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SAMURAI BLUE西野監督、「日本らしいサッカーをしたい」~2018 FIFAワールドカップへ23選手決定~
2018年06月01日
SAMURAI BLUE(日本代表)の西野朗監督は5月31日(木)、2018 FIFAワールドカップロシアへ臨む23人のメンバーを発表。6大会連続6度目の出場となる世界最高峰の大会で2010年大会以来のグループステージ突破を目指して、「日本らしいサッカーをしたい」と抱負を述べました。
メンバーにはキャプテンの長谷部誠選手(アイントラハト・フランクフルト)をはじめ、長友佑都選手(ガラタサライ)や本田圭祐選手(CFパチューカ)ら前回大会を経験した選手が11 人選出され、負傷の影響が懸念されていた香川真司選手(ボルシア・ドルトムント)、岡崎慎司選手(レスター・シティ)、乾貴士選手(SDエイバル)も名を連ねました。
日本はロシア大会グループステージでコロンビア(6月19日、サランスク)、セネガル(24日、エカテリンブルク)、ポーランド(28日、ヴォルコグラード)と対戦します。
4月の就任後、急ピッチでチームづくりを進めている西野監督は、選考について「非常に難しく厳しい作業だったが、代表ならではの選考に関われることを非常にうれしく思う。いろいろ総合的に考えて、19日(火)にベストパフォーマンスを出してくれる選手として、いろいろな可能性を考えて選んだ。自信を持って23人をリストに上げた」と話しました。
最年長は35歳のGK川島英嗣選手(FCメス)で長谷部選手、本田選手、岡崎選手、長友選手とともに3大会連続での出場。2大会連続は吉田麻也選手(サウサンプトン)ら6人で、初出場は原口元気選手(フォルトゥナ・デュッセルドルフ)や大島僚太選手(川崎フロンターレ)など12人です。
チームの平均年齢28.26歳は過去最高ですが、西野監督は「大舞台では今までと違う状況でピッチに立たなくてはならないので、経験値のある選手たちが本当に大事になってくる」と語り、「香川は彼らしいプレーも出て良くなっている。中盤での独特な感覚、センスは高まっていくと思う。本田もコンディションが上がっていて、経験値だけでない、チームにもたらす影響力はストロングな部分」としています。
チームは6月2日(土)に合宿を行うオーストリアへ向かいます。8日(金)にスイスのルガーノでスイス代表、12日(火)にパラグアイ代表とインスブルックで国際親善試合も行い、14日(木)からは大会中のベースキャンプ地であるカザンで調整を重ねます。
本大会での厳しい戦いを想定して、西野監督は「ゼロコンマ数秒、1センチ(の違い)で勝敗が決まる。そういう厳しい瞬間を想定させて準備していかなければならない。各チームに対応できる、ベストなゲームができる代表チームを全員で結束して作り上げていきたい」と話しています。
自身初となるワールドカップを前に西野監督は、「日本らしいサッカーをやりたい。1試合1試合でポイントを獲ってグループステージは抜けたい。そういう数字を残せれば、日本のサッカーをある程度表現できるのではないか。私が求めている自分のトップパフォーマンス、その選手にしか出せないプレーを出して戦ってほしい」と、熱く語りました。
コメント
西野朗 SAMURAI BLUE(日本代表)監督
先月の監督就任からひと月足らずで、これから大きなステージに向かいます。5月21日(木)からの10日ほどのキャンプで本大会の23人のリストを上げなければいけないのは、非常に難しく厳しい作業でしたが、代表ならではの選考に自分が関われることを非常にうれしく思っています。自信を持って23人をリストに上げました。ロシアの舞台を作ってくれた選手たち、現在非常に伸びている選手やこれから飛躍してくれる選手たちもいて、簡単に23人は決められず、総合的に考え、6月19日(火)のコロンビア戦でベストパフォーマンスを出してくれる選手として、いろいろな可能性を考えて選びました。
日本には積み上げてきた素晴らしいストロングポイントもあり、それを活かした代表でありたいですし、違う対応や変化を持たせて、日本らしいサッカーを披露したいです。1試合1試合ポイントを獲ってグループステージは抜けたい。そういう数字を残せば、日本のサッカーをある程度表現できるのではと考えています。高いレベルでの舞台で、自分たちが優位に試合を進められる。そういう対応力を選手たちに求めています。昨日の試合でも自分のポジションが多少変わっても対応してくれました。
