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乗松監督率いるベトナム女子代表のトレーニングキャンプを御殿場で受け入れ
2015年09月11日
8月24日から9月4日までの12日間、ベトナム女子代表トレーニングキャンプの受け入れを時之栖(静岡県)で実施しました。ベトナム女子代表は、JFAより派遣されている乗松隆史監督が3月から指揮をとっています。チームはスタッフ8名と、選手24名の合計32名で来日し、オリンピック・アジア二次予選に向けて4試合のトレーニングマッチを行いました。
8月26日に行われた静岡産業大学戦は、前半はベトナム女子代表がサイドからのクロスから相手GKが弾いたところを押しこみ先制、前半は1-0で折り返しました。後半は静岡産業大学が試合のペースを握るものの、ベトナム女子代表も体を張って守備し、お互いに一進一退の攻防に。結局試合は互いに1点を加え、2-1で終了となりました。
3日後の8月29日に行われたノジマステラ神奈川相模原戦では、ノジマステラ神奈川相模原の早いパス回しと展開に序盤は押されましたが、互いに攻撃のチャンスを作り、シュートの回数が多い試合となりました。42分、56分にノジマステラ神奈川相模原に得点を奪われそのまま2-0で試合終了となりました。
9月1日には埼玉で浦和レッズレディースと対戦。前半は一進一退の攻防で両チームともにチャンスを作るも得点にはならず、0-0で折り返します。後半は、メンバーを入れ替えた浦和が開始1分で先制。その後も攻守の切り替えが早い展開で迫力ある試合となりました。後半は同点に追いつこうとするベトナム女子代表が攻撃をしかけ、何度か決定的な場面を作ることができましたが、最後までゴールは奪えず試合はそのまま0-1で終了しました。
そして9月3日のアカデミー福島戦。前半にアカデミー福島に細かいパスからシュートを決められて先制され、ハーフタイムへ。乗松監督からの「得点を取って成功へつなげよう!」という掛け声とともに後半に臨むと、積極的な攻撃から48分、59分と得点を奪いました。
試合はその後、両チームともに得点を奪えず2-1でベトナム女子代表が最後のトレーニングマッチを勝利で終えました。
トレーニングの合間には市内観光も行い、選手やスタッフは日本の文化や雰囲気を知り感銘を受けていました。
ベトナム女子代表は、オリンピック・アジア2次予選で、チャイニーズ・タイペイ、タイ、ミャンマー、ヨルダンと対戦。初戦のチャイニーズ・タイペイ戦は9月14日、ミャンマーで行われます。
監督・選手コメント
乗松隆史 監督(ベトナム女子代表)
日本でのトレーニングキャンプは概ね成功でしたが、天候が思った以上に涼しかったことで10日後の予選にどう影響するのかが少し心配です。JFAのバックアップのもと、良い環境でキャンプが出来たことは非常に嬉しく思っています。滞在中に急遽ゴールキーパーコーチの研修も行えたのでプラスアルファで収穫になりました。4試合のマッチメイクは、それぞれのレベルとチームの色が異なり、非常に良いトレーニングとなりました。東南アジアのチームは個性が強いチームが多く、自分たちのサッカーを追求するよりも異なった手法を取ってくる相手に柔軟に対応する必要があるからです。このキャンプで得たことを、オリンピック・アジア2次予選で結果として出せるよう全力で臨みたいと思います。
Nguyen Hai Hoa 選手(チームキャプテン)
日本での滞在では、日本の文化や2011年に世界一になった日本のクラブチームとの練習試合を4試合も体験できて面白かったです。日本のチームと試合をすることによって、サッカーを再発見出来ました。これからの予選に向けて、乗松監督のもと技術面もチームも調子が上がっているので、全力でプレーして結果を出したいです。
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