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ハリルホジッチ監督、「明日は勝つ」 ~ワールドカップ最終予選イラク戦へ~
2016年10月06日
SAMURAI BLUE(日本代表)のヴァイッド・ハリルホジッチ監督は10月5日(水)、2018年のFIFAワールドカップアジア最終予選第3戦のイラク戦を翌日に控えて試合会場の埼玉スタジアムで公式会見に臨み、「日本は最終予選を突破するクオリティがある。明日は勝つ」と自信を見せました。
9月に始まった最終予選で日本はホームでの初戦でアラブ首長国連邦(UAE)に黒星を喫したものの、アウェイでの第2戦でタイに勝ち、現在予選グループBで3位です。ロシア大会の出場権は各グループ上位2位までが無条件で獲得できますが、現在首位のオーストラリア、2位のサウジアラビアとはともに勝点3差。11日(火)に控えるアウェイでのオーストラリアとの対戦を前に、日本は勝利が求められています。
ハリルホジッチ監督は、「最終予選は常にプレッシャーがある。プレッシャーがあるのはいいこと。プレッシャーによって選手はより高いモチベーションを持てる」とポジティブ思考。「経験のある者はこういう状況でしっかりコントロールできる。困難な時は強い気持ちが必要で、メンタルが違いをもたらす」と話し、選手たちに期待と信頼を寄せています。
チームはこの日、試合会場で公式トレーニングに臨み、冒頭15分以外を非公開にして戦術の最終確認を行いました。
ドイツのヘルタ・ベルリンで今季の6試合全てにフル出場し、好調を維持しているMF原口元気選手は、「パスや裏を狙うだけでは相手もそう簡単には崩れない。一枚剥がすプレーも必要。ゴールに直結するプレーをしたい」と、昨年6月の親善試合で代表初ゴールを挙げたイラクとの対戦に、攻撃のイメージを膨らませているようでした。
両チームの最終予選での顔合わせは、1994年アメリカ大会予選(△2-2)と2014年ブラジル大会予選(ホーム○1-0、アウェイ○1-0)以来。これらを含め、対戦成績は日本の6勝2分3敗で、2000年AFCアジアカップでの対戦以降は6連勝中です。
イラクは2次予選を2位で通過して最終予選へ進出。9月の2連戦でオーストラリアに0-2、サウジアラビアに1-2の逆転負けを喫して現在グループ5位ですが、今回はその2戦からメンバーを半数近く入れ替えて、21人中13人が23歳以下という五輪世代中心の編成で、国内とマレーシアでの合宿を経て3日に来日しました。
昨年のAFCアジアカップでチームをベスト4に導いたイラク代表のラディ・スワディ監督は、「勝つために来た。我々にもまだ予選突破のチャンスはあり、明日はそのチャンス。日本の長所短所は分析している」と、自信をうかがわせるコメントです。
FW岡崎慎司選手(レスター・シティ)は、「タイに勝ったことで、チームはいい雰囲気で入れている。(攻撃に)強弱やメリハリをつけることが大事」と話し、「いろいろな状況があってもやるべきことをやるのが日本代表。勝ち以外に求めるものはない」と力強く話しました。
日本対イラク戦は6日(木)、埼玉スタジアム2002にて19:35キックオフの予定です。
監督・選手コメント
ヴァイッド・ハリルホジッチ SAMURAI BLUE(日本代表)監督
勝つために全てのことをやらなくてはなりません。選手のコンディションにばらつきはあり、まだトップパフォ―マンスにはならないと思いますが、全選手のモチベーションはかなり高く、プレーしたいという意欲に溢れています。困難な時には強い気持ちを発揮して、高いところを意識してやっていかなければなりません。メンタルが重要で、それが試合で違いをもたらします。我々はイラクのように長期合宿はできていませんが、日本には予選突破をするだけのクオリティがあります。明日は勝ちます。
DF 酒井宏樹 選手(オリンピック・マルセイユ)
勝たなきゃいけない。いい準備が出来ていると思うので、勝つために全力でやるだけです。イラクは後がないので、どう戦ってくるのか未知ですが、守備としては勝点3のためにゼロに抑えることが絶対です。ホームなので僕らのペースで進めて内容的に圧倒しないといけないと思っているので、守備も攻めも全部突き詰めていきたいです。
FW 岡崎慎司 選手(レスター・シティ)
