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なでしこジャパン、スペイン遠征に向けたメンバー発表会見を実施
2022年10月29日
日本サッカー協会(JFA)は10月28日(金)、スペイン遠征で2試合の国際親善試合に臨むなでしこジャパン(日本女子代表)メンバー23人を発表し、佐々木則夫JFA女子委員長となでしこジャパンの池田太監督がオンライン会見に臨みました。
10月上旬に行なった2試合をベースとしたメンバー構成で、GK山下杏也加選手(INAC神戸レオネッサ)、熊谷紗希選手(FCバイエルン・ミュンヘン/ドイツ)、清水梨紗選手(ウェストハム・ユナイテッド/イングランド)、田中美南選手(I神戸)など、経験豊富な国内外でプレーする選手が選ばれた一方、なでしこジャパンデビューを果たしたばかりの18歳・藤野あおば選手(日テレ・東京ヴェルディベレーザ)も2度目の招集となりました。
また、10月上旬の2試合に参加していなかった長谷川唯選手(マンチェスター・シティ/イングランド)、岩渕真奈選手(アーセナル/イングランド)も名を連ね、開幕まで9カ月を切ったFIFA 女子ワールドカップ オーストラリア&ニュージーランド 2023に向け、強化を本格化させていきます。
遠征では7月のUEFA女子ヨーロッパ選手権2022で優勝したイングランド女子代表(FIFAランキング4位)、そして同大会でベスト8のスペイン女子代表(同6位)と対戦します。
視察中のニュージーランドからオンライン会見に臨んだ池田監督は「FIFAランクで我々の上位につけるチームとの対戦で、自分たちのどこが通用するのか、どこを修正していけばいいのか、そういった一つのものさしになる」と、強豪との2連戦の重要性を話しました。
また、なでしこジャパン初招集となったJFAアカデミー福島出身のGK大場朱羽選手(イーストテネシー州立大/アメリカ)は、藤野選手と共に8月のFIFA U-20女子ワールドカップ コスタリカ2022で準優勝に貢献しており、「大場選手の身体能力、クロスボールに対しての勇気あるプレーなど、なでしこジャパンのグループに入った時にパフォーマンスがプラスに働いてくれると思う」と期待を込めました。
なでしこジャパンは11月11日(金)20:00(日本時間11月12日(土)4:00)にイングランド戦、同15日(火)20:00(日本時間同16日(水)4:00)にスペイン戦を迎えます。
登壇者コメント
佐々木則夫 JFA女子委員長
今回の遠征ではイングランドとスペインが対戦相手で、来年の女子ワールドカップに向けた指標となります。この2戦で今持っている力を出し切って戦い、そしてしっかりとした検証のもとに女子ワールドカップにつなげていきたいと思います。特にFIFA U-17女子ワールドカップインド2022ではスペインに負けており、女子ワールドカップではスペインと同じグループなので、なでしこジャパンの意地を見せてほしいと個人的にも思っています。
池田太 なでしこジャパン監督
10月初めに国内での活動を終え、来月にはスペイン遠征を実施します。ここニュージーランドでドローが終わって対戦国が決まり、また一つずつチームづくりを進められることに気持ちの高ぶりがありますし、遠征を通じてチームづくりを一歩進めるよい機会にしたいと思います。女子ワールドカップで(イングランドやスペインが)同組になる可能性も承知の上でマッチメイクしていて、欧州の強豪と対戦するのは私自身も楽しみですし、選手もチームの上積みにできる機会と捉えているので、ぜひ自分たちの今の力を試してきたいと思います。