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SAMURAI BLUE森保監督、2試合32人体制で戦力の底上げへ ~FIFAワールドカップアジア2次予選、キリンチャレンジカップ2019~
2019年11月07日
SAMURAI BLUE(日本代表)の森保一監督は11月6日(水)、アウェイで臨むFIFAワールドカップカタール2022アジア2次予選のキルギス代表戦(14日、ビシュケク)とキリンチャレンジカップ2019ベネズエラ代表戦(19日、大阪)に臨むメンバーを発表。一部選手を入れ替える総勢32人体制で、戦力の底上げを図る意向を明らかにしました。
現在3戦全勝中で、森保監督が「全勝突破を考えている」と話すワールドカップ2次予選で今回対戦するキルギス戦へは、MF南野拓実選手(ザルツブルク)やMF中島翔哉選手(FCポルト)、MF柴崎岳選手(ディポルティボ・ラ・コルーニャ)、MF吉田麻也選手(サウサンプトン)ら、お馴染みの選手が選出されました。
10月のワールドカップ予選で久しぶりに招集されたMF浅野琢磨選手(FKパルチザン・ベオグラード)とMF鎌田大地選手(アイントラハト・フランクフルト)も、引き続き名を連ねています。
また、DF佐々木翔選手(サンフレッチェ広島)、MF山口蛍選手(ヴィッセル神戸)が今年3月以来、FW鈴木武蔵選手(北海道コンサドーレ札幌)は9月以来の復帰となりました。
しかし、MF久保建英選手(RCDマジョルカ)、MF堂安律選手(PSVアイントホーフェン)、MF板倉滉選手(FCフローニンゲン)は同時期に活動するU-22日本代表に専念。負傷明けのFW大迫勇也選手(ヴェルダー・ブレーメン)の招集は、コンディションを考慮して見送られました。
森保監督は、「キルギス戦は環境を含めて非常に厳しい戦いになる。勝って終われるように、2次予選をよりよい形で進められるように戦いたい」と話しています。
チームは11月10日(日)に日本を出発して11日(月)から現地で調整しますが、試合後は23人のメンバーのうち、南野選手、鎌田選手、吉田選手をはじめ、GKシュミット・ダニエル選手(シントトロイデンVV)、DF長友佑都選手(ガラタサライSK)、DF酒井宏樹選手(オリンピック・マルセイユ)、DF安西幸輝選手(ポルティモネンセSC)、MF伊東純也選手(KRCヘンク)、MF遠藤航選手(VfBシュツットガルト)の9選手はチームを離れて所属クラブに戻ります。
代わって、大阪でのベネズエラ戦へはMF井手口陽介選手(ガンバ大阪)、MF大島僚太選手(川崎フロンターレ)、DF車屋紳太郎選手(川崎フロンターレ)、DF三浦弦太選手(ガンバ大阪)、GK中村航輔選手(柏レイソル)の5人が代表復帰。井手口選手は2018年5月以来の代表活動で森保監督体制では初招集です。
さらに、DF進藤亮佑選手(北海道コンサドーレ札幌)、DF荒木隼人選手(サンフレッチェ広島)、MF古橋亨梧選手(ヴィッセル神戸)、FWオナイウ阿道選手(大分トリニータ)が代表初選出となりました。
この9選手は11月16日(土)に大阪でチームに合流してベネズエラ戦に備えます。
森保監督は今回の入れ替えの狙いについて、「これまで招集できなかった選手や初招集の選手を含めて活動する中で、選手の特長を知る。個人としても代表としても経験値を上げて、さらに代表のレベルアップをしていく」ことにあると説明。限られた代表活動の時間のなかで、ワールドカップ最終予選を念頭に、この時期にチーム力アップを図りたい意向を明らかにしました。
指揮官は、「まだまだ招集しきれていない、力のある、すばらしい選手がいることを感じる試合にしたい。一戦一戦、勝利を目指して戦っていきたい」と語りました。
キルギス戦はビシュケクのドレンオムルザコフスタジアムにて11月14日(木)17:15(日本時間同日20:15)開始、ベネズエラ戦は大阪のパナソニックスタジアム吹田にて19日(火)19:25キックオフの予定です。
コメント
SAMURAI BLUE(日本代表)森保一 監督
キルギス戦は、環境を含めて厳しい戦いになることを覚悟しながら、我々が最後に勝って終われるように、ワールドカップ2次予選をより良い形で進められるように、結果を求めながら戦っていきたいと思っています。