この23選手で、どういうシステムとキャスティングで、どんな試合ができるか、ポジティブな絵はたくさん描けています。それを選手に落とし込むのは難しいですが、選手には同じように絵を描いてほしい。いろいろなパターンを選手たちに与えて、それが自然と試合で出るような準備をしなくてはなりませんが、日本人選手の良さは、そういう対応力が非常に高いところです。初戦のコロンビアに対して強く入って、コロンビアを倒すことを目指しています。選んだ23人がこれからどういう活躍をしてくれるのか、楽しみで仕方ありません。
関塚隆JFA技術委員長
西野監督の下、21日(木)からのキャンプを通じて、FIFAワールドカップで必要になるであろう、新しいチャレンジもして、成果と課題が出たのが昨日のガーナ戦でした。6月2日(土)に日本を出発してキャンプを重ねながらワールドカップでしっかりと我々の戦いを、西野監督の下、結束力を持ったチームで迎えられるように、全力でサポートしてまいります。日本中のみなさんに応援していただけるような熱い戦いをしたいと思います。
田嶋幸三JFA会長
いよいよFIFAワールドカップのカウントダウンが始まりました。選手にとってワールドカップに出場することは夢です。限られた選手しか立つことができない、世界最高峰の舞台です。23人のSAMURAI BLUEは選ばれし者としての誇りと志をもって、スポーツマンシップにのっとったプレーをピッチの上で見せてほしいと思います。決して簡単ではない、厳しい戦いであることは分かっています。日本サッカーの97年の歴史と、ワールドカップに出場してからの20年で培った経験を活かして、全力でSAMURAI BLUEをバックアップし、最後までフェアプレーで戦っていきたいと思っています。チームにとって最も大きな力になるのは、日本中のみなさんの大きな応援と声援です。ワールドカップに臨むSAMURAI BLUEに熱いエールを送っていただきたい。ぜひよろしくお願いします。
スケジュール
6月3日(日) | PM | トレーニング |
---|---|---|
6月4日(月) | PM | トレーニング |
6月5日(火) | PM | トレーニング |
6月6日(水) | PM | トレーニング |
6月7日(木) | PM | 公式練習 |
6月8日(金) | 19:00 | 国際親善試合 vs スイス代表(Stadium Cornaredo) |
6月9日(土) | PM | トレーニング |
6月10日(日) | PM | トレーニング |
6月11日(月) | PM | 公式練習 |
6月12日(火) | 15:05 | 国際親善試合 vs パラグアイ代表(Tivoli Stadion) |
6月13日(水) | AM | トレーニング |
6月14日(木) | PM | トレーニング |
6月15日(金) | PM | トレーニング |
6月16日(土) | PM | トレーニング |
6月17日(日) | AM | トレーニング |
6月18日(月) | PM | 公式会見・公式練習 |
2018 FIFA World Cup Russia | ||
6月19日(火) | 15:00 | 第1戦 vs コロンビア代表(Mordovia Arena) |
6月20日(水) | PM | トレーニング |
6月21日(木) | PM | トレーニング |
6月22日(金) | AM | トレーニング |
6月23日(土) | PM | 公式会見・公式練習 |
6月24日(日) | 20:00 | 第2戦 vs セネガル代表(Ekaterinburg Arena) |
6月25日(月) | PM | トレーニング |
6月26日(火) | AM | トレーニング |
6月27日(水) | PM | 公式会見・公式練習 |
6月28日(木) | 17:00 | 第3戦 vs ポーランド代表(Volgograd Arena) |
※時間はすべて現地時間。
※スケジュールは、チームのコンディションや天候等により急きょ変更する場合があります。
2018FIFAワールドカップロシア
大会期間:2018年6月14日(木)~2018年7月15日(日)
グループステージ
第1戦 6月19日(火) 21:00[日本時間] vs コロンビア代表
第2戦 6月25日(月) 0:00[日本時間] vs セネガル代表
第3戦 6月28日(木) 23:00[日本時間] vs ポーランド代表
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