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SAMURAI BLUE森保監督、ボリビア戦で勝利とチーム力の底上げを期待~キリンチャレンジカップ2019(3/26@兵庫 vsボリビア代表)~
2019年03月26日
SAMURAI BLUE(日本代表)は3月25日(月)、キリンチャレンジカップ2019ボリビア代表戦を翌日に控えて、試合会場の兵庫県のノエビアスタジアム神戸で前日会見に臨み、先発メンバーを総入れ替えする意向を示し、「勝利を目指して戦う」と抱負を述べました。
チームはこの日の午後、試合会場で公式練習に臨み、ランニングやストレッチなどでウォーミングアップを行い、MF香川真司選手(ベシクタシュJK)やMF乾貴士選手(デポルティボ・アラベス)らフィールドプレーヤーは2組に分かれてボール回しを実施。選手たちから歓声も上がり、明るさの中に集中した雰囲気に包まれていました。
その後は非公開にして、ボリビア戦へ向けて戦術の最終確認を入念に行いました。
先発メンバーについて森保監督は、「できれば招集した選手全員を使いたい。基本は総替え」と公式練習前の会見で話し、今秋開始予定の2022 FIFAワールドカップ予選と3年後の本大会を見据えて、チームの底上げをさらに進めたい意向です。
コロンビア戦に交代出場したFW鎌田大地選手(シントトロイデンVV)やDF安西幸輝選手(鹿島アントラーズ)をはじめ、今回のシリーズで初選出された顔ぶれは5人。久しぶりの代表復帰となったDF西大伍選手(ヴィッセル神戸)らを含めて、新戦力の台頭と経験のある香川選手らとの融合に期待がかかります。
鎌田選手は「みんなのやりたいことやチームのやりたいことも分かってきている。スタメンで出られれば、我慢しながらチャンスも来ると思う。そこで自分がどれだけできるか」と話しています。
コロンビア戦は0-1で敗れたSAMURAI BLUE、平成最後の代表戦となるボリビア戦は勝利で終えたいところです。
攻撃の改善へ森保監督はシュートのクオリティを求めるとともに、ゴールへ向かう姿勢が大事だとして、「1回目がダメでも2回目、3回目と前向きなトライをしてほしい」と話しました。
ボリビアは今年2月からエドゥアルド・ビジェガス監督を迎えて、今年6月に日本も招待参加するコパアメリカ南米選手権へ向けて準備を進めています。
22日(金)には韓国代表と対戦して0-1で敗れ、新体制で1分1敗。日本戦には初勝利がかかっています。
ビジェガス監督は「チームの特長は堅い守備。今年1月のU-20 FIFAワールドカップ南米予選を戦った若手を加えて、彼らが変化をもたらしてくれている」と話し、「韓国ともインテンシティの高い試合をした。高いモチベーションで臨む」と述べています。
メンバーはチリやメキシコでプレーしている選手3人を除いて、国内でプレーする選手で編成されており、20歳以下の3選手以外にも23歳以下の選手も多く擁しています。
両国の通算対戦成績は日本の1勝1分。FIFAランキングでは日本の27位に対して、ボリビアは60位です。
森保監督は、ボリビアが韓国の猛攻に終盤まで無失点だった守備を「そういう戦いに慣れている。守備を徹底できる強いチーム」と警戒。「臨機応変に対応力を持って戦わなければならない」と話しています。
乾選手は、「サイドの崩しが大事。チームとしてサイドバックやFWとの関係を意識しながら、周りとのパスワークやコンビで崩していければ」と意気込んでいました。
試合は26日(火)19:30キックオフの予定です。
監督・選手コメント
SAMURAI BLUE(日本代表)森保一 監督
常にどの試合も勝利を目指して戦うことに変わりはありません。日本での試合でチーム一丸となって最善の準備をして臨みたい。ボリビア戦へは短い準備期間でしたが、その中でベストなものを出して戦い、応援して下さる方々に喜んでいただける内容と結果を届けたいです。
