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SAMURAI BLUE(日本代表) ザンビアに逆転勝ち ~フロリダ合宿最終日~
2014年06月07日
2014FIFAワールドカップに出場する日本代表は現地時間6月6日、アメリカ・フロリダ州タンパのレイモンド・ジェームズスタジアムでザンビアと国際親善試合を行い、後半ロスタイムにFW大久保嘉人選手の決勝点で4-3の逆転勝利を収めました。
前半8分、同29分に失点して0-2を追う苦しい展開になりましたが、前半終了前にFW本田圭佑選手がPKを決めて1点を返し、後半74分、同76分に香川真司選手と本田選手の連続ゴールで逆転。その後、後半89分に再び同点にされたものの、同ロスタイムに大久保選手が海外での代表戦初ゴールを決めて突き放しました。
当地で続けてきた直前合宿を締めくくる試合に、日本は4日前のコスタリカ戦で左サイドバックを務めた今野泰幸選手を吉田麻也選手と共にセンターバックで起用し、左サイドバックに長友佑都選手を入れて、ボランチに遠藤保仁選手と山口蛍選手のコンビを配置。攻撃陣は前の試合から右MFと1トップを変えて、それぞれ岡崎慎司選手と柿谷曜一朗選手を起用し、GKには西川周作選手を採用しました。
ザンビアはワールドカップ2次予選で敗退したものの、2012年アフリカ・ネーションズ・カップ優勝国です。ハードワークしてプレッシャーをかける組織立った守備に日本は手を焼いて、パスがつながらず、楔のボールもなかなか入らず、攻撃のリズムを掴めません。
前半9分、中盤から右サイドへ展開され、最後は右からのクロスに逆サイドに走り込んだC・カトンゴ選手に頭で押し込まれます。さらに同29分には右CKからペナルティエリア付近でフリーになったネイザン・シンカラ選手に2点目を決められました。
日本は前半39分に右サイドから香川選手が上げたクロスが相手の手に当たってPKのチャンスを得ます。これを同40分に本田選手が決めて1点差にしました。
後半、日本は柿谷選手に代えて大久保選手を入れて反撃を図りますが、エマニュエル・マユカ選手に左からエリアに入られてゴールを脅かされ、CKからC・カトンゴ選手がヘディングを狙うなど、気の抜けない場面が続きます。
日本は後半59分、同60分に今野選手に代えて森重真人選手、岡崎選手に代えて大迫勇也選手を投入。その後も内田篤人選手に代えて酒井宏樹選手を送り出し、試合を手繰り寄せていきます。
そして後半74分、左サイドで遠藤選手のパスを受けた香川選手が中へ切れ込み、2-2の同点にします。その1分後には、右サイドを攻め上がった森重選手の折り返しを本田選手がゴール前で合わせて3-2にしました。
しかし、ザンビアは後半89分に途中出場のルボンバ・ムソンダ選手のミドルシュートで再び同点に追いつきます。
日本はその直後、遠藤選手に代えて青山敏弘選手を投入すると、その青山選手から相手ディフェンスの裏に出た長い浮き球に大久保選手が走り込みます。右足で受けて相手ディフェンスをかわすと、素早く左に切り替えて振り抜き、決勝点を叩き込みました。
なお、岡崎選手は前半18分に相手GKとの競り合いで目の上を切るアクシデントに見舞われましたが、その場で応急処置を受けて後半60分の交代までプレーを続けました。
日本はこれで本大会前の試合予定を全て終了。7日当地をチャーター便で発ち、ブラジル入りします。
コメント
アルベルト ザッケローニ 監督
今日は結果よりも内容重視の試合でしたが、前半2失点の守備は当然修正すべき点です。このチームにはチームのロジックがあり、それに沿ってプレーが出来ていれば強豪相手でも結果が出ますが、今日は全然出せませんでした。4日前に出せたインテンシティも、今日は出せませんでした。でもチームのことは良く分かっていますし、心配はしていません。選手たちにはどんなプレーをしたら良いか、明確なイメージがあります。それを出せる時と出せない時があり、より多く出せば我々のサッカーにつながります。選手はよく頑張ってくれたと思います。(初戦までの残り)1週間もこれまで通り、自分たちのやってきたことや、これまで結果をもたらしてくれたサッカーをさらに突き詰めて行くだけです。
FW 岡崎慎司 選手(1.FSVマインツ/ドイツ)
