は勢いを持って戦うチームがいるので、そこに注意しようとみんなで声をかけながら試合に入りました。CKは練習してきたものと少し違う形でしたが、うまく入りましたし、前線の若い選手がよく走ってくれるので、自分のキックも生きていると感じます。まずはしっかり体のケアをして、3回戦に向けてもいい準備をして臨み、行けるところまで上位に行きたいです。

DF #6 池崎愛 選手(FC今治レディース)
失点後はFC今治Lらしくプレーできませんでしたが、後半は前からボールを奪う意識が出て、球際の厳しさなど前半と違うプレーができました。ボールを奪った後の質は、なでしこ1部の静産大ボニータのレベルが高かったですが、土屋選手に得点を与えず、GKもシュートをうまく止めてくれました。今季は初のなでしこ2部でなかなか勝てませんでしたが、第14節の初勝利は本当にうれしい瞬間でしたし、自力で2部残留も決めました。今回の一戦でDFラインの裏を突かれた部分は来季に向けて改善し、ラストパスの質も上げて得点を決め切る力をつけていきたいです。

MF #10 平田ひなの 選手(伊賀FCくノ一三重)
試合序盤、相手の流れになりそうな時間もありましたが、そこで得点を決め切れたことがよかったです。FWなので得点したい気持ちが強く、常にゴールから近い立ち位置を意識しました。先制点は自分にボールが転がってきて、ワンタッチでシュートを打つイメージ通りでした。2点目も村上日奈子選手からボールが来たとき、トラップしようか迷いましたが、ここもワンタッチの方が相手とのタイミングを外せると思ってシュートしました。次の試合も得点でチームの勝利に貢献したいので、常にゴールを意識して練習に取り組みます。

MF #7 大原和夏 選手(新潟医療福祉大学)
伊賀FCは予想通り強いチームで、守備の時間が長くなりました。前半は1失点しましたが、守備力を発揮することができ、自分たちの中ではやり切りました。後半は疲れが出て相手の流れで失点したので、そこが課題だと感じました。球際で負ける部分やパスで(マークを)はがされる場面もあったので、そこは改善したいです。年末の全日本大学女子サッカー選手権大会は、自分が入部してから初戦敗退が続いているので、まずは初戦に目を向け、強いチームに対しても弱気にならず、チャレンジャーとして強気に戦います。

開催期間:2024年11月17日(日)~2025年1月25日(土)
【1回戦】11月17日(日)
【2回戦】11月23日(土)、24日(日)

【3回戦】11月30日(土)、12月1日(日)
【4回戦】12月8日(日)
【5回戦】12月14日(土)、15日(日)
【準々決勝】12月22日(日)
【準決勝】2025年1月18日(土)
【決勝】2025年1月25日(土)

大会情報はこちら

JFA OFFICIAL
TOP PARTNER
キリンホールディングス株式会社
JFA OFFICIAL
SUPPLIER
アディダス ジャパン株式会社
JFA COMPETITION PARTNER
  • 株式会社モルテン
  • ニチバン株式会社
アーカイブ
JFAの理念

サッカーを通じて豊かなスポーツ文化を創造し、
人々の心身の健全な発達と社会の発展に貢献する。

JFAの理念・ビジョン・バリュー