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【EAFF E-1 サッカー選手権 2022 決勝大会 見どころ】4大会ぶりの優勝と共に新戦力台頭への期待高まるSAMURAI BLUE
2022年07月15日
東アジア地域の代表チームチャンピオンを決めるEAFF E-1 サッカー選手権 決勝大会が開催されるのは、2019年に韓国で開かれた大会以来、3年ぶりとなる。開催地は日本、韓国、中国の持ち回りで、今回は本来なら中国が舞台となる予定だったが、中国政府の新型コロナウイルスに対する防疫対策を理由に、中国での開催を断念。代わって日本で開催されることになった。
今大会はこれまでのような予選は行われず、男子は朝鮮民主主義人民共和国の出場辞退によって、東アジアサッカー連盟(EAFF)加盟協会代表チームのFIFAランキングに基づき、香港の繰り上げ出場が決まった。日本、韓国、中国に香港を加えた4チームが、1回戦総当たりで優勝を争う。過去8大会で、現在3連覇中の韓国が5度の最多優勝を誇り、中国が2度の優勝。日本は唯一、2013年の大会でタイトルを獲得している。
地元で迎える公式大会とあって、SAMURAI BLUE(日本代表)の目標は明確だ。「タイトルを争う大会。優勝を目指して戦う」と森保一監督。4大会ぶりの優勝へ期待が高まる。茨城県立カシマサッカースタジアムで7月19日(火)に香港との初戦を迎えるが、まずは白星スタートを切りたい。ここで勝ち点を落とすようだと、優勝への道のりは険しくなる。同24日(日)の第2戦は、豊田スタジアムで中国と対戦。2戦2勝だったアジア最終予選(Road to Qatar)とはメンバーが異なるとはいえ、しっかりと勝利をつかみ取りたい一戦だ。そして同27日(水)に同じスタジアムで行われる韓国戦に勝って、優勝カップを掲げるというのが理想的なシナリオだろう。
優勝争いと共に注目したいのが、今年11月21日(月)に開幕するFIFAワールドカップカタール2022に参加するメンバー入りに向けた選手たちのプレーぶりだ。森保監督もこのE-1選手権に「選手層をより厚く、結果、内容を持ってワールドカップに向かっていきたい」と期待を込める。7月13日に発表された26人のメンバーは、全てJクラブに所属する選手たちで、初招集が10人、国際Aマッチ出場歴のない選手はそれを含めて12人など、新戦力発掘の意味合いも強い。
過去にこの大会で日本代表デビューを果たした選手も数多くいる。2013年大会の大迫勇也、2015年大会の遠藤航、2017年大会の伊東純也、2019年大会の田中碧は、現在のSAMURAI BLUEに欠かせぬ主力選手へと成長した。今大会でも彼らに続き、カタールのひのき舞台出場の座を射止めるような選手の出現が待望される。勝利という目標へまい進する中で、選手たちが持てる才能をどのように発揮してアピールするかに注目したい。
EAFF E-1 サッカー選手権 2022 決勝大会
大会期間:2022年7月19日(火)~27日(水)
会場:茨城/茨城県立カシマサッカースタジアム、愛知/豊田スタジアム
男子出場国:日本、中国、韓国、香港
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