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SAMURAI BLUE、カザン2日目で非公開練習を実施
2018年06月16日
2018 FIFAワールドカップロシアに出場しているSAMURAI BLUE(日本代表)は6月15日(金)、4日後に控えるグループステージ初戦のコロンビア戦へ向けて、ベースキャンプ地のカザンでの練習2日目で非公開練習を行いました。
前日のFIFAオープンデーで一般公開した前日から一転、春先を思わせるような冷たさの残る風が吹く中、この日は約2時間体を動かしました。
公開された冒頭15分の練習では、選手たちは体操で体をほぐしたのちに短い距離でのスプリントを繰り返し実施。GK3人は左右からのシュートのブロックなどに取り組みました。
その後、非公開とした部分では、午前中のミーティングでチェックしたコロンビアの攻撃の映像を受けて、セットプレーでの守備の確認に時間を割きました。
「良い形でこちらに入れたので選手も雰囲気が良い」という西野朗監督は、当初の予定を変更しての非公開練習の実施について、「メンバーを組みながら戦術的なことをした」と説明。「集中して、良い形でトレーニングができた。さらに良い準備をしたい」と語りました。
また、左腰部に痛みを覚えている大島僚太選手(川崎フロンターレ)、右太ももに張りを感じている昌子源選手(鹿島アントラーズ)、右ふくらはぎの張りを訴えている岡崎慎司選手(レスター・シティ)は、公開練習部分ではいずれも前日に引き続いて別メニューでの調整でした。
酒井宏樹選手(オリンピック・マルセイユ)は本番を睨んで、チーム内で失点の状況をいろいろと想定して準備を重ねておくことの重要性を指摘しています。「相手に点を決められてしまうことはある。それを前提に選手で話をしていることが、失点の確率を下げるためには大事になる」として、「いかに落ち着いていられるかが大事」と話しています。
GK川島永嗣選手(FCメス)も、「相手の特長を理解して、相手がどう出てくるかを考えて準備していかなければならない」と話しました。
この日の練習前にはチームの集合写真を撮影。スタッフを交えての撮影では、ロジスティックス担当者が選手と同じユニフォーム姿にキャプテンマークを巻いて登場すると、選手が大笑い。さらに、西野監督が自分の膝の上に座らせると、一層大きな笑いがわき起こり、明るい雰囲気に包まれました。
チームは17日(日)までカザンで練習を行って、コロンビア戦を行うサランスクへ移動し、試合前日には試合会場で行う公式練習に臨みます。
選手コメント
GK #1 川島永嗣 選手(FCメス)
セットプレーで一番大事なのは相手にやらせないことですし、こぼれ球が失点につながっていくこともあるので、自分たちが最後の最後まで詰めていかないといけません。戦術的な部分はありますが、最後は体を付けることしかないと思います。声をかけ合いながら体を張れるかだと思います。前回大会はコロンビア戦1試合だけでなく、いろいろな思いがあっての2014年で、この4年間、みんながいろいろな思いを持って多くの時間を過ごしてきました。4年間やってきたことがあるということを、しっかり示したいと思います。
FP #11 宇佐美貴史 選手(フォルトゥナ・デュッセルドルフ)
コロンビアは質が上がっていますし、高さも身体能力もあります。いつも以上にキックの質や入っていく選手との質をぴったりと合わせないと、と思いますし、シンプルに高さで勝負より、スピードと意外性で合わせていくことが重要になるのではないかと思います。相手に穴はないと思いますし、穴があってもそこを無理やりカバーしてくるようなチームだと思います。だからこそ、セットプレーや一瞬の隙、相手がミスと気づく前に、というレベルの勝負になると思います。求められるものはスタートからでも途中からでも、変わらない。攻撃にどう絡んでいくか、どうフィニッシュを作っていくかということのみだと思いますし、それをどれだけ強烈に出せるかだと思っています。
FP #13 武藤嘉紀 選手(1.FSVマインツ05)
相手を研究して、質のいいトレーニングができたと思います。もちろん、すべてを求めることはできないですし、うまく行かないこともあると思いますが、試合会場の雰囲気にのまれずに、強い日本を示したい。フィジカルでもスピードでも相手の方が上でボールキープは難しいと思いますが、そこでうまく時間を作れれば得点のチャンスが増えて、勝つチャンスも増えます。チームに貢献したい。緊迫したゲームになると思いますが、誰かしらが勇気のあるプレーを見せればチームが活性化します。FWなってからドリブルの機会が減りましたが、僕はもともとドリブラーなので、昔の自分をしっかり呼び起したい。眠ったままではワールドカップに来た意味がありません。
FP #19 酒井宏樹 選手(オリンピック・マルセイユ)
コロンビアのファルカオ選手は、サボっているようにみえて、大事なところには絶対にいます。クロスへの入り方もDFの視野から消えて、常にそういうのを狙っている選手で、気付いたら2点ぐらい獲っているタイプです。集中してやった方がいいですし、ああいうところをゼロに抑えれば大きい。クロスにも相手が何枚入って来るかわかりませんが、なるべく入らせないような守備をしたいですし、点が入る確率を下げるようにしていきたいです。ディフェンスはかなりの失点を経験して悔しさが積み上がるものなので、こういう大舞台でスカッとできればいいです。
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西野朗 監督インタビュー
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昌子源 選手(鹿島アントラーズ)インタビュー
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宇佐美貴史 選手(フォルトゥナ・デュッセルドルフ/ドイツ)インタビュー
スケジュール
6月3日(日) | PM | トレーニング |
---|---|---|
6月4日(月) | PM | トレーニング |
6月5日(火) | PM | トレーニング |
6月6日(水) | PM | トレーニング |
6月7日(木) | PM | 公式練習 |
6月8日(金) | 0-2 | 国際親善試合 vs スイス代表(Stadium Cornaredo) |
6月9日(土) | PM | トレーニング |
6月10日(日) | PM | トレーニング |
6月11日(月) | PM | 公式練習 |
6月12日(火) | 4-2 | 国際親善試合 vs パラグアイ代表(Tivoli Stadion) |
6月13日(水) | AM | トレーニング |
6月14日(木) | PM | トレーニング |
6月15日(金) | PM | トレーニング |
6月16日(土) | PM | トレーニング |
6月17日(日) | AM | トレーニング |
6月18日(月) | PM | 公式会見・公式練習 |
2018 FIFA World Cup Russia | ||
6月19日(火) | 15:00 | 第1戦 vs コロンビア代表(Mordovia Arena) |
6月20日(水) | PM | トレーニング |
6月21日(木) | PM | トレーニング |
6月22日(金) | AM | トレーニング |
6月23日(土) | PM | 公式会見・公式練習 |
6月24日(日) | 20:00 | 第2戦 vs セネガル代表(Ekaterinburg Arena) |
6月25日(月) | PM | トレーニング |
6月26日(火) | AM | トレーニング |
6月27日(水) | PM | 公式会見・公式練習 |
6月28日(木) | 17:00 | 第3戦 vs ポーランド代表(Volgograd Arena) |
※時間はすべて現地時間。
※スケジュールは、チームのコンディションや天候等により急きょ変更する場合があります。
2018FIFAワールドカップロシア
大会期間:2018年6月14日(木)~2018年7月15日(日)
グループステージ
第1戦 6月19日(火) 21:00[日本時間] vs コロンビア代表
第2戦 6月25日(月) 0:00[日本時間] vs セネガル代表
第3戦 6月28日(木) 23:00[日本時間] vs ポーランド代表
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