JFA.jp

JFA.jp

EN
ホーム > 女子サッカー > 最新ニュース一覧 > 大宮Vは早稲田大、新潟Lは前回準優勝の千葉Lを撃破して準々決勝へ 皇后杯 JFA 第44回全日本女子サッカー選手権大会

ニュース

大宮Vは早稲田大、新潟Lは前回準優勝の千葉Lを撃破して準々決勝へ 皇后杯 JFA 第44回全日本女子サッカー選手権大会

2022年12月18日

大宮Vは早稲田大、新潟Lは前回準優勝の千葉Lを撃破して準々決勝へ 皇后杯 JFA 第44回全日本女子サッカー選手権大会

皇后杯 JFA 第44回全日本女子サッカー選手権大会は、12月17日(土)に4回戦の2試合を実施しました。雲が多い寒空の栃木県グリーンスタジアムには、WEリーグ3チームが登場して今大会の初戦を迎えました。

ピックアップマッチ1

大宮アルディージャVENTUS 1-0(前半1-0、後半0-0) 早稲田大学

WEリーグで5位の大宮アルディージャVENTUS(WE/埼玉)と、学生チームで4回戦に唯一勝ち上がった早稲田大学(関東2/東京)の一戦は、キックオフ直後の2分にゴールが生まれます。

大宮Vの山崎円美選手が、前へ飛び出していた相手GKの意表を突いて右足で強烈なミドルシュートを放つと、これがゴール右に収まって山崎選手の移籍後初ゴールで大宮Vが先制しました。今大会でなでしこリーグ1部の3チームを破り快進撃を見せる早稲田大も、ボール際の競り合いで負けず、ちふれASエルフェン埼玉(WE/埼玉)への来シーズン加入が内定している髙橋雛選手らを軸に攻めます。37分には左サイドから宗形みなみ選手がクロスボールを上げ、築地育選手がヘディングシュートを放ちましたがゴール右に外れ、1-0の大宮Vリードで前半を終えました。

大宮Vは後半から井上綾香選手を投入し攻撃に動きが出ましたが、早稲田大も夏目歩実選手を中心に守り追加点を許しません。早稲田大は69分に相手のパスミスから吉野真央選手がゴールに迫りますが、大宮VのGKスタンボー華選手が前進してセーブ。互いにいい形でシュートを打たせない展開が続き、開始早々のゴールを守り切った大宮Vが、勢いに乗る早稲田大を1-0で退けて準々決勝に進みました。

ピックアップマッチ2

アルビレックス新潟レディース 2-0(前半1-0、後半1-0) ジェフユナイテッド市原・千葉レディース

WEリーグで11位のアルビレックス新潟レディース(WE/新潟)と、同9位のジェフユナイテッド市原・千葉レディース(WE/千葉)の対戦は、1-1で引き分けた2週間前のWEリーグ第5節の再戦となりました。

同会場の第1試合同様、この試合も開始2分でゴールが生まれます。左CKを蹴った園田悠奈選手のボールに道上彩花選手が頭で合わせて、新潟Lが先制しました。前回大会準優勝の千葉Lは、岸川奈津希選手、大滝麻未選手がヘディングシュートを放ちましたが、これらは新潟LのGK平尾知佳選手がキャッチしました。

後半でも千葉Lがリズムをつくりますが、次にゴールネットを揺らしたのも新潟Lでした。56分、左サイドの北川ひかる選手から鋭いクロスボールが上がると、これにダイレクトで合わせたのは再び道上選手。この日2点目のゴールで新潟Lが2-0としました。追い上げたい千葉Lは今田紗良選手、城和怜奈選手を投入し、70分に城和選手が右サイド突破を試みますが、新潟Lの羽座妃粋選手がカット。後半終了間際には今田選手のクロスに岸川選手がヘディングシュートを放ちましたが、クロスバーをたたいてゴールとはならず。

道上選手の2ゴールで前回大会ファイナリストの千葉Lを2-0と下した新潟Lが、準々決勝に勝ち上がりました。

監督・選手コメント

FW #7 山崎円美 選手(大宮アルディージャVENTUS)
90分通して考えるといい内容だったとは言えませんが、早い時間に得点を決めて焦らない試合運びができました。GKが前に出ていたのは見えたので、狙い通りのゴールです。大宮Vに来て初ゴールだったのでいろいろな思いはありますが、勝つための1点を決められて良かったです。次週はまたWEリーグに戻り、今年最後のホーム試合で見に来てくれるお客さんと喜び合って、年明けの皇后杯準々決勝にも強い気持ちで準備していきたいです。

後藤史 監督(早稲田大学)
非常に悔しいですが、これまでの3試合で積み重ねたものや、今自分たちが出せるものは出し切ってくれたと思います。勝つための気持ちは強かったと思いますが、例えばボールを持たせてから奪うべきところを、先に足が出てしまいファールになってしまうところがあり、ボールの奪われ方も含めて相手とは判断の質が違ったと思います。全日本大学女子サッカー選手権大会でもう1度喜び合うために、まずは(第31回全日本大学女子サッカー選手権大会の)神戸ラウンドを勝ち抜きたいです。

FW #11 道上彩花 選手(アルビレックス新潟レディース)
久々の勝利で今日まで長かったです。チームメートやスタッフ、サポーターの方々が信じ続けてくれて、少しは期待に応えられたかなと思います。1点目はセットプレーで自分の強みを発揮しながら、味方がブロックに入ってくれたのでみんなの得点です。2点目は(北川)ひかるからいいボールが来て、それを決め切ってアシストをつけてあげることができました。リーグ戦でもやるべきことは変わらないので、気を引き締めて次の試合も戦いたいです。

猿澤真治 監督(ジェフユナイテッド市原・千葉レディース)
自分たちの思うようにゲームが進められず、立ち上がりに失点すると勝つのは本当に難しくなりますが、流れが自分たちに傾いたところでもまた失点してしまいました。本当に勝ちたかった皇后杯初戦で負けたのは非常に悔しいですし、まだまだ力不足だと痛感させられました。反省すべき点を探して来年1月8日のWEリーグ第8節・三菱重工浦和レッズレディース戦に向け、気持ちの面やコンディションを整えていきたいです。

開催期間:2022年11月26日(土)~2023年1月28日(土)
【1回戦】11月26日(土)、27日(日)
【2回戦】12月3日(土)、4日(日)
【3回戦】12月10日(土)、11日(日)
【4回戦】12月17日(土)、18日(日)
【準々決勝】2023年1月15日(日)
【準決勝】2023年1月22日(日)
【決勝】2023年1月28日(土)

大会情報はこちら

アーカイブ
JFAの理念

サッカーを通じて豊かなスポーツ文化を創造し、
人々の心身の健全な発達と社会の発展に貢献する。

JFAの理念・ビジョン・バリュー