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SAMURAI BLUE、EAFF E-1選手権第2戦の中国戦へミニゲームなどで調整
2022年07月22日
SAMURAI BLUE(日本代表)は7月21日(木)、EAFF E-1 サッカー選手権 2022 決勝大会第2戦の中国代表戦を3日後に控えて千葉市内で練習を行い、ミニゲームなどで調整しました。
前日には、フィールドでトレーニングを積んだGK二人を除いてウォーキングでリカバリーに務めた選手たちは、リフレッシュした様子でピッチに姿を見せて、一時的に小雨がぱらつく曇り空の下で汗を流しました。
ランニングやボール回しなどでウォームアップ後、5~6人のグループでパス&コントロールを実施。その後、快勝した19日(火)の香港代表戦に先発したフィールドプレーヤーは再びランニングでクールダウンという軽めの調整で、約30分でピッチでの練習を終了。何人かはさらに10分ほどジョギングで体を動かし、室内トレーニングに場所を移した選手もいました。
一方、香港戦に出場機会のない選手や交代出場した選手たちは、 3人のGKとともに戦術練習へ移行。狭いエリアで6対6にフリーマン一人を加え、フリーマンはGKも順番に務めて、チームとして連動してボールを奪うことや切り替えを意識して取り組みました。
その後は攻撃陣と守備陣でポジション別にビルドアップを実施。攻撃陣はボランチの位置からのシュートまで、守備陣はラインの押し上げなどを確認しました。
全体練習の最後はハーフコートより少し狭いエリアでの7対6のミニゲームを行い、横内昭展コーチからは動きの予測やエリアによってスピードを上げる動きを促す声もかかる中で熱の入った練習を展開。その様子を、先に練習を終えた相馬勇紀選手(名古屋グランパス)や畠中槙之輔選手(横浜FM)らがピッチ脇から見つめていました。
約1時間半で全体練習が終了した後も、選手たちは暫く思い思いに調整を続けていました。
森島司選手と満田誠選手のサンフレッチェ広島の二人はクラブ同僚の野津田岳人選手のパスを受けてシュートに持ち込む練習を、細谷真大選手(柏レイソル)とともに繰り返し、別のゴール前では脇坂泰斗選手(川崎フロンターレ)と岩崎悠人選手(サガン鳥栖)がシュートの感触を確かめていました。
橋本拳人選手(SDウエスカ/スペイン)はタッチライン沿いにスプリントを繰り返し、宮市亮選手、小池龍太選手(ともに横浜FM)はロングキックを繰り返した後、佐々木翔選手(サンフレッチェ広島)とジョギング。荒木隼人選手(サンフレッチェ広島)は齊藤俊秀コーチと前線へのフィードの動きを確認していました。
中国代表戦は7月24日(日)、愛知県の豊田スタジアムにて19:20開始予定です。
選手コメント
GK #23 鈴木彩艶 選手(浦和レッズ)
香港戦のメンバーが決まって、試合当日はいつも以上に緊張していたところはありましたが、アップに出たタイミングで周りの選手やGK陣から声をかけてもらって、いつも通りのプレーをしようと心がけていました。試合の入りは少し緊張していましたが、後半は冷静にプレーできていた部分が増えたと感じています。そこまで自分のところにボールが来る試合ではなかったですが、フル代表の試合では雰囲気もそうですし、1つ1つのスピード感が違うというのを一番感じました。森保監督に、ボールを取ったあとにクイックでリスタートするところやクロスへの飛び出しがすごく良かったと評価していただいたので、そういうところを踏まえて今後に生かしていきたいと思います。去年の時点でカタールのワールドカップを目指していましたし、試合に出て活躍することがそこにつながるので試合に出ることが大事だと日々思いながらプレーしていました。今季自チームでは試合に出られていませんが、カタールへいく目標は変わっていません。今回代表に呼ばれて少し近づいたと思っているので、ここからもっとアピールして最後まで諦めずに狙っていきたいと思っています。
DF #24 大南拓磨 選手(柏レイソル)
今回代表に選ばれた時は緊張感と嬉しさとやってやろうという気持ちになりました。香港戦では(交代出場で)15分ぐらいの出場で、少し緊張して堅くなっていい入りはできなかったのですが、徐々に試合に入れて自分らしさは出せたのではないかと思っています。残り2試合へ練習からしっかりアピールして、スタートからできる準備をしたい。サイドバックで出ることを想定して、アシストなど結果を残せるようにしたいと思っています。所属チームではウィングバックとして攻撃の推進力やサイドでのアグレッシブな守備を求められていて、そこは自分でも自信を持ってやれていますが、攻撃時でのポジショニングや守備でも納得できるポジショニングができていなかったりすることが多いので、それは課題です。自分の良さのスピードでカバーできている部分はありますが、ポジショニングでカバーできるようにしたい。今回の代表で学ぶことも多いです。気持ちも前面に出して試合で結果を残していければ、すごく難しいかもしれないが、残っていけると思っている。しっかりやっていきたいと思っています。
MF/FW #15 橋本拳人 選手(SDウエスカ/スペイン)
移籍の話で6月からずっと落ち着かない状態でしたが、いまは代表に来て、この大会で活躍して優勝することに集中できているので特に問題はありません。(ロシアのウクライナ侵攻で移籍先を離れるという)思いもよらぬことが起きましたが、そのなかで神戸に加入できたり、小さい頃からプレーしたかったスペインでプレーできるチャンスを貰えたり、いい経験をしているので充実しています。ワールドカップへ行きたい思いはみんなあると思いますが、毎日の試合や結果にフォーカスしていくしかないと思います。Jリーグに戻ってから、E-1選手権があるのは分かっていて、そこに入りたいという思いを持ってプレーしていました。こうして選んでもらえたので、その期待に応えたい。中盤であればどこでもできますし、インサイドハーフであれば飛び出しや得点力も出せます。今大会の残り2試合へすごく気持ちは入っていますし、アピールの気持ちも強いですが、だからといってすぐにスーパーなプレーをできるわけではないのでチームプレーに徹したい。自分の良さを出しながら周りの選手の良さも引き出して、勝利に向かって頑張りたいです。
MF/FW #21 満田誠 選手(サンフレッチェ広島)
今まで自分が対戦してきた相手チームの選手たちと過ごして、これまでなかったコミュニケーションができて、いろんな話を聞けて貴重な時間になっています。所属クラブではプロ1年目のシーズンから結果も出せていますが、まだまだだと思っています。今回、合流が1日遅れましたが残り2試合ありますし、練習もあります。少しでも多くの時間に出場して結果を残せればと思っています。攻撃でも守備でもしっかり貢献できるのが自分の特長で、そういう面で他の選手と違いを生み出したい。得点やアシストでチームのゴールに関与することができれば、自分の特長を最大限に発揮できていることになると思うので、そこはこだわっていきたいです。今大会のチームの中から日本代表を背負ってワールドカップへ出られる可能性は、ゼロではないと思います。そこのメンバーに食い込んでいくのはもちろん、自分のチームでリーグもカップ戦もあるので、それへ向けて一回り二回りも成長してこの期間を過ごしたいと思っています。
EAFF E-1 サッカー選手権 2022 決勝大会
大会期間:2022年7月19日(火)~27日(水)
会場:茨城/茨城県立カシマサッカースタジアム、愛知/豊田スタジアム
男子出場国:日本、中国、韓国、香港
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