ああいうチームは最初に全開で来ると感じましたし、うまく繋がれて自分たちがはめることができませんでした。ボールを獲っても自分たちでミスをすることも多かった。後手を踏んでいたというのはありました。相手も予想外で余裕をもってボールを回していたので、いい勉強になりました。コートジボワールも同様に前半から繋いで来ると想定したら、自分たちが獲りに行くタイミングも考えなくてはいけません。本番では失点したくないので、そこはやはり大事になると思います。
DF 長友佑都 選手(インテル・ミラノ/イタリア)
試合立ち上がり、フワっと入ってしまって、体も頭も動きませんでした。ワールドカップになれば引き締まると思いますが、こういうところからやっていかないと。ザンビアに負けたらコートジボワールに勝てるわけがない。気を引き締めないといけません。
GK 西川周作 選手(サンフレッチェ広島)
GKとして3失点は非常に悔しいです。チームとしては後半に点を獲って、しっかり勝てたことは非常に良かったですが、やはり3失点した悔しさは非常に大きいです。前半30分まで前からいい守備が出来ずに、サイドチェンジされてはサイドから崩されたりして、ピンチを招くことが多かった。試合の入りがコスタリカ戦に比べるとしっかり入れませんでした。今日感じたことはたくさんありますが、この悔しさを次につなげたいと思います。
パトリス・ビュメール ザンビア代表監督
日本はワールドカップへの準備が出来ているようです。日本はボールポゼッションが良く、チームで戦ってくるので、我々はコンパクトにプレーして90分間プレスをかけ続けようとしました。選手たちはよくやってくれましたが、後半、1分間で2失点したのは集中力の問題で、引き分けを失点で逃したことも歯がゆい思いです。安定して質のあるプレーを出せなければ勝利は手にできません。今日は我々の選手には自分たちの現在地を知る、良いレッスンになりました。
スケジュール
5月21日(水)~25日(日) | - | トレーニングキャンプ (鹿児島) | |
---|---|---|---|
5月25日(日) | 18:30 | 「夢を力に2014」壮行会 (東京/国立代々木競技場第一体育館) | |
5月27日(火) | 1-0 | キリンチャレンジカップ2014 vs キプロス代表 (埼玉スタジアム2002) | |
5月29日(木)~6月6日(金) | - | トレーニングキャンプ (アメリカ) | |
6月2日(月) | 国際親善試合 | ||
3-1 | vs コスタリカ代表 (アメリカ/タンパ) | ||
6月6日(金) | 4-3 | vs ザンビア代表 (アメリカ/タンパ) |
[LIVE] テレビ朝日系列 6/7(土)8:00~ |
6月14日(土) | 2014FIFAワールドカップブラジル | ||
22:00 日本時間 6/15(日)10:00 |
vs コートジボワール代表 (Arena Pernambuco) |
[LIVE] NHK総合 6/15(日)9:00~(12:00) [録画] NHK BS-1 6/15(日) 19:00~20:54 NHK BS-1 6/20(金) 4:00~5:55 NHK BS-1 6/28(土) 17:00~18:55 |
|
6月19日(木) | 19:00 日本時間 6/20(金)7:00 |
vs ギリシャ代表 (Estadio das Dunas) |
[LIVE] NHK BS-1 6/20(金) 6:00~9:10 日本テレビ系列 6/20(金) 5:50~9:15 [録画] NHK BS-1 6/20(金) 20:00~21:55 NHK BS-1 6/28(土) 19:00~20:55 |
6月24日(火) | 16:00 日本時間 6/25(水)5:00 |
vs コロンビア代表 (Arena Pantanal) |
[LIVE] テレビ朝日系列 6/25(水) 4:40~7:20 [録画] NHK総合 6/25(水) 9:05~11:00 NHK BS-1 6/25(水) 20:00~21:55 NHK BS-1 6/28(土) 21:00~22:55 |
※テレビ放送時間は日本時間
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