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SAMURAI BLUE森保監督、選手に賢く、ハードな戦いを期待 ~FIFAワールドカップカタール2022アジア2次予選~
2019年10月10日
FIFAワールドカップカタール2022アジア2次予選第2戦モンゴル代表との対戦を翌日に控えて、SAMURAI BLUE(日本代表)は10月9日(水)、試合会場の埼玉スタジアム2002で公式練習に臨み、森保一監督は選手たちに「勝利を目指して賢く、かつ、ハードに戦ってほしい」と期待を寄せました。
9月に始まったアジア2次予選で日本はミャンマーに2-0で勝利したアウェイでの初戦に次いで、今回ホームでの初戦を迎えます。その後、15日(火)には現在2連勝でグループF首位に立つタジキスタンとアウェイでの対戦が控えています。
森保監督は「目の前の試合に最善の準備をして、勝利を目指して戦いたい」と、これまでと変わらず一戦集中で勝点3の積み上げを狙っています。
日本は現在、勝点3で2位。一方、モンゴルは今年6月のアジア1次予選でブルネイに勝って2次予選へ進出し、2次予選ではミャンマーに1-0、タジキスタンに0-1の1勝1敗で3位に位置しています。
日本とモンゴルは今回が初顔合わせで、FIFAランクでは日本の31位に対してモンゴルは183位で、今回の来日メンバーにはミャンマー戦で得点を挙げたDFドゥルグーン・アマラー選手を含め、先発したメンバーがほぼ選出されています。
2017年からチームを率いるドイツ出身のミヒャエル・ワイス監督は、2000年代初めに京都サンガでアシスタントコーチを務め、夫人が日本人という経歴の持ち主の日本通です。「現在の日本代表は変換期にあり、中島選手、堂安選手、南野選手などいい若手がいる」と分析。「守備的な戦いになるが、日本の攻撃に対して準備をしてきた。それを実践することが大事」と話しました。
森保監督はモンゴルについて、ミャンマーと比較して「モンゴルの方がよりフィジカルにタフに激しく戦ってくる」と話しています。
FW大迫勇也選手(ヴェルダー・ブレーメン)を負傷で欠く中、守備を固める相手をいかに崩すかがポイントになりますが、日本代表指揮官は「選手には複数のアイデアを持って、相手の嫌がる攻撃をしていくこと。賢く、かつ、ハードにプレーしてもらいたい」と語りました。
チームは試合会場で最終調整を行い、公開された冒頭15分の部分では、フィールドプレーヤーたちはランニングや2グループに分かれてボール回しを行い、その後、アジリティを上げるステップワーク、2人一組でのキックなどで体を動かしました。
また、GK3選手はゴール前でサイドからのクロスボールと正面からの短めのシュートブロックなどの動きを確認しました。チームはその後、非公開で行われた練習で戦術の確認に取り組みました。
2018ロシア大会の予選ではホーム初戦でFIFAランク下位のシンガポールに苦戦した経験がありますが、DF吉田麻也選手(サウサンプトン)は「ネガティブな要素よりも、いい感触で、いいコンビネーションといい形でゲームを支配することをイメージしている」とプラス思考です。モンゴルについても「ミャンマーよりもカウンターを狙ってくる。十分気を付けたい」と、警戒を緩めていません。
今年3月以来の代表復帰のFW鎌田大地選手(アイントラハト・フランクフルト)は、「みんなの特長は分かっている」と話し、「うまくボールをキープしながら時間を作れれば。2列目にいい選手が多いので、2列目の選手がうまく活きるようにやっていきたい」とプレーのイメージを膨らませていました。
試合は10日(木)、埼玉スタジアム2002にて19:35キックオフの予定です。
監督・選手コメント
SAMURAI BLUE(日本代表)森保一 監督
ミャンマー戦と同様に相手がしっかりと守備を固めてカウンター攻撃を狙ってくることは、想定されるところです。相手がやろうとすることをしっかりと上回っていけるように準備しなければいけないと思っています。攻撃では、いろいろなバリエーションを使って相手の堅い守備を崩していく。守備では、相手がカウンターを狙ってきているところでは、我々がボールを失った瞬間から切り替えを速くする。相手が素早く攻撃をしてくるところではバランスを見ながら、カウンターを受けないようにリスク管理をしっかりしなくてはいけません。(大迫選手不在で)選手が変わることで、システムが同じでも連係連動の形が違ったり、立ち位置が違ったりということは起こり得ます。自分たちのベースの部分を確認しながら、試せるところは試していければと思っています。
