日本代表のイラク代表との通算対戦成績は11戦6勝2分3敗と大きく勝ち越しており、2015年だけでも1月のAFC アジアカップ オーストラリア2015、6月のキリンチャレンジカップと2度試合を行っている。
昨年のアジアカップでは、グループステージ第2戦で対戦。1月16日にブリスベンで迎えた一戦では、日本が前半23分に本田圭佑選手が自ら得たPKを決めて先制し、主導権を握りながらチャンスを生かせない展開が続いたものの、リードを守り切って1-0で勝ち切った。
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そして、直近の対戦となった6月のキリンチャレンジカップでは4-0で圧勝している。ハリルジャパン結成から3戦目となったこの試合で、日本は開始わずか5分に本田選手が先制点を決めると、その4分後には香川真司選手のCKから槙野智章選手が加点。前半32分には岡崎慎司選手がリードを広げると、終盤には原口元気選手がドリブルから代表初ゴールを決めて勝利を決定づけた。
なお、ワールドカップ予選に限定すると、これまでイラクとは過去に3回対戦しており、2勝1分けの負けなしとなっている。
初顔合わせとなったのは1993年10月28日、後に「ドーハの悲劇」と呼ばれる一戦である。日本は三浦知良選手、中山雅史選手のゴールで2-1のまま勝利をその手につかみかけていたが、試合終了間際のアディショナルタイムにCKから失点し、痛恨の引き分けで初のワールドカップ出場を逃した。
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2度目の対決は2012年9月11日に行われたブラジルワールドカップ・アジア最終予選。埼玉スタジアムで迎え撃ち、岡崎選手のクロスから前田遼一選手がヘディングシュートを決めると、これが決勝点となって1-0で勝利した。3度目の対戦は同予選の最終戦で、日本はドーハの地で岡崎選手がチーム唯一のゴールを決め、1-0でイラクを退けた。