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ナショナルトレセン女子U-14を開催
2023年11月29日
11月23日(木・祝)から11月26日(日)にナショナルトレセン女子U-14の活動を2会場で実施しました。
東日本会場の高円宮記念JFA夢フィールド(千葉県千葉市)、西日本会場のJ-GREEN堺(大阪府堺市)に、それぞれ63名の選手が集まり、JFAコーチ・各地域のコーチの指導のもとトレーニングを行いました。
今回は、東日本会場に、東北・関東・北信越・東海・JFAアカデミー福島、西日本会場に、北海道・関西・中国・四国・九州・JFAアカデミー福島から選抜された選手が参加しました。(JFAアカデミー福島は東西に分かれて参加。)
3日間で「Game」「ゴールを奪う」「ボールを奪う」「ゴールを目指す」「クロスの攻防」の5テーマでトレーニングを実施し、最終日となる11月28日(月)には3グループ対抗のゲームを行いました。
ゲームではそれぞれの選手が、トレーニングの積み重ね、成果を発揮し、3泊4日のトレーニングを締めくくりました。
また、期間中には、東日本はU-16日本女子代表の白井監督、西日本はU-19日本女子代表の狩野監督のレクチャーがあり、選手とって刺激を受けた4日間となりました。
JFAコーチ ナショナルトレセンワーキング担当コメント
松下潤 コーチ(小美玉スポーツクラブ)
東西に分かれて開催されたナショナルトレセン女子U-14では、4日間のプログラムを通して、5つのテーマ(Game、攻撃:ゴールを奪う、守備:ボールを奪う、攻撃:ゴールを目指す、守備:クロスの攻防)を実施しました。特に最初のテーマである「Game」では、積極的にゴールを目指しながらシュートを決め切ること、ゴールを守りながらもボールを奪うチャンスを逃さないことなど、サッカーの「本質」を追求する中で選手たちの自発的なプレーを促していきました。そこで見えた選手の特徴や課題を分析し、指導者間でリレーションを深めながら残りのテーマの実施に生かしていきました。
東日本ではU-16日本女子代表の白井貞義監督から、まずは一人一人が高い強度でバトルをし、その強度の中でテクニックを発揮していくことで、世界で通用する選手になれるということ、西日本ではU-19日本女子代表の狩野倫久監督から、世界で輝く強烈な“個”になるために「自分の良さ」を表現し続けることの重要性についてレクチャーがあり、選手たちが「世界」を感じる貴重な時間となりました。
宿泊を伴うキャンプということもあり、選手たちは食事や睡眠の大切さ、自分達を支えてくれている方々への感謝の気持ちなど、「サッカーも生活の一部」だということを実感しながら、なでしこらしく成長していってくれたと思います。
最後に、選手を送り出していただいたチームの皆様、活動をサポートしていただいた地域指導者の皆様、そして、今回のナショナルトレセン女子U-14の開催にあたりご尽力いただいた全ての方々に、心から感謝申し上げます。本当にありがとうございました。
東日本参加選手コメント
小原梨音 選手(FC.ZONE)
今回ナショナルトレセンに参加して、全国のレベルの高い仲間に混ざりプレーできたことをとても嬉しく思います。4日間楽しくとても良い経験ができました。常にコーチングをし、GKから見えている状況をすぐに判断し仲間へ正確に伝えるということを意識してプレーしました。どうしたらうまく伝わるのか難しいところもありましたが、仲間とコミュニケーションをうまく取り、良いプレーをすることができました。また課題も改めて分かりました。相手がシュートモーションに入った時の瞬時の構えが遅れてしまう時がありました。そういう少しの遅れで、防げるはずのシュートも防げなくなり、失点に繋がってしまうので、素早い判断をしてシュートコースを塞ぎたいと思います。コーチからのアドバイスや仲間の良いプレーをたくさん吸収し、チームに戻ってからの練習や試合に生かしていけるよう日々努力していきます。このような素晴らしい環境で、コーチ、スタッフの方々、全国の仲間とサッカーができたことに感謝します。4日間携わっていただいたみなさん本当にありがとうございました。恩返しできるようにこれからも夢に向かって頑張ります。
