9月7日に開催されましたリスペクトシンポジウムに合わせて、各世代、カテゴリーの監督よりメッセージをいただきました。日々の指導の中で感じられているリスペクトの大切さを語っていただいておりますのでぜひご覧ください！

佐々木　則夫（なでしこジャパン（日本女子代表）監督）

「皆さん、日頃のご指導ご苦労様です。
私達指導者は、選手、チームの成長を導く者。私自身、指導者として重要な三つの姿勢を心がけて、行動しています。
まずはプレーヤーズファーストの姿勢。そして、志を広く持ち学ぶ姿勢。三つ目に、選手の指導、試合の局面での困難も志の持ち方で楽しい思考に変えられる姿勢。
この姿勢を、指導者であり、一人間として、質の向上が図られた時あたりから、著しく成果が見られました。
指導者の姿勢、志をどう持つかが大切だと強く思い、精進しています。」

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アルベルト・ザッケローニ（SAMURAI BLUE（日本代表）監督／リスペクトF.C. JAPANトップチーム監督）

「リスペクトF.C.監督のアルベルト・ザッケローニです。
選手と監督の間にはリスペクトがなければなりません。それぞれの役割、立場の尊重が必要です。
監督としては選手の立場をしっかりと尊重し、監督と選手の間に明確で現実的な関係をつくることが大切です。当然選手も自分達の立場をわきまえて、しっかりと指導者の役割を尊重していかなければなりません。その相互関係によって良い信頼関係ができるのではないかと思っています。
それは、スポーツだけでなく、人生でも同じです。」

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吉田　弘（U-19日本女子代表監督）

「スポーツには、なりたい自分があって、選手は目標に向かって努力し続けます。
その想いを膨らましてやるのが、指導者の役目だと思います。
強制されたり、無理してやらせたりしたところで、選手の身になりません。
指導者がならせたい目標ではなく、選手がなりたい目標に向かって！ 」

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ミゲル・ロドリゴ（フットサル日本代表監督）

「リスペクトはスポーツのチームが成長するための基本です。リスペクトのないチームに成長はありません。そして指導者は選手達にとってその後もずっと必要とされるその価値を伝えなければなりません。選手、ファン、保護者、審判・・・周りの人々をリスペクトできない指導者は、自身も決して他人からもリスペクトされないでしょう。
指導者は1人のリーダーであり、毎回のトレーニングにおいて情熱、ポジティブな思考、そして勝利を目指すメンタリティを伝えなければなりません。」

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吉武　博文（U-15/17日本代表監督）

「近年、水泳や体操と言った個人スポーツでも、チーム○○という言い方で、選手とスタッフ力が合わせることの大切さと重要性がクローズアップされています。ましてやチームスポーツであるサッカーにおいては、選手とスタッフの一体感が活動には不可欠であることは当然のことです。
現在、10月に行われる世界大会において、選手を作品に見立て『９６展覧会を開く』をキャッチフレーズに、チーム全員で取り組んでいます。我々も人々に感動を与えられるようなゲームをする　ためには、チームとしてサポートし合いながら『共鳴』する活動を目指します。そして、フェアーな立ち居振る舞いで大会全体を盛り上げられると信じています。」

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高倉　麻子（U-16日本女子代表監督）

「緑のピッチ、青い空。泥のグラウンド、雨の日でも、勝利を追いかけ、日々、もっとうまくなりたいと願い、ボールを追いかける選手達の瞳は世代、性別、国を超えてとても美しいと思います。
ただ“選手”でいられる時間は本当に限られた時間でしかなく、でも、だからこそその刹那がキラキラと輝くのです。そして、その輝く選手達をもっともっと輝かせるのは、その周りにいるたくさんの人達の色々な力だと思います。
選手の力、サポートの力がぐるぐるぐるぐると渦巻き、お互いを認め合い、そのパワーが融合して、はじめて素晴らしいサッカーを見ることができるのだと思います。Respectの精神はグラウンド内で起きるすべての奇跡につながっていくのです。」

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以上、各監督からのメッセージをお届けしました。今後、選手やサッカーファミリーからのメッセージも随時お届けする予定です。サッカーの現場だけでなく、様々な場面に当てはまることも多くあったのではないでしょうか。皆さんもそれぞれの活躍される場所においてリスペクトの普及にぜひご協力ください！