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SAMURAI BLUE、南野選手、中島選手らが合流して練習 ~FIFAワールドカップカタール2022アジア2次予選~
2019年11月13日
SAMURAI BLUE(日本代表)は11月12日(火)、FIFAワールドカップカタール2022アジア2次予選のキルギス代表戦へ向けて、所属クラブの試合の都合で合流が遅れていたMF南野拓実選手(ザルツブルク)やMF中島翔哉選手(FCポルト)らが合流、キルギスの首都ビシュケクで練習を行いました。
寒さを感じる晩秋の午後、快晴の空の下で始まった練習は、地元クラブFCドルドイのグラウンドで実施。宿舎でコンディション調整のMF橋本拳人選手(FC東京)を除いた22人が集合しました。
当初の非公開から公開へ変更された練習には、隣接するグラウンドでの練習を終えたクラブのジュニアユースの選手たちが立ち寄って日本代表の選手たちに熱い視線を送る中、代表チームはGK3選手と、フィールドプレーヤーは前日から参加している10人と、それ以外の選手9人に分かれて体を動かしました。
DF吉田麻也選手(サウサンプトン)やDF酒井宏樹選手(オリンピック・マルセイユ)ら初日から参加しているメンバーは、ボール回しの後、狭いエリアでの5対5の対人練習へ。このメニューにはGKも参加して、1人はフリーマンとして中に入り、2人はリベロのように後方でプレー。さらに、ゴールを置いたハーフコートでの5対5では、GKから前へ素早い切り替えでの攻撃を組み立てる練習に取り組みました。森保一監督からは「選択肢を持ってパスを出す」、「相手を上回ってプレーする」など、注意を促す声がかけられていました。
練習の最後には、FW永井謙佑選手(FC東京)やFW鈴木武蔵選手(北海道コンサドーレ札幌)らが、両サイドからのクロスに合わせてシュート練習を行いました。
一方、所属クラブでの試合の都合でこの日から合流した南野選手やMF伊東純也選手(KRCヘンク)らはジョギングやストレッチ、体幹トレーニング、ボールリフティングなどの軽めの内容に終始。リラックスした雰囲気の中、MF中島翔哉選手(FCポルト)やMF原口元気選手(ハノーファー96)は、2度目のジョギングでは軽くドリブルをしながらピッチを周っていました。
早めに終えると、各自でパス交換やジョギングなど思い思いに体を動かし、MF柴崎岳選手(デポルティボ・ラ・コルーニャ)らはストレッチをしながら、先着組の仲間の練習を見つめていました。
この日は背番号も発表となり、10番、9番はこれまで同様に中島選手、南野選手が着用。今年3月以来2度目の合宿参加となったMF山口蛍選手(ヴィッセル神戸)は20番、同じくDF佐々木翔選手(サンフレッチェ広島)は17番、9月以来の復帰の鈴木選手21番に決まりました。
アジア2次予選で日本は開幕から現在3連勝中で、キルギス戦は年内最後の代表戦となります。
南野選手は、「勝って終わりたい。(2次)予選突破を大きく引き寄せる勝利になると思う。結果にこだわって、いつも通りプレーしたい」と話していました。
試合前日の13日(水)は、試合会場での公式練習に臨みます。
選手コメント
GK #12 権田修一 選手(ポルティモネンセSC)
初めて来た国で天然芝という情報しかないですが、どんなグラウンドでも日本が負けてはいけないことは間違いありません。短い期間でボールフィーリングやコンディションを含めて、フィジカルだけではないところも上げていかなければいけません。自分で変えられることを変える努力をすることが、海外で生きていくには必要なことです。そういうところで強くなれれば、(そのマインドが)チーム全体を強くする部分はあると思っています。
DF #4 畠中槙之輔 選手(横浜F・マリノス)
ピッチコンディションなど日本とは違う環境ですが、対応していきたいです。2試合のどちらに出ても良いように、自分の持ち味を出す準備はしています。相手は少ないチャンスで得点を狙ってきますが、そこでディフェンスが失点しないことでチームが勢いづくと思います。失点をしないことがこの予選では大事になってくるので、意識してやりたい。自分が評価してもらっているのはビルドアップの部分なので、自分がプレーしたらそこは意識してやっていきたいです。
DF #17 佐々木翔 選手(サンフレッチェ広島)
まずはチームファーストですし、試合に出て結果を出したいと思います。練習のパフォーマンスからしっかりやることが大事で、チームの力になりたいです。テンポの速い練習で、久々に戻って来られたなという感じがしました。(前回の参加から時間が空いたが)その中でも自分の力を発揮することが大事で、それはイメージしてきています。(離れていた間に)大きな変化はないと思いますし、より高いレベルで厳しさを持ってやれています。対戦相手のことはしっかり映像を見てつかみたいと思います。
MF #6 遠藤航 選手(VfBシュツットガルト)
ピッチコンディションはまだ分からないですが、良くはないという想定で準備はします。まずは自分たちのサッカーをやろうとすることが大事ですし、しっかりボールを動かすところを意識して、それができなかった時には球際で負けない、切り替えを早くするなど、ベースの部分が大事になってきます。まず失点をしない戦い方が大事です。良い入りをして1点獲れれば、かなり有利な状況で試合を進めることができるので、立ち上がりは意識したいです。
MF #9 南野拓実 選手(ザルツブルク)
前回対戦した時の印象からすると、キルギス戦は僕たちがボールを持つ時間が少し長くなって、相手は粘り強くゴール前で体を張ってくると思います。その中で泥臭くゴールに向かっていく姿勢や、最後にシュートまで持って行く力強さなどが必要になってくると思います。チームに貢献したいですし、それが一番です。相手の裏やゴール前など最後の部分で顔を出す回数を意識することや、自分が前で起点になって攻撃のスイッチにならないといけないというところも意識しています。
MF #10 中島翔哉 選手(FCポルト)
明後日のキルギス戦に100%集中しています。その後のことは時差もありますし、その後で考えればいいので、明後日の試合で100%の力を出せるようにやっていきたいです。キルギスとの前回の試合もあまり覚えていないので、試合をやってみて、その中でしっかり判断していいプレーがしたいです。予選は毎試合大事ですし、ホームでもアウェイでも簡単な相手はいません。全力でチームの役に立てればと思っています。
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酒井宏樹 選手(オリンピック・マルセイユ/フランス)インタビュー
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南野拓実 選手(ザルツブルク/オーストリア)インタビュー
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中島翔哉 選手(FCポルト/ポルトガル)インタビュー
スケジュール
FIFAワールドカップカタール2022アジア2次予選兼AFCアジアカップ中国2023予選 対 キルギス代表
11月11日(月) | PM | トレーニング |
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11月12日(火) | PM | トレーニング |
11月13日(水) | TBC | 公式会見・公式練習 |
11月14日(木) | 17:15 | FIFAワールドカップカタール2022アジア2次予選 兼AFCアジアカップ中国2023予選 対 キルギス代表(Dolen Omurzakov Stadium) |
11月16日(土) | 18:00 | トレーニング(J-GREEN堺)※一般公開 |
※時間は全て現地時間です。
※スケジュールは都合により変更となる場合があります。
2022FIFAワールドカップカタールアジア2次予選兼AFCアジアカップ中国2023予選
キルギス代表 対 SAMURAI BLUE(日本代表)
開催日時:2019年11月14日(木) 17:15(日本時間20:15)キックオフ(予定)
会場:キルギス/Dolen Omurzakov Stadium
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