ワールドカップに行くための2試合なので、チームのためにもやれることをやりたいです。暫定ではオーストラリアが抜けていますが、僕らは勝点を積み上げればそこに並ぶ可能性があるので、この試合にかける思いは強いです。チームにはピリピリ感もありますが、勝つためにどう取り組んでいくかを追求できています。この状況が日本代表が強くなるための糧になるように、勝ちにつなげなければいけないと思っています。勝ち以外に自分たちが求めるものはありません。
DF 吉田麻也 選手(サウサンプトン)
追い込まれているのは間違いないですし、1敗している分、プレッシャーはいつも以上にあります。でも代表のホームではいつも勝つつもりでいるので、自分の試合へのアプローチは変わりません。相手は2敗していて負けられない状態です。メンタルでもしっかり準備して臨んで、相手のカウンターの芽を摘みたいと考えています。
MF 柏木陽介 選手(浦和レッズ)
イラクは守備的なところがありますが、中と外と裏を使い分けることが出来れば崩せるチャンスはあると思っています。その役目を担うのは自分だと思っているので、試合に出られたらそういうところを意識して、セカンドボールを獲れる高い位置を保ってプレーしたいです。勝ちにこだわって、誰が出ても自分が出たらベストを尽くすという気持ちをみんなが持っていることが一番大事だと思います。
ラディ・スワディ イラク代表 監督
我々は2敗しましたが、まだチャンスがあると思っていますし、明日はそのチャンスだと思っています。オーストラリア戦では個人のミスで負けましたが、サウジアラビア戦では我々のパフォーマンスの方が良かったので、今回はそれを活かして個人のミスを無くして、いい試合を見せたいです。日本の試合をいろいろと見て彼らの長所短所を研究してきましたし、勝つために来ました。選手の力を全て発揮して戦うつもりです。
JFA-TV
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岡崎慎司 選手(レスター・シティ)インタビュー
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原口元気 選手(ヘルタ・ベルリン)インタビュー
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山口蛍 選手(セレッソ大阪)インタビュー
スケジュール
10月2日(日) | 17:30 | トレーニング ※一般公開(埼玉スタジアムサブグラウンド) |
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10月3日(月) | 17:30 | トレーニング ※一般公開(埼玉スタジアムサブグラウンド) |
10月4日(火) | PM | トレーニング ※一般非公開 |
10月5日(水) | TBC | 公式練習 ※一般非公開 |
10月6日(木) | 19:35 | アジア最終予選(Road to Russia) vs イラク代表(埼玉スタジアム2002) |
10月7日(金) | 11:00 | トレーニング ※一般公開(浦和駒場スタジアム) |
10月8日(土) | PM | トレーニング ※一般公開未定 |
10月9日(日) | PM | トレーニング ※一般非公開 |
10月10日(月) | TBC | 公式練習 ※一般非公開 |
10月11日(火) | 20:00 | アジア最終予選(Road to Russia) vs オーストラリア代表(Docklands Stadium) |
※時間は全て現地時間です。
※スケジュールは、チームのコンディションや天候等により急きょ変更する場合があります。
アジア最終予選(Road to Russia)
2016年10月6日(木) 19:35キックオフ(予定)
埼玉スタジアム2○○2
テレビ朝日系列 / NHK-BS1にて全国生中継
SAMURAI BLUE(日本代表)vs イラク代表
大会情報はこちら
2016年10月11日(火) 20:00(日本時間 18:00)キックオフ(予定)
ドックランズスタジアム(オーストラリア/メルボルン)
オーストラリア代表 vs SAMURAI BLUE(日本代表)
大会情報はこちら
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