ボリビアはしっかり守備を固めてカウンターアタックを仕掛ける形が基本で、韓国戦では相手に決定機を多く作られながら終盤まで無失点を続けました。守備を徹底でき、状況に応じてボールを握って相手を崩すこともします。我々もアグレッシブに戦いながら相手の出方を上回っていけるように、臨機応変に対応力を持ってやっていかなければなりません。攻撃も守備も高いインテンシティを長時間保って仕掛けるサッカーをやりたいです。
日本サッカー界は多くの方々の尽力のおかげで今があり、平成での成長があります。我々は先人の努力を少しでも良くして、さらなる発展につなげていけるように、今という時を本当に頑張っていかなければなりません。結果にこだわり、日本代表の勝利と発展を常に考えながら、私自身仕事をして次につないでいけるようにしたいと思います。
GK #23 シュミット・ダニエル 選手(ベガルタ仙台)
アジアカップ決勝から2連敗なので、その流れを断ち切りたいです。個人的には無失点で抑えたいですし、確実なプレーで見ている人が安心できるようなプレーができればと考えています。我々が攻勢に出ていても一発で失点に直結するような場面を作られる可能性もあるので、そこのリスク管理を意識してやりたいです。
DF #3 昌子源 選手(トゥールーズFC)
90分の中で危ないシーンを作られることはありますが、やられなければいいですし、ゼロにこだわりたい。ミスが3つ4つ重なって失点すると思うので、そういうのはどんどん追求したいとチームで話しました。今回代表に来て、ここに残るためにプレーやいろいろなところで貢献していかないと、という思いが強くなりました。伝えたいことや学びたいことがより一層、分かった気がします。
DF #20 畠中槙之輔 選手(横浜F・マリノス)
マリノスと代表ではポジショニングや、出しどころなどの選択肢も全然違いますが、そこは臨機応変にできたらいいと思います。しっかり整理して、周りとコミュニケーションを取りながら守って、攻撃ではスムーズにボールを回したい。攻めている時のリスク管理や、獲られたあとのカウンターのケアが大事です。自分がどこまでできるか、すごく楽しみです。
MF #14 乾貴士 選手(デポルティボ・アラベス)
勝つことしか考えていないですし、しっかり良い準備はできているので、あとは試合でやるだけです。得点を決めるところは日本の課題だと思いますが、いかに決まらない試合を少なくしていくか。そういうチームが強いので、そうなれればと思います
MF #21 堂安律 選手(FCフローニンゲン)
コロンビア戦の前半はすごく良かったと思いますが、後半は。何か変化を加えないといけないと考えました。柴崎選手を含めてビルドアップについてコミュニケーションを取れたので、中3日で次はもっと良くなると思います。
FW #18 鎌田大地 選手(シントトロイデンVV)
前回は得点がなかったので、まずはチームで得点をとれるようにしたいです。スタメンで出られれば試合時間も長いので、うまく我慢しながらチャンスも来ると思います。その時に自分がどれだけできるかだと思います。
エドゥアルド・ビジェガス ボリビア代表監督
FIFAワールドカップで素晴らしい戦いをした日本と戦えることは非常に光栄です。日本は選手もチームも秩序を保って攻守でブロックを作ってプレーし、ワールドカップでも積極的に仕掛けていました。我々は新体制でスタートしたところで、Aクラスのチームとの対戦を通して成長し、よりよいコンディションでコパアメリカに臨みたいと思っています。
スケジュール
-
宇佐美貴史 選手(フォルトゥナ・デュッセルドルフ/ドイツ)インタビュー
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堂安律 選手(FCフローニンゲン/オランダ)インタビュー
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鎌田大地 選手(シントトロイデンVV/ベルギー)インタビュー
SAMURAI BLUE(日本代表)対 ボリビア代表
開催日時:2019年3月26日(火) 19:30キックオフ(予定)
会場:兵庫/ノエビアスタジアム神戸
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