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ネパールにおけるGKコーチングコースに日本から指導者を派遣
2016年09月09日
ネパールで開催されたGKコーチングコースにて、日本のインストラクターが指導を行いました。日本から派遣中であるネパールサッカー協会技術委員長との連携により開催された本コースには、ネパールの指導者のみならず現役の男女ネパール代表ゴールキーパーたちも参加しました。
JFAはアジア全体のサッカーレベル向上を目指し、アジア各国への指導者派遣を積極的に行っています。
インストラクターコメント
尾形行亮 JFA GKコーチングインストラクター
指導者に加えて、現役の代表選手たちが参加していたのには驚きました。講義や指導実践を通じて「段階を踏む」「細かく見る」等の必要性を理解いただけたと思います。「ネパールのサッカーを今後どのように発展させていくべきか」というテーマでのディスカッションの時間も設け、どの受講者も熱心に学んでいました。私自身にとっても非常に楽しい体験となりました。
受講者コメント
チャクラ コーチ(ARMY FC)
素晴らしい講習会でした。私も尾形インストラクターと同じレベルのコーチになりたいです。そのためには自分がもっと指導方法を学ぶ必要があることがよく分かりました。12歳以下の子供に関する段階的な指導法も理解できました。尾形さんの雰囲気は親しみやすくとても良かったです。
参加者コメント
ナミタ 選手(ネパール女子代表GK キャプテン)
この講習会に参加できて大変嬉しかったです。GKはいつもボールの位置によって細かくポジションを修正し、正しいポジションを取らなければならないということを学びました。インストラクターの尾形さんは、そのことがなぜ大切なのか、そしてボールだけでなく周りの状況を見ることが大事であることを丁寧に教えてくれました。尾形さんはいつもニコニコしていて大変フレンドリーな先生でした。あっという間の5日間でした。
海外派遣指導者
武田千秋 ネパールサッカー協会技術委員長
今回実施したGKコーチングコースはネパールのサッカーの発展にとって大変意義深いものとなりました。この機会を与えてくれた尾形インストラクターとJFAに心より感謝します。2008年以来、GK講習会が一度も行われていなかったため、ネパールサッカー協会は今年から積極的に講習会を開催するようになりました。とは言え、高いレベルの講習会を行うには講師を海外から呼ぶ必要があります。正しい技術と戦術知識を備えたGKコーチの育成はネパールの緊急課題であり、引き続きJFAの協力をいただければ幸いです。