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SAMURAI BLUE 全選手が集合し、サウジアラビアで試合に向けて意思統一
2021年10月06日
10月5日(火)、SAMURAI BLUEは今回招集された全26選手が集結しサウジアラビア/ジッダでチームとして2度目のトレーニングを行いました。
アジア最終予選(Road to Qatar)サウジアラビア代表戦を2日後に控えるチームは2試合を終えて1勝1敗で、現在グループB4位。サウジアラビア戦に勝利して一気に上昇気流に乗り、12日にホームで戦うオーストラリア戦につなげるべく全選手・スタッフが思いを一つに入念な準備を続けています。
夕方のトレーニングに向けて、ホテル内で選手たちは各々、自身の身体のケアを行ったり、リラックスしたり、それぞれの方法で最善のコンディションに仕上げていきます。そんな中、この日はお昼の時間に川島永嗣選手、遠藤航選手、板倉滉選手、田中碧選手、橋岡大樹選手の5選手が在サウジアラビア(リヤド校・ジッダ校)日本人学校の生徒のみなさんとオンライン交流会を行いました。小学校低学年から中学2年までの10人の生徒がそれぞれ選手たちへ気になる質問を問いかけたり、逆に選手たちから海外で暮らす子どもたちへ質問を返したり、終始笑顔溢れる時間を過ごしました。普段、試合を控える選手たちはときに緊張感が溢れて時にはピリピリした空気になりがちですが、この瞬間だけは選手たちも子どもたちの純粋な笑顔や質問のおかげで緊張の糸をほぐす、リラックスできた一時となりました。
日が暮れ、トレーニングの時間になると選手たちの表情も自然と集中した面持ちに変わります。前日に続き、トレーニング冒頭では森保一監督から「全員で集中して、サウジ戦にむけていいトレーニングをしよう」と熱い声をかけられた選手たち。冒頭15分はストレッチ、ランニング、ボール回しを行い身体を温めると、残りは非公開でしっかりとトレーニングを積み、全26選手でサウジアラビア戦に向けて連係を深めました。
最終予選、前半の大きなヤマ場となる2連戦の初戦となるサウジアラビア戦は7日(木)20:00(日本時間26:00)キックオフです。
選手コメント
DF 長友佑都 選手(FC東京)
サウジアラビア戦に向けて、自分のコンディションは大事ですが、そこは当たり前に調整をしていきます。やはりチームとして積み上げたサッカーを、サウジアラビアに対して、またこの環境にどうフィットさせるかを重要視したいと思っています。1対1の球際の競り合いや、ボールを失ったあとの切り替えなどは僕が10年以上いる日本代表でも一番レベルが高いチームだと思っています。この部分は世界基準として、自分もチームも高いレベルを出していかないといけないと感じています。
個人的にはサウジアラビアの試合は映像でチェックしました。彼らはこの(暑い)環境を熟知している。だからこそポゼッションで相手を疲弊させて仕留めてくる印象です。2019年に対戦したアジアカップでの試合のようにボールを持たれすぎると厳しくなりますので、前からいってはめる時間帯と、しっかりブロックを作って持たせる時間帯をチームとして共通意識を持っていれば戦えると思っています。みんなが言うようにこの10月シリーズでは勝点6(2連勝)を目指しますが、試合の中で様々なことが起こりうるので、しっかり状況判断を行いながら進めて行きたいと思います。
DF 酒井宏樹 選手(浦和レッズ)
サウジアラビアは2019年のアジアカップで対戦し、自分も出場していて、テクニカルな選手も多く、チームとしてもオーガナイズされていた印象です。決してフィジカルがメインではなく、チームとして戦ってくるチームだと感じました。あの試合に関してはいろんな方が「劣勢だった」、「圧倒された」といった意見を見聞きしましたが、あの時はトーナメントであり、先制もし、無理に前に行かなかったというのもあります。事実、守備に多くの時間を費やしたのでチームとして前に行くエネルギーが足りなかった部分もあり、次の試合ではそういった点をどれだけ改善できるかというのが大事だと思うし、チームとして共有していきます。今回の試合もチームとしては勝点3を取るだけだと思いますが試合展開で戦い方も変わってくるだろうし、監督、スタッフを含めて、ミーティング等で情報を入れつつ、試合の中でも状況は変わってくるので、マネジメントしながらやっていきたいと思います。
MF 鎌田大地 選手(アイントラハト・フランクフルト/ドイツ)
先月の最終予選初戦(オマーン戦)と違うのは、1番は気持ちの面です。この2試合は絶対落とせないし勝たないといけないです。試合に向けて、気持ち的な準備もできています。ドイツから中東への移動で時差もないし、コンディション的にはかなりいいです。自分自身は所属クラブでのシーズンが始まってから、移籍のことだったり頭の部分で問題もあり、クラブでもパフォーマンスがあまり良くなかった中での先月の代表戦でした。いまは気持ちもしっかり整理をつけてパフォーマンスも戻ってきています。
サウジアラビアのチームに対する印象は個人的に何もありません。まわりはアジアカップでの対戦のことをよく言いますが、難しい試合になるだろうなというイメージしかありません。これから相手を分析していきたいと思います。
FW 大迫勇也 選手(ヴィッセル神戸)
サウジアラビア代表は個の能力が上がってきていて、それに加えてヨーロッパの監督が規律、戦術をチームに落とし込んでいる印象があります。
2019年のアジアカップでの対戦では相手にボールを保持される時間が長かったですが、今回の試合でどうなるかは試合に入ってみないと分からない部分はある。僕らもボールを持ちたいですがチームの中で話をして、どういう入りを決めるか。共有しておきたいと思っています。
自分たちが置かれている状況はみんなが分かっています。今月対戦するサウジアラビア、オーストラリアは2連勝しているのでここで、この2チームをたたかないといけません。この2試合は最終予選前半のヤマ場だと思いますしここでしっかり結果を出せればワールドカップに近づきますし、結果が出なければ、厳しくなります。これは全選手が理解して同じ方向を向いて、いい準備をして、いい試合の入りをして、結果を出し切ることが大事だと思います。
試合に臨む上で個人的には常にピッチの上で何をするのが効果的かを考えています。ピッチの中で、いいパフォーマンスをするためにいかにいい準備をするか、それ以外は考えていません。
アジア最終予選(Road to Qatar)
2021年10月7日(木) 20:00 キックオフ(日本時間 10月8日(金)2:00)vs サウジアラビア代表
会場:ジッダ(サウジアラビア)/King Abdullah Sports City
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