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SAMURAI BLUE、ウクライナ戦へ非公開練習で調整
2018年03月26日
SAMURAI BLUE(日本代表)は3月25日(日)、キリンチャレンジカップ2018 in EUROPEのウクライナ代表戦へ向けてベルギーのリエージュ郊外で練習を行ない、冒頭15分以外を非公開として調整しました。
前日に引き続き好天に恵まれた暖かい陽射しの中、選手たちはランニングや体操で体をほぐし、その後の非公開練習では戦術の確認を行ないました。
負傷の影響で前日の練習で部分合流したDF遠藤航選手(浦和レッズ)は全体練習に本格的に参加しましたが、FW大迫勇也選手(1.FCケルン)が内転筋の違和感で大事を取って別メニュー調整。負傷を抱えているMF大島僚太選手(川崎フロンターレ)とDF宇賀神友弥選手(浦和レッズ)はこの日も練習には参加しませんでした。
今夏のFIFAワールドカップロシアへ向けた準備の一環として、今回の試合はグループステージで対戦するポーランドを想定したものです。
ウクライナは2006年のワールドカップではベスト8に進出しましたが、その後は2010年、2014年大会と出場を逃し、今夏のロシア大会もヨーロッパ予選でアイスランド、クロアチアと同じグループで3位になり、3大会連続で出場権獲得はなりませんでした。しかしながら、FIFAランクでは日本の55位に対して35位です。
元ウクライナ代表FWとして活躍したアンドリー・シェフチェンコ監督が2016年から代表チームを率いており、先週23日(金)に日本がマリと1-1で引き分けた翌24日(土)には、スペインのマルベーリャでサウジアラビアと対戦して1-1で引き分けています。
日本とウクライナとの対戦は1勝1敗。2002年3月の親善試合で日本が1-0で勝ちましたが、2005年10月にキエフで行われた親善試合は0-1で敗れています。今回はそれ以来の顔合わせです。
チームにとってはワールドカップへチーム強化を図る一方で、本大会メンバーを絞り込む前の最終チェックの試合でもありますが、DF長友佑都選手(ガラタサライ)はメンバー選考へのアピールばかりを考えていては、本大会への強化にならないと警鐘を鳴らしています。
「ワールドカップのメンバーに選ばれるためにプレーするという目標だけでは、内容や結果を求めるのは厳しい。ワールドカップで勝つために一人ひとりがどれだけ本気で思っているか、そういうプレーができるか」と、2010年、2014年大会の経験から長友選手は言います。
また、FW本田圭祐選手(CFパチューカ)も、「ウクライナはシェフチェンコが監督をやっている以上、勝者のメンタリティを持ち、全力でやってくるのは間違いない。その点では本番を想定した戦いができる。最低でも引きわけで、勝たないといけないと思っている」と、本大会を意識したプレーを心掛けていると話しています。
試合はリエージュのスタッド・モーリス・デュフランにて27日(火)、14:20(日本時間21:20)キックオフの予定です。
選手コメント
GK #12 東口順昭 選手(ガンバ大阪)
前回のマリ戦はボールの獲りどころが決まらなかったのですが、試合に出ている選手が感じていることがあるはずなので、出ている選手でどう守るか、臨機応変にやるべきだったと思います。そういうことをできていたら、もっといい試合になったと思います。監督の求めるサッカーができない時は臨機応変さが必要だと思います。
DF #5 長友佑都 選手(ガラタサライ)
ネガティブだとは思いたくないですが、漂っているそういう雰囲気を消すためには、ウクライナ戦で自分たちに自信を持てるようなプレーをしなければいけないと思っています。今の状況に監督も選手もすごく危機感を持っていて、どうやってこの壁を乗り越えるか、本当にみんなが話しているので、この状況はチームにとって必ずプラスになると、これはチャンスだととらえたいと思っています。
MF #7 柴崎岳 選手(ヘタフェCF)
ウクライナはマリよりも戦術的にも成熟して技術も高いです。自分たちは短時間にコミュニケーションを取ってどこまで修正できるかですが、それがちょっと欠けているかと思います。それができれば自信につながります。マリ戦は一人一人ミスも多かったですし、メンタルの準備も十分ではなかった。個人のパフォーマンスが上がればチームのパフォーマンスも上がると思うので、もう少しそこに集中してプレーして、自分のプレーに集中してやりたいと考えています。
FW #4 本田圭祐 選手(CFパチューカ)
ウクライナはマリより強いのは明らかですが、個人的には試合に出たら、相手が整う前に奪いたいと思います。ビルドアップのところで起点にならないといけないですし、最後に仕留めるプレーを最低でも数回出していかないといけないと考えています。チームとして結果にこだわる雰囲気は作っていきたいと思っています。2010年の時にはぎりぎりでミーティングをして、ボールに食らいつくことを確認してよくなりました。本当に基本的なところですが、一人が1歩、11人で11歩、すべての場面で縮めていったら失点せずに、得点もできるかもしれない。みんなが自信を持ってピッチ上で自分を出せるような雰囲気づくりは必要だと思っています。
FW #9 杉本健勇 選手(セレッソ大阪)
チャンスに決める決定力が求められていて、決めなくてはいけないと思っています。5月のメンバー選考のことは考えず、次の試合で自分の力を出し切ることしか考えていません。いい守備からいい攻撃につながるので、全員で守らないと守れません。ウクライナの守備ラインにはフィジカルの強い選手がいますが、隙もあると思うので、そこをうまく突いていきたいと思います。
FW #13 小林悠 選手(川崎フロンターレ)
調子は悪くありません。自分たちにはうまい選手が多いので、ボールの運び方とか話し合ってやりたいです。個人的には得点に絡むプレーを求められているので、そこは狙っていきたいと思っています。1トップは(所属の)チームでもやっています。ウクライナは強いチームですし、体が大きい選手がいますが、しっかり競り合って、僕は俊敏性で差をつけたいと考えています。
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柴崎岳 選手 (ヘタフェCF/スペイン) インタビュー
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本田圭佑 選手 (CFパチューカ/メキシコ) インタビュー
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森重真人 選手 (FC東京) インタビュー
スケジュール
3月19日(月) | PM | トレーニング |
---|---|---|
3月20日(火) | PM | トレーニング |
3月21日(水) | PM | トレーニング |
3月22日(木) | PM | 公式練習 |
3月23日(金) | 1-1 | 国際親善試合 vs マリ代表(スタッド・モーリス・デュフラン) |
3月24日(土) | AM | トレーニング |
3月25日(日) | PM | トレーニング |
3月26日(月) | PM | 公式練習 |
3月27日(火) | 14:20 | キリンチャレンジカップ 2018 in EUROPE vs ウクライナ代表(スタッド・モーリス・デュフラン) |
※時間はすべて現地時間。
※スケジュールは、チームのコンディションや天候等により急きょ変更する場合があります。
SAMURAI BLUE vs ウクライナ代表
2018/3/27(火) 現地時間 14:20 (日本時間 21:20) キックオフ(予定)
ベルギー/スタッド・モーリス・デュフラン
大会情報はこちら
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