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第22回全日本高等学校女子サッカー選手権大会 歴史と伝統のある4チームが準決勝で激突
2014年01月15日
3年間の集大成、仲間への思い、支えてくれた人への恩返しなど、1試合ごとに多くの“青春ドラマ”を生み出している本大会も佳境を迎えています。1月15日(水)は、ヤマハスタジアムで準決勝2試合を開催し、いよいよファイナリストが決まります。
11時キックオフの第1試合は、日ノ本学園高校(兵庫)と神村学園高等部(鹿児島)が相まみえます。両者は2010年の第19回大会でも準決勝で対戦、日ノ本学園が1-0で勝利を収めました。
インターハイとの2冠が懸かる日ノ本学園は、「ここまで点数を多く取れているのと、無失点できているのは良い流れだと思う」と田邊友恵監督が話すように、3試合で24得点の攻撃力と、失点ゼロの守備力ががっちりとかみ合い、“夏の王者”らしい堂々たる戦いぶりを見せています。エースナンバー10の入江未希選手は5得点6アシストと攻撃をけん引しています。
一方の神村学園は、1回戦こそ仙台育英学園高校(宮城)に快勝しましたが、2回戦と準々決勝は苦しみながらも、共に1-0と僅差のゲームを制しました。吉永輝彦監督は「昨年に比べて、得点力がないチームなので、ここまではプラン通り」と話します。前回大会の攻撃力と打って変わり、粘り強い守備で2大会連続の決勝進出を狙います。
常盤木学園高校(宮城)と藤枝順心高校(静岡)が激突する第2試合は14時10分キックオフです。くしくも前回大会の準々決勝と同じ顔合わせ。前回はPK勝ちした常盤木学園がそのまま優勝に輝いただけに、今回も激闘の予感が漂います。
常盤木学園は史上初の3連覇に向け、順調に勝ち上がってきました。昨年のAFC U-19女子選手権でU-19日本女子代表としてピッチに立った伊藤美紀選手や西川彩華選手、白木星選手、そして同じく昨年のU-16日本女子代表の市瀬菜々選手や小林里歌子選手など多くのタレントを擁しており、メンバーを替えても変わらぬ強さは健在です。「次の世代につなげていくためにも優勝することが大事だと思う」と白木選手。3連覇に王手を懸けるべく、まずは準決勝に挑みます。
対する藤枝順心は、初優勝に輝いた2006年の第15回大会以来のベスト4進出となりました。こちらも同じくU-16日本女子代表の杉田妃和選手、児野楓香選手といった技術の高い選手がチームの中心となって多々良和之監督の掲げる「相手よりもボールを長く保持するサッカー」で勝利を重ねてきました。地元の大きな声援を背に、前回大会のリベンジとなるでしょうか。
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