JFA.jp

JFA.jp

EN
ホーム > 女子サッカー > 最新ニュース一覧 > U-17日本女子代表 FIFAU-17女子ワールドカップコスタリカ2014 活動レポート(3/30)

ニュース

U-17日本女子代表 FIFAU-17女子ワールドカップコスタリカ2014 活動レポート(3/30)

2014年03月31日

U-17日本女子代表 FIFAU-17女子ワールドカップコスタリカ2014 活動レポート(3/30)

いよいよ準決勝のベネズエラ戦を翌日に迎えました。試合前日もこれまでと同じリズムでスタートします。
午前中は散歩・ストレッチのあと、「言うこと一緒、やること逆」を行いました。全体が3チームに分かれ、高倉監督、川島GKコーチらスタッフもチームに入ります。大部コーチの合図に合わせ、「前、後ろ、右」と言われたら、動く側は「前、後ろ、右」と声をかけつつ、後ろ、前、左と逆に動きます。本当であれば、終わったあとはこのようなきれいな列になるはずです。

しかし、全員で手をつなぐと、こんな感じになってしまいます。

頭ではわかっていても、声を出すと身体も同じように動いてしまう選手が多いようです。いつでも頭を柔軟にし、思ったように身体を動かすことができるようになる訓練です。午前中はこの後、恒例の勉強タイムを経て、昼食となりました。
午後のトレーニングは冒頭15分間を除き、非公開で行われました。大会中は1試合ごとに1度のトレーニングを非公開にすることができます。これは、全てのFIFA公式大会で同じルールとなっています。

体幹トレーニングから、パス&コントロールのメニューをこなし、1対1、2対1へと移っていきます。トレーニング前に「試合前最後のトレーニング。1つ1つのパスやコントロールを丁寧に、感触を確かめながら確認をしっかりやろう」と高倉監督に言われたように、1つ1つのプレーを丁寧に行います。

次は狭いエリアでのボールキープです。外にいるサポートのプレーヤーを使って、中は3対3、もしくは2対2でボールを回します。「フリーな味方を早く探して!」と時折監督からも指示が飛びます。

その後、紅白戦でコンビネーションやセットプレーの確認などを行い、最後は1人1回ずつPKを蹴って全体練習を終えました。

明日31日は17時(日本時間4月1日午前8時)から準決勝のベネズエラ戦です。2010年トリニダード・トバゴ大会以来2度目となる決勝進出を目指します!

 

監督・選手コメント

高倉麻子 監督
-W杯準決勝の位置づけは?
今大会で決勝戦に残るための重要な真剣勝負の場です。選手たちにとっては初めての、そして良い経験になることも確かです。しかし、勝ちにこだわって選手にはプレーさせたいですし、なでしこらしく皆で最後まで戦いぬくという気持ちを持って、チームの中で選手が人を活かしつつ自分も活かすプレーをしていきたいです。

-対戦相手のベネズエラについては?
南米1位というだけあり、今大会もグループステージから調子が良いようです。前線にいるFW2人を最大限に活かすプレーをチームとして浸透させ、まとまっているという印象です。

-明日の準備状況は?
特に大会に来てから変わったことをしているわけではありません。トレーニング毎に積み上げていき、チームも個人も少しずつ進化していると思いますし、選手たちの顔つきを見ても前向きにいつもプレーしているので、期待しています。大会前、今大会で6試合を戦うことが最低条件と思っていました。ここまでは来なければならない、必然でした。ここからが本当の勝負だと思っています。

-ここまで無失点の守備陣については?
GKを含めたDF陣は全員、とても学ぶ姿勢が強く、堅実に我慢強くやってくれていると思います。ただ、守備はディフェンスの選手だけではなく、チーム全体としての守備ですので、ここまで、全員が集中してやれていると思います。

杉田妃和 選手(藤枝順心高校)
(準々決勝のメキシコ戦では)チーム全体が攻撃的になり、中盤が前に上がっている時にボールを失ってカウンターを受ける場面もありました。攻守の切り替えは重要になると思います。ゴール前で落ち着いてプレーできるようになってきていますが、落ち着きすぎてシュートを打てないこともあったので、これからはシュートでプレーを終えることも大事です。
対戦相手のベネズエラはFWに速くて大きい選手がいると聞いています。自分たちの守備陣は1対1では身長やスピードで劣るところがあるかもしれませんが、守備陣だけに任せず、これまでどおり全員守備の意識を持って戦いたいです。いつもやっているように、自分たちの精一杯のプレーをやり続ければ、必ず得点できると思います。個人としてはまず中盤での仕事をしっかりやり、ポジションも下がり過ぎずに攻撃に参加し、ゴールの意識を持って得点に関わりたいです。

松原志歩 選手(セレッソ大阪堺レディース)
準決勝にむけて良い調子です。準々決勝では風が強くてパスを上手くつなげるのが難しかったので、1本1本しっかりつなげることが必要でした。あまりうまく行かないことが多かったと感じていますが、無失点で終えられたことは良かったです。ポジションがサイドハーフなので、相手のディフェンスラインの裏にどんどん飛び出し、シュートを打ちたいです。明日は絶対に勝たなければならない試合なので、チーム一丸となって勝利を目指します。個人としての大会での今後の目標は2得点です。

遠藤優 選手(浦和レッズレディースユース)
明日は勝てば決勝、負ければ3位決定戦に回る重要な試合なので、勝ち切って優勝を目指したいです。個人としては1対1に負けないこと、裏を取られないこと、そしてチャレンジ&カバーを徹底したいです。相手のロングボールについては、私はヘディングがあまり得意ではないのですが、明日はしっかり競ろうと思います。また、ビルドアップのパスの質を上げることが課題です。
練習中にもアドバイスを受けていますが、逆サイドのサイドバックが上がった時の下がるタイミングが遅くなってしまうので、早めにポジション修正をしなければなりません。(ルーズボールやロングボールの処理についても)味方同士でお互い声をかける必要があります。
明日はまず勝つことを目標にして、自分のスピードをチームのために活かせるように頑張りたいです。

スケジュール

会場名
チバス:リカルド・サプリサ・アイマスタジアム
サンホセ:コスタリカ・ナショナルスタジアム
リベリア:エドガルド・バルトダーノスタジアム

関連ニュース

アーカイブ
NEWS メニュー
JFAの理念

サッカーを通じて豊かなスポーツ文化を創造し、
人々の心身の健全な発達と社会の発展に貢献する。

JFAの理念・ビジョン・バリュー