選手たちが油断や隙を見せずに、やるべきことを集中力を持ってハードワークし続けて、3連勝できました。次のキルギス戦も、相手のことを知った上で、我々がどれだけ力を発揮できるか。対戦相手がどこでも我々が成長できるようにという思いを持って臨みます。
タジキスタン戦からの修正点としては、相手のプレッシャーが強い時間帯で難しい戦いを強いられた中でも、もっと良い形でボールを動かして相手ゴールに迫る、攻撃のクオリティを上げていかなければなりません。また、攻撃から守備に切り替わった時に、相手へのプレッシャーがかからずに局面を突破されて後手を踏んだところがありました。切り替えをより速くすることや、相手にとって圧力に感じる迫力のある守備をできなければいけないと考えています。
吹田でのベネズエラ戦は選手が何人か入れ替わります。欧州組の選手はコンディションを考慮して、所属チームに戻って自分のポジションを掴み、パフォーマンスを上げて自クラブで存在感を上げてもらいたいと考えて、(何名かは)帰ってもらうことにしました。
また、これまで代表活動に招集できなかった選手を招集させてもらい、彼らに新たな日本代表の戦力として戦術などを理解してもらう活動にしたいと考えています。経験値の浅い選手たちにとっては貴重な代表での経験になります。個のレベルアップ、チームのレベルアップがこのベネズエラ戦でできること。それが日本サッカーの全体的なレベルアップになると考えています。
関塚隆 JFA技術委員会委員長
アジア2次予選を3連勝でここまで来ることができましたが、この11月のキルギス戦に勝利して4連勝で折り返したい。その後、ベネズエラ戦がありますが、ここまで多くの選手といろいろな世代で活動してきて、日本代表は競争力をも高まり、世代の融合も大分量れてきたと思っています。その中で、キリンチャレンジカップでメンバーを替えて、今後の日本代表(の戦力)として戦えるか、森保監督の下で測れる良いチャンスです。この2試合をしっかりとした戦いで、日本サッカーの成長に持っていきたいと思います。
スケジュール
FIFAワールドカップカタール2022アジア2次予選兼AFCアジアカップ中国2023予選 対 キルギス代表
11月11日(月) | PM | トレーニング |
---|---|---|
11月12日(火) | PM | トレーニング |
11月13日(水) | TBC | 公式会見・公式練習 |
11月14日(木) | 17:15 | FIFAワールドカップカタール2022アジア2次予選 兼AFCアジアカップ中国2023予選 対 キルギス代表(Dolen Omurzakov Stadium) |
11月16日(土) | 18:00 | トレーニング(J-GREEN堺)※一般公開 |
※時間は全て現地時間です。
※スケジュールは都合により変更となる場合があります。
キリンチャレンジカップ2019 対 ベネズエラ代表
11月16日(土) | 18:00 | トレーニング(J-GREEN堺)※一般公開 |
---|---|---|
11月17日(日) | PM | トレーニング |
11月18日(月) | PM | 公式会見・公式練習 |
11月19日(火) | 19:25 | キリンチャレンジカップ2019 対 ベネズエラ代表(パナソニック スタジアム 吹田) |
※スケジュールは都合により変更となる場合があります。
2022FIFAワールドカップカタールアジア2次予選兼AFCアジアカップ中国2023予選
キルギス代表 対 SAMURAI BLUE(日本代表)
開催日時:2019年11月14日(木) 17:15(日本時間20:15)キックオフ(予定)
会場:キルギス/Dolen Omurzakov Stadium
SAMURAI BLUE(日本代表)対 ベネズエラ代表
開催日時:2019年11月19日(火) 19:25キックオフ(予定)
会場:大阪/パナソニック スタジアム 吹田
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