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マレーシアサッカー協会主催 AFCプロディプロマコーチングコース(クラブアタッチメントプログラム)を大阪・埼玉で実施
2019年10月25日
マレーシアサッカー協会が主催するAFCプロディプロマコースの海外研修が10月2日(水)から10月13日(日)までの約2週間、大阪と埼玉にて実施されました。
AFCプロディプロマコーチングコースとは、アジアサッカー連盟が定める指導者制度の最高位に値する指導者ライセンス(日本サッカー協会S級ライセンス相当)の習得を目指すコースで、5つのモジュールに分かれています。今回は第4回目のモジュールで、クラブアタッチメントがテーマであり、セレッソ大阪と大宮アルディージャにご協力いただきました。
受講生は実際に2クラブのクラブハウスを訪問し、トップチームとユースチームの練習を分析し、監督やGMなどクラブスタッフとの質疑応答などを経て、試合に向けての準備、監督としての振る舞い方、プロクラブの在り方などを学びました。
訪問した2クラブの試合観戦をする予定でしたが、大宮アルディージャの試合は台風の影響により延期となりました。観戦時は普段の練習と試合がどのようにリンクし、選手に影響しているのかを分析しました。また滞在期間中に日本代表のFIFAワールドカップカタール2022アジア2次予選の試合観戦もしました。
分析をした試合は以下となります。
10月6日(日) | セレッソ大阪 vs 鹿島アントラーズ@長居スタジアム(0-1) |
---|---|
10月10日(木) | 日本代表 vs モンゴル代表@埼玉スタジアム(6-0) |
10月13日(日) | 大宮アルディージャ vs アビスパ福岡(X-X)台風の為、延期 |
コメント
Flemming Mark Serritslev UEFA Technical Instructor
まずはこの度のAFCプロディプロマコース日本実施について、ご協力頂いた日本サッカー協会、セレッソ大阪、大宮アルディージャをはじめ関係者の方々に御礼申し上げます。急なスケジュール変更や食事の調整等々細かなサポート、おもてなしにより受講生がよりプログラムに集中することでき、質の高い研修を実施することができました。
今回の研修ではクラブアタッチメントプログラムということで、セレッソ大阪と大宮アルディージャの2クラブの視察に行かせて頂きましたが、両クラブ監督、テクニカルダイレクター、アカデミーダイレクターの方々がわざわざ英語の資料まで準備し、ご丁寧にプレゼンテーションまでして頂き誠に感謝しております。各クラブともクラブ方針や理念、文化、将来への明確なビジョンを持っておりそれらを軸に選手にアプローチをしていることが良く理解できました。
受講生たちは主にマレーシアのトップリーグのクラブに所属しているコーチで、アジアサッカーを牽引する日本のプロサッカークラブから多くことを吸収することができました。特に監督やトップチームのスタッフがシーズン、月、週ごとに綿密な計画をたて勝利に向けてチームを動かしている部分など刺激を受けていました。
私自身、2002年W杯開催時にデンマーク代表のコーチの一員として来日しましたが、日本サッカーは加速度的に成長を続けており、目を見張るものがあります。日本人の方々は勤勉で何事も必死に取り組んでおられるので、そういったサッカーに対して真摯に向き合う姿勢が日本サッカーの発展に良い影響を与えていることは間違いありません。
改めまして今回のプログラム実施に際して、ご協力頂いた全ての皆様に心より感謝申し上げます。
David Abela FAM, Head of Coach Education
始めに今回のコースの受け入れをして頂き、日本サッカー協会の方々をはじめ関係者の皆様に御礼申し上げます。私は現在マレーシアサッカー協会のコーチ育成部門に所属していることもあり、日々マレーシアのサッカー指導者の質や技術向上の為に様々な取り組みをしています。
最初の1週間は大阪のJ-Green堺に滞在しましたが、日本サッカー協会ナショナルトレーニングセンター指導者の星原様にもご帯同頂き、講義もして頂きました。日本サッカーの育成システムやコーチの資質など様々な点において受講生には大変勉強になったと思います。期間中にはB級ライセンスのコーチング実践なども宿泊地にて実施されていたので、見学させて頂きました。
マレーシアのサッカーレベルを向上させる為に、質の高いコーチを多く育てることも改めて重要だと感じる良い機会となりました。
Devan S/O E.Kuppusamy(受講生)
まずこのAFCプロディプロマコースのクラブアタッチメントプログラム実施に御尽力頂いたすべての皆様に感謝申し上げます。私はマレーシアのクラブのトップチームの指導者をしており、今回は訪問させて頂いたクラブの公式試合を視察できるということが事前に分かっていたので、試合日から逆算し1週間のチームの活動や監督やスタッフがどのような意図を持った練習をしているのか、選手に対してどういったアプローチをするのかに特に注目していました。質疑応答の際は試合数日前にも関わらず、戦術の説明などをビデオを使い詳しく説明して頂き大変参考になりました。今回のプログラムを通じて、非常に多くの事を学ぶことができました。この経験を必ず自チームに還元したいと思います。
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