ニュース
【グループステージ対戦国】ドイツ|前回大会は史上初のグループステージ敗退 威信を懸けて王座奪還に挑む優勝候補 ~FIFAワールドカップカタール2022~
2022年04月04日
ブラジルと並び、FIFAワールドカップ史に輝かしい足跡を残す屈指の強豪だ。優勝回数(イタリアと同数)、出場回数はブラジルに次ぎ、フランツ・ベッケンバウアー(1974年大会時キャプテン)、ローター・マテウス(1990年大会時キャプテン)、オリバー・カーン(2002年大会最優秀選手)、ミロスラフ・クローゼ(ワールドカップ通算最多得点)など、大会を彩ったスター選手も枚挙にいとまがない。もちろん、今回のカタール大会でも優勝候補の一角に挙げられる。
そのような強豪にまさかの異変が起きたのが前回、2018年ロシア大会。連覇を狙って臨んだ大会で、韓国に0-2で敗れるなど、ドイツ代表史上初のグループステージ敗退という屈辱を味わったのだ(1938年大会はノックアウト方式の1回戦敗退)。そのショックはなかなか癒えず、2020年11月のUEFAネーションズリーグのスペイン戦では0-6の大敗。カタール大会予選でもホームで北マケドニアに1-2と苦杯を喫し、昨年6~7月のUEFA EURO 2020(欧州選手権)はラウンド16で姿を消した。
しかし、EURO後に就任したハンジ・フリック監督の下で、状況は好転した。新監督は2019-20シーズン途中でバイエルン・ミュンヘンの監督に就任後、苦境にあったチームをやはり短期間で立て直し、UEFAチャンピオンズリーグ優勝にまで導いた手腕の持ち主。9月に再開したカタール大会予選では7戦全勝と危なげなく突破を達成した。
チームはどのポジションにも才能豊かな選手がそろう。その中心となるのはブンデスリーガ9連覇中のバイエルン勢で、攻撃陣にはトーマス・ミュラーのほか、共にドリブル突破に優れるセルジュ・ニャブリ、レロイ・ザネ。中盤は司令塔のヨシュア・キミヒ、タフなレオン・ゴレツカ、センターバックにはニクラス・ズーレ、さらに守護神のマヌエル・ノイアーといった顔触れだ。得点への期待はチェルシーFC(イングランド)でプレーするティモ・ウェルナー、カイ・ハーバーツにも懸かる。
これまで、日本とは国際親善試合で2度の対戦がある。初めて対戦したのは2004年12月のキリンチャレンジカップ2004(横浜国際競技場)で、クローゼが2得点を挙げるなど3-0でジーコ監督率いるチームに快勝。さらに2006FIFAワールドカップドイツの直前、同監督の下で現地に乗り込んできた日本に2-2の引き分け。高原直泰に2点を奪われたが、後半の4分間で挙げた2点で追い付いた。
FIFAランキング:12位 ※2022年3月31日発表
FIFAワールドカップ出場19回:1934(3位)、1938、1954(優勝)、1958(4位)、1962年(準々決勝)、1966年(準優勝)、1970(3位)、1974(優勝)、1978(2次リーグ=ベスト8)、1982(準優勝)、1986(準優勝)、1990(優勝)、1994(準々決勝)、1998(準々決勝)、2002(準優勝)、2006(3位)、2010(3位)、2014(優勝)、2018 ※1954~90年は西ドイツとして出場
対戦成績:日本の1分1敗(得点2、失点5)
FIFAワールドカップカタール2022
大会期間:2022年11月21日(月)~2022年12月18日(日)
グループステージ
第1戦 11月23日(水) 16:00[現地時間] vs ドイツ代表
第2戦 11月27日(日) 13:00[現地時間] vs 大陸間プレーオフ勝者(ニュージーランド/コスタリカ)
第3戦 12月1日(木) 22:00[現地時間] vs スペイン代表
関連ニュース
- 日本代表 2022/04/04 【グループステージ対戦国】スペイン|黄金時代からの世代交代に明るい兆し 若手選手はオリンピックで日本とも対戦 ~FIFAワールドカップカタール2022~
- 日本代表 2022/04/01 29の国・地域が本大会出場確定、残る枠は6月のプレーオフで~FIFAワールドカップカタール2022 各大陸予選レポート
- 日本代表 2022/04/01 先着15,000名様に突破記念クリアファイルをプレゼント!「JFAメールマガジン アジア最終予選(Road to Qatar)突破記念キャンペーン」開始のお知らせ
- 日本サッカーミュージアム 2022/04/01 SAMURAI BLUE(日本代表) アジア最終予選(Road to Qatar)突破記念ユニフォームなどを追加展示 ~日本サッカーミュージアム~
- 日本代表 2022/03/31 サウジアラビアと日本も出場権獲得、UAEとオーストラリアがプレーオフへ アジア最終予選(Road to Qatar)