西ひまり 選手(JFAアカデミー福島)
今回のナショナルトレセンで、様々なことを学び自分を知ることができました。4日間のトレーニングの中でそれぞれテーマがあり、攻撃、守備・クロスの対応をトレーニングしました。ゴールを目指すことやプレスのスピード、クロスの時の体の向きなど学んだことを意識してプレーしました。初めて一緒にプレーをする人が多かったですが、やっていくうちにそれぞれの特徴やプレースタイルを知ることができて、パスがつながりゴールへ向かうことができました。そして、試合の時には仲間のアクションを見てボールを送れました。でも、相手のプレッシャーか速くなるとパスがずれることがあるのが私の課題だと思います。チームとして戦いとてもいい経験になりましたが、最後の試合では勝ちきりたかったです。この経験を生かし日々成長していきたいです。
中原心愛 選手(浦和レッズレディースジュニアユース)
初めて参加したナショナルトレセンでは、4日間の活動を通してたくさんのことを学びたくさんの経験をすることができました。
守備面では、スピードが速い相手に対してコーチから教わったステップで対応し、良い奪い方をすることができました。
また攻撃面では自分の長所を生かし積極的にゴールに向かいたくさん点をとることができました。一方、レベルの高い選手はたくさんいて、いつもは通用することが通用しないことがありました。なかなかできないこの経験をこれからも生かしていきたいと思います。この綺麗なピッチやホテル、ロッカールームなどは、当たり前に整備されているわけではなく、たくさんの人の支えがあることを改めて深く学びました。今後も感謝を忘れずに日々練習に励み、自分の目標に向かって頑張っていきます。
草野理子 選手(ビアンコーネ福島)
この活動を通して私は、たくさん学び感じたことがありました。普段やらない環境の中でサッカーをすることに、楽しさと緊張がありました。私はシュートを打つことから逃げていたことがあり、自分の中でも大きな課題としてありました。しかしこの活動で一番の目的をゴールとして、シュートにチャレンジすることができたので、今後はシュートの精度をもっとあげる努力をします。今後の課題としては、1対1の強さをもっと強めることと、キックカを上げることです。その為に、できるまで練習して自分に甘えないで厳しくサッカーと向き合うことを習慣化します。そしてこれからのサッカー人生を楽しみ、一つーつの課題と向き合い今後のトレセン活動で発揮できるようにします。また今回のナショナルトレセンで学んだことをチームに持ち帰り発信して、チームの勝利に貢献できるようにしたいです。このナショナルトレセンに関わっていただいたコーチやトレーナー、ドクターのみなさま本当にありがとうございました。
西日本参加選手コメント
宮地絢花 選手(INAC神戸テゾーロ)
私は、この4日間のナミョナルトレセンを通して学んだことはコーチングの重要性です。的確にコーチングをすることでフィールドプレーヤーがプレーしやすくなると思うし、自分自身も声に出して言うことで頭の中が整理されて丁寧にプレーすることができると思います。
気づいたことは、自分の良さを知りそれを実行できる人が、高いレベルでプレーできたり、代表活動に参加できることや、オンザピッチだけではなく、オフザピッチでも積極的に荷物を持ったり、2部練で体力的にキツくなった時に食事、睡眠をしっかりとることで、強度が高い練習も一回一回集中してプレーすることができるということです。
この合宿で私ができたことは、オンザビッチの場面では自分の強みであるロングキックで足元や裏にけり分けることができたこと、オフザピッチの場面では、まわりを見てグループ以外の荷物も持つことができたことです。ここで学んだことをここで終わらすのではなく、自チームに持ち帰って、全国大会に向けてさらに頑張りたいと思います。
そして、このプログラムに関った方々に感謝の気持ちを持って、これからもプレーしていきたいと思います。
佐々木樹璃 選手(愛媛FCレディースMIKAN)
私は今回のナショナルトレセンを通してたくさんのことを学び、課題を見つけることができました。
