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プレーオフで残る3枠が決定、本大会出場32チームが出そろう ~FIFAワールドカップカタール2022 プレーオフレポート
2022年06月16日
FIFAワールドカップカタール2022は6月に入って欧州プレーオフ、アジアプレーオフ、大陸間プレーオフが行われ、残り3枠を埋めるチームが決定。欧州最後の枠はウェールズが獲得し、大陸間プレーオフはアジアプレーオフ勝者のオーストラリア、北中米カリブ海4位のコスタリカが勝ち抜き、11月21日開幕の本大会に出場する32チームが出そろった。
欧州最後の枠を争うプレーオフは今年3月に開催予定だったが、ロシアによるウクライナへの軍事侵攻の影響で延期されていた。そのウクライナは6月1日にスコットランドを3-1で破り、出場権獲得にあと1勝と迫った。ウェールズとの決戦では34分にオウンゴールで先制を許すも、その後は猛反撃。だが、相手GKの好守連発もあって、0-1で涙をのんだ。一方、この試合で得点につながるFKを蹴ったガレス・ベイル(レアル・マドリード/スペイン)を擁するウェールズは1958年以来、実に16大会ぶりの出場という歓喜を味わった。
アジア最終予選(Road to Qatar)でそれぞれグループA、Bの3位だったアラブ首長国連邦(UAE)とオーストラリアによるアジアプレーオフは、6月7日にカタールで行われ、2-1で後者に軍配が上がった。オーストラリアはその6日後、やはりカタールが舞台の大陸間プレーオフで南米5位のペルーと対戦。延長戦を含む120分で0-0と譲らず、PK戦を5-4で制して5大会連続6度目の出場を決めた。本大会ではグループDでフランス、デンマークの欧州勢、そしてキリンカップサッカー2022優勝のチュニジアと戦う。なお、アジアからオーストラリアのほか、開催国カタール、イラン、日本、韓国、サウジアラビアが出場。FIFAワールドカップにアジア勢が6チームも参加するのは、史上初めてとなる。
本大会出場最後の枠は6月14日、カタールでのもう一つの大陸間プレーオフによって確定した。北中米カリブ海4位のコスタリカとオセアニア1位のニュージーランドによる決戦。コスタリカが試合開始早々の3分にジョエル・キャンベル(CFモンテレイ/メキシコ)のゴールで先制すると、ニュージーランドの反撃をGKケイロル・ナバス(パリ・サンジェルマン/フランス)の好守などでしのぎ、1-0で逃げ切った。3大会連続6度目の出場となる本大会ではグループEに入り、11月27日の第2戦で日本と対戦する。
※記録などはFIFA公式サイトより
FIFAワールドカップカタール2022
大会期間:2022年11月21日(月)~2022年12月18日(日)
グループステージ
第1戦 11月23日(水) 16:00[現地時間] vs ドイツ代表
第2戦 11月27日(日) 13:00[現地時間] vs コスタリカ代表
第3戦 12月1日(木) 22:00[現地時間] vs スペイン代表
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