2014 FIFAワールドカップに出場する日本代表は現地時間6月12日午後、2日後に控える大会初戦へ向けて、サンパウロ州イトゥ市のチーム本拠地で最終調整を行いました。
約1時間半の練習では、ボール回しで体をほぐした後、心肺機能を上げるフィジカルトレーニングなどを実施。その後は報道陣へ非公開にして、対戦相手を考慮して攻撃を中心にプレーを確認しました。
チームは現地時間13日、初戦試合会場のレシフェへ移動し、試合会場のフェルナンブコ・アリーナで公式練習に臨みます。試合は14日午後10時開始の予定です。
なお、この日は開催国ブラジル対クロアチアの開幕戦がサンパウロで行われ、約1ヵ月に及ぶ大会がスタートしました。開幕戦ではブラジルが３－１で勝利しています。

選手コメント

FW 岡崎慎司 選手（1.FSVマインツ/ドイツ）
やることをやってきて、チームとしても最終確認が出来てきました。日に日に自分たちでやってやろうという雰囲気が出ていて、誰もがヒーローになりえると思います。そういう気持ちを表にどんどん出しながら、チームとしてまとまっています。前回大会以上にまとまってやれていると思います。いろんな選手が活躍してチームが出来ていると思うので、大会でもチームとして見せられたらいい。最後に試合を左右するのは死に物狂いでどっちが勝ちたいかだと思います。そういうものを自分がチームを引っ張れるようにしたいと思っています。

DF 内田篤人 選手（FCシャルケ04/ドイツ）
大会が始まるとチームとしても緊張感がでてくると思いますが、それに負けないように自分たちが楽しくサッカーをしたいです。原点はそこだと思っていますので。いままでやってきたことを一生懸命やるだけですが、自分のサイドに来た選手とはしっかり対峙したいです。ブンデスリーガでもUEFAチャンピオンズリーグでも（相手の）左サイドに良い選手がいましたから、普段通りのプレーが出せれば問題ないと思っています。4年前は納得せずに日本に帰ってきてしまって後悔しています。試合に出られるか、良いプレーが出来るかということ以上に、やってきたことをしっかりとブラジルで残せればいいと思っています。

FW 大久保嘉人 選手（川崎フロンターレ）
このチームは監督がずっと４年間同じことをやりつづけているので、前回大会の時とはまったく違います。このチームは攻撃的ですし、4年前よりも得点するチャンスは増えると思うので、そこは楽しみですね。想像はたまにしますけど、それが現実にならないかもしれないし、それはわからないです。でも、そこまでにいい準備をしたいというだけです。

DF 吉田麻也 選手（サウサンプトン/イングランド）
コートジボワールの前線４選手は非常に強力でトップクラスの選手が揃っています。僕らがやることは変わらないですけど、警戒して常に集中力を保ってやっていきたいです。（最近）失点が多いことは僕も含めてみんな分かっています。セットプレーからと、人が揃っているのにやられてしまう形が多いので、セットプレーで集中することと、ズルズルと下がらずに、なるべく相手をゴールから遠ざけるようにしたい。前線からの守備は非常に大事になってくると思います。僕だけでなく、多くの選手のキャリアの中で、明後日の試合が最も重要な試合になることは間違いないと思います。

JFA-TV