JFA.jp

JFA.jp

EN
ホーム > 女子サッカー > 最新ニュース一覧 > なでしこジャパン 3日後のスペイン戦へ向けトレーニングを再開

ニュース

なでしこジャパン 3日後のスペイン戦へ向けトレーニングを再開

2022年11月13日

なでしこジャパン 3日後のスペイン戦へ向けトレーニングを再開

11月12日(土)、イングランド戦から一夜明け、なでしこジャパン(日本女子代表)は午前にトレーニングを行いました。

少し汗ばむ陽気となったこの日、トレーニングは2グループに分かれて行われました。前日のスターティングメンバーはランニングやストレッチなどを中心としたリカバリーメニューを消化し疲労回復に専念。一方でトレーニングに臨んだメンバーは、リフティングなどを織り交ぜたウォーミングアップからパス&コントロール、3対3+3のポゼッションゲーム、GKも合流して取り組んだスモールサイドゲームで約50分間にわたり汗を流しました。全体練習終了後はアタッカーとGKがシュート練習を行い、藤野あおば選手や植木理子選手が力のあるシュートを放つのに対し、ゴールマウスに入った田中桃子選手、大場朱羽選手も鋭いセーブを見せるなど、3日後のスペイン戦出場に向けてコンディションの良さを見せました。

昼食後にチームミーティングを行い、イングランド戦を振り返り、チームとしてできたこと、できなかったことを例示しながらスペイン戦に向け頭の中を整理しました。4失点というインパクトの大きい敗戦ですが、チームとして取り組んできたビルドアップ時のポジションの取り方、ディフェンス時の相手への規制の掛け方など、発揮できたポジティブなシーンにも光を当て、自分たちの立ち返るべきポイントを再認識しました。

午後、チームはスペイン女子代表との試合の地、セビージャへ移動しました。翌日以降移動による疲労からの回復に務めながらも、もうひとつの試金石となる試合に向けて、準備を続けていきます。

選手コメント

MF #16 林穂之香 選手(ウェストハム・ユナイテッド/イングランド)
イングランド戦は出場機会はありませんでしたが、自分たちが前からプレスを掛けて奪いにいくところが上手くいかない状況で、自分が入った時にどうやって修正するかを考えながら見ていました。
外から見ていても相手の迫力はすごく感じました。自分も普段イングランドでプレーしていますが、代表チームになってくると全員がしっかり技術があって、スピードとパワーもあります。しかもそういった選手たちが組織的にプレーしているので、その相手をどう倒していくかはもっとしっかり考えて、自分たちのプレーを向上させていかないといけないと思います。とにかく全部のレベルをもっと上げていかないといけません。その上でチーム力が必要になってくると思います。大会で勝っていくためにも、途中から入る選手も含めて、チームとしての選手層の厚みを増させて、強固なチームにしていかなければと感じました。

MF #23 藤野あおば 選手(日テレ・東京ヴェルディベレーザ)
イングランド戦は途中出場でしたが、攻撃的なプレーを高く意識することはできたと思います。ただビハインドの状態でピッチに入ったので、自分に任せられた役割はゴールを決めることや得点に関わることだったと思いますし、状況を優位に持っていくためにはまだまだ力が足りないと感じました。ゴールを奪うためにもっと何をしないといけないかを状況に応じて判断できるようにならなければいけないです。
次はスペインですが、相手がどこであろうとチームとして勝つためにプレーするということは個人としてもぶらさずにやっていきたいです。ナイジェリア、ニュージーランド、イングランドと試合の経験を重ねていく中で、個人的にはボールを持って前向きにドリブルで仕掛けていくシーンは増やせているので自信につながっています。ただ最後のところで力が入りすぎてしまっているので、シュートシーンで相手がどこにいてゴールがどこにあってGKがどういう体勢なのかということが冷静に見られるようになったら打ち分けができると思っています。そういう最後のところで慌てずに、落ち着いて判断できるようにしていきたいです。

FW #11 田中美南 選手(INAC神戸レオネッサ)
チームとしての完成度の差が結果に出たと思います。この課題をワールドカップまでにどう生かすかが一番重要だと思っています。
自分がピッチに入った時はすでにビハインドだったので、どうしても前から行かなければならない状況で、個人的には守備のスイッチを入れすぎてしまい、相手に勢いを持たせてしまう難しさがありました。ただ自分たちのボランチがスライドできていて、相手のボランチが間に合っていないときはスイッチを入れられますし、そういうタイミングもありました。その状況を作られれば勢いを持って前から守備ができるし、そういった場面を増やせられればと思います。攻撃では背後への動き出しに対して相手DFラインは下がるのが早かったので、インサイドのところでもう少し空間を作られたら良かったと思います。そこへビルドアップからボールを入れられれば相手が嫌な位置を取れてボールを動かせたのかなと思います。

国際親善試合

2022年11月15日(火) 20:00キックオフ予定(現地時間) ※日本時間16日(水) 4:00 vs スペイン女子代表
会場:Estadio La Cartuja(スペイン/セビージャ)

大会情報はこちら

アーカイブ
JFAの理念

サッカーを通じて豊かなスポーツ文化を創造し、
人々の心身の健全な発達と社会の発展に貢献する。

JFAの理念・ビジョン・バリュー