JFA.jp

JFA.jp

EN
ホーム > 女子サッカー > 最新ニュース一覧 > 2017年度 第4回女性指導者スキルアップ研修会を静岡県で開催
トヨタ
ニチバン
明治
モルテン
指導者養成事業

ニュース

2017年度 第4回女性指導者スキルアップ研修会を静岡県で開催

トヨタ
ニチバン
明治
モルテン
指導者養成事業

2017年11月28日

2017年度 第4回女性指導者スキルアップ研修会を静岡県で開催

2017年度の最後となる第4回女性指導者スキルアップ研修会を、11月17日(金)から19日(日)にかけて静岡県で開催しました。本研修会はJFA公認指導者の上位ライセンス取得を目指す女性指導者を対象として昨年から開始したものです。昨年に続いての開催となった静岡県のコースには6人が参加しました。

第3回と今回の第4回は2018年度のA級ジェネラルへの女子委員会推薦枠のトライアルも兼ねているものです。

初日はガイダンス後に、「プレーの分析とプランニング」、「コーチング法」の講義を行いました。その後、指導実践のグループに分かれてテーマを決め、10月22日(日)に長野で行われたなでしこジャパン対スイス女子代表の試合のゴールシーンにつながる場面の映像を分析し、翌日からの指導実践でのトレーニングメニューを考えました。

あいにくの天候となった2日目は地元の静岡高校サッカー部の選手たちを対象として指導実践を行いました。実践後は、オーガナイズやコーチングについて、インストラクターや実際に指導を受けた選手からも意見を集めながらのディスカッションを繰り返しました。夜にはJFAテクニカルスタディグループによるFIFA U-17女子ワールドカップヨルダン2016の分析報告や指導実践の振り返りも行いました。

前日とは打って変わった晴天となった最終日は、静岡東高校のプレーヤーを選手役に、ゲームで締めくくる指導実践を行いました。

来年度も女性指導者スキルアップ研修会は4度の開催を予定しています。

インストラクターコメント

清瀬一剛 ナショナルトレセンコーチ(女子担当、北信越チーフ)
静岡県のJ-STEPで開催したスキルアップ研修会は、参加受講者が“自らを成長させる”また、“自らを変える”そうした想いを胸に集う中、指導実践・ディスカッション・レクチャーを行いました。

今回の受講者6人は、日頃所属チームで指導は行うものの、思うような選手の成長を感じなかったり、自身の指導に確信を持てなかったりしていましたので、今回の研修会では実際に指導し、インストラクターからの評価や要求に応え、気づきや自信をつかんでいきました。また、選手協力をいただいた高校生からも、指導に対する意見をもらいコーチングの改善を図っていきました。限られた時間の中で何度も指導実践を行い、多くの指摘に耳を傾け、“より良い指導”になることを目指す姿にも、“なでしこらしさ”を感じました。こうした経験を元に学ぶ姿勢を忘れず、地域のリーダー的存在になることを期待します。

今後もスキルアップ研修会が、女性指導者のスキルアップは勿論、さらにライセンスアップの後押しになるように考えています。今回、選手派遣頂いた、静岡高校サッカー部、静岡東高校サッカー部の皆様のご協力で、良い研修会になったことを感謝いたします。ありがとうございました。

受講者コメント

土田直子 さん(群馬県)
今回、日本対スイス戦の試合分析を行い、テーマを決めて指導実践したので、日本の女子サッカーの指導を担う一員としての意識を持って取り組むことができました。この流れは自チームでも行っていきたいと思います。指導実践では、それぞれ指導歴とライセンスに応じたアドバイスをいただき、また講師の先生の指導実践をみせていただき、とても参考になりました。参加する前は、宿泊を伴う研修会に参加するのが12年ぶりで不安もありましたが、もう一度自分の指導力を客観視することができました。課題もみつけられ、女性指導者の仲間にも出会えて、本当に参加して良かったと思いました。また、快く送り出してくれた夫や息子に感謝して、これからも頑張りたいと思いました。

佐藤美雪 さん(神奈川県)
受講生が少なかったこともあり、非常に濃く丁寧にインストラクターの方の指導を受けることができました。指導実戦でのご指摘と模範指導も非常にわかりやすく勉強になりました。講義もグラウンドにおいても、質問をしやすい雰囲気を作っていただいたので、疑問を抱えたままにならなかったのがとてもよかったです。学びたいという目的を果たした満足感と、足りないことの多さを痛感し、さらに学びたい気持ちが生まれました。参加してよかったです。

今田奈美 さん(高知県)
指導者講習会のメインである指導実践は本当に苦手で、今回はそれを少しでも克服したい気持ちもありました。冒頭でインストラクターの方に「ありのままの自分を、素の自分をさらけ出すこと、失敗することは恥ではなくステップアップするために必要な過程である」と言われ、リラックスした気持ちで指導実践に挑むことが出来ました。実際の指導実践では、本当に思い通りにいかないことが多く、沢山の失敗がありましたが、私の一つ一つのコーチングや行動を真摯に評価していただき、インストラクターの方々は本気で私達に向き合ってくださいました。厳しい言葉は本当に耳が痛くなりますが、その言葉は毎回胸に突き刺さりました。今回指摘いただいたことは、今の本当の自分の実力であり、姿であると認識出来ました。最終的にはコーチングが楽しいと思える瞬間もあり、コーチングの苦楽を味わうことが出来て、本当に良かったです。

佐藤楓 さん(東京都)
3日間、充実した研修をさせていただき、ありがとうございました。インストラクターの方や、他の指導者の方の指導を目の前で見て感じたこと、実際に指導をさせてもらった学生からの率直な意見がとても心に響きました。まだまだこれから積み上げていくことはたくさんあるなと感じる一方で、まだまだここからより良い指導をするためのチャレンジをしていこうという気持ちになりました。

関連情報
アーカイブ
JFAの理念

サッカーを通じて豊かなスポーツ文化を創造し、
人々の心身の健全な発達と社会の発展に貢献する。

JFAの理念・ビジョン・バリュー