GK #23 シュミット・ダニエル 選手(シントトロイデンVV)
僕らがボールを持つ時間が長くなると思いますが、モンゴルはフィジカルの強い選手が多いので、相手と入れ替わってピンチになることもあると思います。バランスを見て全員が集中して、リスクのことを考えながらプレーする必要があると思います。
DF #4 畠中槙之輔 選手(横浜F・マリノス)
相手が引いてくるのであればロングシュートや速いカウンターの攻めも必要になってくると思います。奪ったボールをいかに素早く冷静に前線に届けられるか、自分たちが長く攻めることができるかです。相手は少ないチャンス、一発で点を獲ろうという戦術で来ると思いますが、DFラインの選手でケアしたいです。
DF #22 吉田麻也 選手(サウサンプトン)
相手は体の大きな選手が多い分、クイックネスに欠けるかと思います。僕らは前線に相手の裏をつける選手が多くいるので、よりボールを支配して、そういう攻撃の形を出すことを意識しています。セットプレーを武器として持てるようにならないと最終予選では苦しくなると思うので、ここでしっかりそういう結果も出したいと思います。
MF #7 柴崎岳 選手(デポルティボ・ラ・コルーニャ)
アジアでトップレベルの日本に、モチベーション高く向かってくるのは想像に難くありません。相手を見て決めることも、試合の入りなど自分たちでコントロールできるところは自分たちでしていくことも重要です。(大迫選手不在で)彼がいる時と同じことを求めるのはナンセンスです。試合の中で異なる方法を試すこと、より良くしていくことが大事です。
MF #13 橋本兼人 選手(FC東京)
引いた相手にどういうプレーができるかは、アジア予選では大事なポイントだと思うので、ミャンマー戦からチームに帰ってからも意識して取り組んできました。常にいいポジションをとって、素早く前にパスを付けることを繰り返すことが必要ですし、速い判断が必要だと思っています。
MF #14 伊東純也 選手(KRCヘンク)
モンゴルは身長も高く、フィジカル的にはミャンマーと比べてく激しくなるかと思います。引いて来ると思いますが、コンビネーションや個で相手を剥がしていくことも大事です。大迫選手がいないのはチームとして痛いですが、代わりに出た選手が自分の良さを出していければ、もっと競争が生まれていいと思います。1点獲れれば楽になると思うので、最初の1点が大事です。
ミヒャエル・ワイス モンゴル代表監督
アジアでベストの国とプレーするのは光栄です。我々の選手にはこのレベルでのプレー経験がない選手も多いので、雰囲気にのまれずにプレーしてほしいです。完敗で負けたくありません。メンタルを含めて自分たちの長所を最大限に出してプレーして、モンゴルサッカーの成長ぶりを見せたいと思います。
スケジュール
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鎌田大地 選手(アイントラハト・フランクフルト/ドイツ)インタビュー
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吉田麻也 選手(サウサンプトン/イングランド)インタビュー
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柴崎岳 選手(デポルティボ・ラ・コルーニャ/スペイン)インタビュー
2022FIFAワールドカップカタールアジア2次予選兼AFCアジアカップ中国2023予選
SAMURAI BLUE(日本代表) 対 モンゴル代表
開催日時:2019年10月10日(木) 19:35キックオフ(予定)
会場:埼玉/埼玉スタジアム2002
タジキスタン代表 対 SAMURAI BLUE(日本代表)
開催日時:2019年10月15日(火) 17:15(日本時間 21:15)キックオフ予定
会場:タジキスタン/Republican Central Stadium
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