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アジアのピッチから ~JFA公認海外派遣指導者通信~ 第54回 天野圭介 中国四川省成都・アカデミーU-15テクニカルダイレクター

2021年07月30日

アジアのピッチから ~JFA公認海外派遣指導者通信~ 第54回 天野圭介 中国四川省成都・アカデミーU-15テクニカルダイレクター

中国四川省成都市の様子

新型コロナウィルスの影響により渡航は遅れましたが、2021年5月12日に日本を旅立ちました。現在日本から成都への直行便がないため、経由地の広州市内のホテルで3週間の隔離生活を送った後、赴任先となる成都市へ移動しました。日本からの直行便であれば約5時間の距離になります。
四川省にある成都市は、中国大陸の西南部の内陸に位置し、人口は約2,000万人です。日本の首都圏を超える規模の地下鉄の拡張をはじめ、高層マンション、ショッピングモール等の商業施設も多数あり、活発な都市開発の様子が伺えます。また現在中国国内は、ほぼコロナ前と同じ生活様式に戻っています。

中国・成都FAでの活動/状況把握から実行へ

隔離期間を終え6月上旬からは、成都市サッカー協会(以下成都FA)が運営する、カテゴリー別に選抜されたチームの視察を中心に活動しました。U-11からU-19に所属する男子選手、U-11からU-15に所属する女子選手、そして中国人、ポルトガル人、フランス人の総勢40名のコーチングスタッフについて現状を把握することからスタートしました。主にカテゴリー別に活動しているチームを視察し、日常生活環境、トレーニング環境、日々のトレーニング内容を見て回りました。
ハード面の充実は顕著です。U-15からU-19が活動している成都FAのトレーニングセンターには観客席付きのサッカー専用ピッチが1面、天然芝2面、人工芝3面、体育館、トレーニングジム、レストラン、選手寮、宿泊施設があります。U-14以下の選手も同じ学校に通い、学校の人工芝ピッチと提携しているサッカー専用施設でトレーニングしています。

今後のミッション

成都FAが掲げる将来的なビジョンに対し、我々が具体的に取り組まなければいけないことが大きく2点あります。成都FA全体で共有すべき育成システムの構築とコーチングスタッフの指導者養成が挙げられます。これら2つのプロジェクト計画を作成し、課題解決に向けて取り組むべき活動を実行すること。そして育成していくことの中身を財産として蓄積していくことが大きなミッションとなります。
全力でバックアップしてくれる成都FAとJFAから同時期に派遣された2名の指導者(池谷孝氏、奥岳史氏)との連携で発展に貢献しなければいけません。

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