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アギーレ監督、先発入れ替え明言 ~ベネズエラ戦で選手総チェック~
2014年09月09日
キリンチャレンジカップ2014第2戦のベネズエラ戦を翌日に控えて、SAMURAI BLUE(日本代表)のハビエル・アギーレ監督は9月8日、試合会場の横浜国際競技場で公式会見に臨み、先発メンバーを入れ替えることを明言しました。
日本代表の新指揮官は3日前の第1戦のウルグアイ戦で代表戦初出場の4選手を起用しましたが、ベネズエラ戦でも「全選手を見たいので、明日は5人が入れ替わる。当然、試合中の交代もある」と話して、ウルグアイ戦に出場しなかった選手を起用して、第1戦に引き続き、選手の技量をチェックしたい意向を口にしました。
新指揮官は、「チーム立ち上がりの時期はまず観察して、どういうことをしたいのかを固めていきたい。チームの形が出来上がることが、より重要だ」と話しました。
その一方で、「この試合は勝ちたい。この前は敗れたので、良い結果になることを望んでいる」と語り、選手チェックをしながら勝利を目指すとして、第1戦の敗因につながったようなミスを繰り返さないことを選手たちに求めました。
新体制での初勝利を目指す日本は、この日、試合会場で冒頭15分以外を非公開として、小雨の中、入念に最終調整を行いました。
対戦相手のベネズエラも日本と同様に、元ベネズエラ代表でクラブチームの監督として国内リーグ制覇7回の実績を持つ、ノエル・サンビセンテ新監督の下で始動したばかりです。5日の韓国との国際親善試合では1-3で敗れて、初勝利を逃しています。
ベネズエラは今夏のFIFAワールドカップには南米予選6位敗退で出場を逃していますが、その予選では強豪コロンビアやパラグアイに勝ち越し、アルゼンチンにもアウェーでは敗れたものの、ホームでは勝利を収めています。最新のFIFA世界ランキングも29位(日本は44位)で、近年力を付けてきています。
両国の通算対戦成績は前回対戦した2年前の8月を含めて、2戦2分けです。
試合は横浜国際競技場にて19:20キックオフの予定です。
コメント
ハビエル・アギーレ SAMURAI BLUE(日本代表)監督
新チームで勝利を収めてみんなで祝う場面が出来ることは非常に重要だが、チームの形が出来上がることの方がさらに重要です。まず、アジアカップを戦う最良の23人を見つけるために、年内の試合は選手を観察するために使います。FIFAの世界ランキングは結果次第で、弱小と言われているチームと対戦して勝っても上がりますが、私はそういう上がり方は好みません。負けてもパフォーマンスが上がる方を求めて競争力を身に着けたいと考えています。将来的にウルグアイやブラジルに勝ったと言われるようになることを目標にしたいと考えています。
GK 川島永嗣選手(スタンダール・リエージュ)
大切なのは結果を残すことです。勝つか負けるかで自分たちが得るものは全く違います。その点で前回の負けは残念ですが、1試合1試合が自分たちにとってチャレンジだと思います。ワールドカップ以降、新監督の下でスタートしていますが、自分たちがこだわらなければいけないところにはこだわっていかないといけないと思いますし、それが日本代表に課されたものだと思います。結果を常に目指しながら、新しい監督の下でやろうとしていることを試合の中でより多く、自分たち自身が積極的に出していけるようにやっていきたいと思っています。
FW 大迫勇也選手(1.FCケルン)
監督がやってほしいことは全選手に伝わっていると思いますし、続けることで形になります。指示がそこまで細かくないので、積み重ねれば時間はかからないと思います。3トップなので距離感を大事にすればうまくはまると思っています。ゴールに向かうプレーが大事です。動きだしや競り合いは自分の得意なところなので、ゴールに向かう姿勢ももっともっと増やせると思います。
DF 酒井高徳選手(VfBシュツットガルト)
ポジションは右でも左でもやるべきことは変わりませんし、自分の良いところを出せるようにしたいです。ベネズエラは南米らしさもあって一人ひとりのテクニックもあって、1発を狙っているFWもいるので、90分間集中して自分たちのやるべきことをやらないといけません。声をかけて修正しながらやりたいです。(前の試合でのミスについて)監督は、高いレベルでの試合ではペナルティエリア内でのミスは致命的になることを選手に伝えて、危機感を持たせようとしています。責任感が求められていると思います。
FW 岡崎慎司選手(1.FSVマインツ05)
ウルグアイ戦で探りながらプレーしていたところを、もっとダイナミックにいければと思っています。チャンスの数が少なかったので、アグレッシブにボールを回すことが攻撃のポイントになると思います。代表戦は勝たなくてはいけません。そういう代表チーム本来の姿というか原点に戻って、もっと強くなって勝ちに飢えているサッカーを4年間続けるためにも、明日は勝たないといけないと考えています。ウルグアイは勝つことを知っていて、勝利に対して見習う点がいろいろとありました。
ノエル・サンビセンテ ベネズエラ監督
日本の選手はボール扱いに長け、ポゼッションサッカーがうまく、ACミランの本田選手や、スポルティングの田中選手など世界のエリートクラブに所属する選手がいます。明日の試合は決して簡単ではなく、困難な試合だと思いますが、是非良い試合を見せたいと思います。アギーレ監督は世界レベルで成功を収めている勝者で良い監督です。日本代表にラテンの風合いを加えてポジティブな影響を与えるでしょう。でも、自分が実現したいことを徹底させるには、まだかなり長い時間がかかり、忍耐も必要だと思います。私たちも日本も、今回の対戦の成果を活かして、それがより遠い先の成果につながればよいと思っています。
JFA-TV
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柿谷曜一朗 選手インタビュー
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大迫勇也 選手インタビュー
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武藤嘉紀 選手インタビュー
キリンチャレンジカップ2014
2014年9月9日(火) vs ベネズエラ代表
神奈川/横浜国際総合競技場
19:20キックオフ(予定)/ 16:20開場(予定)
テレビ朝日系列にて全国生中継
大会情報はこちら
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