初めて出会った仲間が多くいて、最初はなかなかプレーが合わずミスをすることが多かったけれど、積極的にコミュニケーションをとることでミスが少しずつ改善され、最終日のゲームでは攻守で仲間と良い連係ができました。改めてコミュニケーションを取ることの大切さを実感しました。
狩野監督のレクチャーは、「自分の武器を出せているかについて」、自分の武器を出せている理由は何か、なぜ出せていないのかなど、自分自身について深く振り返ることができました。また、日本が世界と戦っている映像を見て、そのような素晴らしい舞台でプレーするには、もっと努力をし続けなければならないと、とても強く感じました。
今回のナショナルトレセンを通して感じた自分の武器はどこでも最大限発揮できるように、そして、課題に感じたところは課題ではなくなるように、一日一日を大切にして、夢を叶えられるように頑張ります。
池脇愛音 選手(神村学園中)
私はこのナショナルトレセンに参加して、自分の課題が2つ見つかりました。1つ目は、もっとできることを増やしたいと思いました。フィジカルやスピードのところで負けてしまう部分がありました。もっと突破力や決定力を上げていき、プレーの幅を広げていきたいです。
2つ目はプレー中のコミュニケーション力を上げていくことです。プレー中、自分のことでいっぱいになり、味方と合わないことがありました。そういったひとつひとつのミスを減らすために、自分からコミュニケーションをたくさんとっていきたいです。
今回のナショナルトレセンに参加して成長したこともあります。それは、自分らしさを出すことです。もっと自分の長所を全面に出していけるように努力します。課題はチームに持ち帰り、また成長して次に挑みたいです。そして、チームでは目標である「全国制覇」を果たすため、チームに貢献したいです。この4日間、関わってくださったコーチにも感謝して、サッカーで恩返しをしたいです。
加藤綾華 選手(BELINDA旭川)
ナショナルトレセンに選ばれたとき純粋にうれしいと思いました。それは今年の目標であったからかもしれません。中学2年生までにナショナルトレセンでサッカーをすることが目標でした。もちろん簡単ではありませんでした。中学1年生からでも行きたかった。でも下手だったから、他の人よりもできていない部分が多かったからナショナルトレセンに選ばれることはありませんでした。多くの努力をして目標を達成できたとき、人は「うれしい」と初めて思うのだと思います。いざナショナルトレセンでサッカーをすると、自分の弱さを思い知らされる日々が続きました。1日目のゲームでは、最初ということもあって少し緊張していたけど、自分らしさを出せたと思います。2日目のゴールを奪うでは、シュートチャンスがあれば狙うことができたり、裏に抜けてボールをもらったり、自分の良さをとても出せていたと思います。また、ボールを奪うでは、なかなか上手くいかなくて自分らしさを出すことができなかったけど、上手くいかなかったなりにコーチに質問したり、他の人のプレーを見てイメージを持ったりすることができました。3日目のゴールを目指すでは2日目の練習を生かして、オフェンスのときは優先順位を考えて攻めることができました。また、クロスの攻防では中の状況を見て、センタリングをあげることができました。
4日目の最後のゲームでは「自分らしさ」を出せるようにがんばろう!と思っていましたが現実は厳しく、1日目よりも思うようなプレーがなかなかできず悔しさが残る形になりました。
4日目は全てのトレーニングの大トリを飾るものなのに上手くいかず、仲間の試合を見て反省しかできませんでした。この悔しさをバネにこれからもっともっと努力していこうと強く思いました。
この4日間、上手くいったことも上手くいかなかったこともあります。ナショナルトレセンを経て、左右どちらも同じようにコントロールすることやディフェンスの強度をあげることが今後の課題だと思いました。もちろんまだまだありますが、今後も努力をし続けたいと思います。「自分らしさ」をどんなときでも出せる選手になりたいです。最後にこのナショナルトレセンに送り出してくれた家族のみんなやチームメイト、チームの指導者に感謝したいです。本当にありがとうございます。
ナショナルトレセン女子U-14は、スポーツ振興くじ助成金を受けて実施しています。
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