ニュース
SAMURAI BLUE、サンパウロで初練習 ~CONMEBOLコパアメリカブラジル2019~
2019年06月14日
南米サッカー連盟(CONMEBOL)が主催するコパアメリカに出場するSAMURAI BLUE(日本代表)が6月13日(木)、初戦が行われるブラジルのサンパウロで活動を開始しました。
約一日半をかけて日本から移動してきたチームは、前日12日(水)の夜にサンパウロ入り。組織委員会のフルサポートもあり、空港では一般動線とは別のルートが用意され、ポリスエスコートとともにスムーズに宿舎に直行しました。
翌日の初練習には全23選手がグラウンドに出向き、各自がコンディションを確かめるようにジョギングや体幹トレーニング、ボールフィーリングなどで汗を流しました。サンパウロFCの拠点で行われた公開練習には、小学生約450名、保護者約300名の計750名が訪れ、非常に賑やかななかでのスタートとなりました。
「ブラジルで生活している子どもたち、応援してくれる子どもたちに夢や希望、元気、勇気を届けようと選手たちに声をかけた」とは森保監督。日本人学校や日系人のほか、なかには元ブラジル代表のエジミウソンさんが生活貧困世帯のために立ち上げたエジミウソン財団の子どもたち100名の姿も。アディダスジャパンから提供された日本代表ユニフォームに身を包み、緊張気味に写真撮影に臨んでいました。
CONMEBOLコパアメリカブラジル2019は14日(金)に開幕。開幕戦では地元ブラジルとボリビアがサンパウロのMorumbi Stadiumで対戦します。そして3日後の17日(月)20時(日本時間翌18日8時)から、同じ会場で日本はチリとグループステージ第1戦を戦います。
監督・選手コメント
SAMURAI BLUE(日本代表)森保一 監督
初戦までの三日間で、これまでのベースを確認しつつ、互いのプレーの意思疎通を図れるような時間を作りたいと考えています。SAMURAI BLUEとU-22日本代表監督を兼任するなかでチームのコンセプトは同じですので、選手たちはスムーズに入れると思います。勝つために、厳しい戦いは覚悟して臨みます。勝利を目指して、初めて(試合のなかで)学ぶことができると考えています。
GK #1 川島永嗣 選手(RCストラスブール/フランス)
長い移動の末にようやくブラジルの地に辿り着きました。試合までなかなか時間がないですが、いいかたちで準備を始められればと思います。日系の方々の気持ちも背負ってプレーしたいですし、勇気をピッチの上で見せたいです。南米のチームが本気で臨むこういったチャンスはなかなかありません。大会中はいろんな難しい時間もあると思いますが、自分の経験してきたことを若手にいい意味で伝えて、チームがいい方向に向くよう意識したい。良い経験をしてという気持ちで臨むべきではないですし、勝つのが当たり前だという気持ちで臨まなければいけません。初戦は本当に大切。物おじせず、思い切って、いい結果を目指して戦いたいです。
MF #8 伊藤達哉 選手(ハンブルガーSV/ドイツ)
日本から離れている地でも、ブラジルには日系の方々もいらして、応援してくれているんだとあらためて感じました。(トゥーロン国際大会からの合流ですが)トゥーロン組の選手たちは各々感じるものがあったと思うし、練習からスタメン争いをバチバチやっている感覚がありました。2020年の五輪に向けたサバイバルが始まっているというみんなの思いが、チームとしていい結果につながっていると思います。(コパアメリカ初戦で対戦する)チリは身体が強くハードワークもできる。チームとして戦っている手ごわい相手です。こちらは一人一人がハードワークして自分のプレーの最大限を出さないと間違いなく厳しくなります。本気の南米と試合ができる機会をしっかりと噛みしめ、日本の名に恥じないよう戦いたいです。
FW #13 上田綺世 選手(法政大)
代表として同じチームでありながらも、各々が自分の価値を上げるために来ています。仮に通用しなくても、自分にとって(本大会を)大事な分岐点にできるかどうか。(経験のある選手たちから)コミュニケーションを取るなかで、盗んでいくものもあると思います。
スケジュール
CONMEBOLコパアメリカブラジル2019
大会期間:2019/6/14(金)~2019/7/7(日)
グループステージ:
2019/6/18(火) 8:00キックオフ(日本時間)
vs チリ代表
2019/6/21(金) 8:00キックオフ(日本時間)
vs ウルグアイ代表
2019/6/25(火) 8:00キックオフ(日本時間)
vs エクアドル代表