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第47回JFAレフェリーキャラバンを三重県で開催
2019年01月07日
第47回JFAレフェリーキャラバンを12月22日(土)・23日(日)の2日間、三重県鈴鹿市にて開催いたしました。
審判員と審判インストラクターに向けてそれぞれプログラムを策定して開催しました。2日間で延べ40名の参加者は、今後の活動に活かせるように精力的にプログラムに取り組んでいました。
JFAインストラクターコメント
羽矢吉克 東海地域審判指導者トレセンインストラクター
三重キャラバンは「三重交通グループスポーツの杜鈴鹿」で開催しました。審判インストラクター向けの講義や実践のメニューと審判員向けの講義に、西村雄一プロフェッショナルレフェリー(PR)が担当しました。
1日目は審判インストラクター向けにチューターリングの講義を行い、ティーチングとの違いを実践事例を行って皆さんに感じてもらいました。審判員には西村雄一PRから国際プレゼンテーション力強化などについて講義が行われました。
2日目は東海地域の審判指導者トレーニングセンターで指導者養成講習を受講した審判インストラクターに、チュータリングとプラクティカルトレーニングの実践を行ってもらい、参加した三重県の審判インストラクターの方々に観てもらいました。
キャラバンに参加された審判インストラクターの方々の表情が始めと終わりとでは全く違った表情で、とても刺激を受けていたことを感じました。参加者の方々には、是非今後の審判員の指導に活かして頂けることと思います。また、このキャラバンをスタートラインと捉えて今後の地域審判指導者の強化、育成、発掘や都道府県との連携に取り組んで行きたいと思います。
開催FA審判委員長コメント
福岡幹男 三重県FA審判委員長
47都道府県の最後の開催となりましたが、内容は熟成されており、三重県にとって大変有意義な2日間であったと思っています。三重県協会の専務理事をお迎えしての開会に始まり、将来構想、チュータリングとティーチングの違い、審判員には、プロフェッショナルレフェリーの西村雄一氏によるトップレフェリーの活動や、判定の考え方をお話ししていただきました。若い審判員達には、大きな刺激になったと思います。2日目には、三重県インストラクターによるチュータリング実践、プラクティカルトレーニングと、充実した内容でした。プラクティカルトレーニングでは、これから全国大会を控えている三重県審判員が担当する副審の内容を取り上げたトレーニングを行いました。今回、2日間で約40名の参加者でしたが、この機会をスタートとして審判員、インストラクター双方の普及充実に繋げていかなければと痛感した次第です。
受講者コメント
佐藤康二 三重県FAインストラクター部長
三重県では、平成30年度に開催された全国高校総体を皮切りに、全国中学校大会、全国社会人、国体といった、全国規模の大会開催が予定されています。一方で、県内の審判員数は、残念ながら、これらの大会を満足にサポートできる状況には至っていません。加えて、審判員を育成し、実践的な指導を行う審判インストラクターも、同様に不足していると感じる現状があります。そのような中、全国規模の大会を間近で感じ、触れ、経験することは、審判員や審判インストラクターにとって刺激となるだけでなく、より底辺の拡大につながるチャンスと捉え、取り組みを進めてきました。
とりわけ、審判指導の側面からは、地域イントレで展開されているチュータリングやプラクティカルトレーニングなどの手法を取り入れ、県内での普及に取り組んできました。今回のJFAキャラバンでは、参加いただいた審判インストラクターの皆様に、その意義や効果、そしてわれわれが目指すものを、丁寧にご指導いただきました。中でも、西村さんに実践いただいたプラクティカルトレーニングでは、12月の寒さにも関わらず、審判員、デモともに汗をかき、着替えが必要になるほど盛り上がりました。魅力的で効果的な指導を実践することが、いかに大切かを改めて学ぶことができました。
今回のJFAキャラバンを経験し、われわれが目指す方向性を理解、共有できたのではないかいと感じています。これをきっかけとして、これまでの取り組みがより発展し、目指す方向へ近づくよう、引き続きさまざまな取り組みを進めていきたいと感じました。
加藤佑季 さん
2日間レフェリーキャラバンに参加し、沢山の貴重な体験をすることができました。特に、PRの西村さんの講義では、審判の役割というところから、自己分析の観点等の技術面についてなど、様々な考え方を教えていただきました。
審判の役割という部分では、FIFAワールドカップの経験を交えながら話をしていただき、「レフェリーは選手が輝くためのサポートをする」ということを再認識することができました。自己分析の観点については、基本となる3つのコンセプトがあり、それをさらに3つずつに分けて考えるということを教えていただきました。私たちが判断するときや自己分析をする際に使用している観点は、9つに分けた中にある小さなものでしかないことが分かり、細かく考えることも大切なことではあるが、全体的に大きな枠組みとして考えることも必要になることが分かりました。
プラクティカルでは、副審をしている自分の姿を正面からの映像で見る機会がなかなかないため、良い経験になりました。また、その場で確認することができるため、ジャッジの自信へと繋がっていくと感じました。基本的なものからより実践に近いものへとつながっていくことで、最初に言われていたものの必要性を実感することができたため、試合へのイメージをしっかりと持つことができました。またこのようなプラクティカルをやりたいと思いました。
これから、審判へのサポート体制が充実していき、色々な人から様々なアドバイスを頂けるようになると思うので、多くの情報を自分なりにかみ砕く能力や自分の考えをしっかりと他者へ伝える能力など審判の技術とは別につけていく必要があると感じました。全体を通して、私は色々なことに考えすぎている部分があり、そこがプレッシャーとなっていたことが分かりました。自分自身を見つめるだけでなく、今後、自分がどのようになっていきたいのかを考える材料が多くあり、とても充実した2日間でした。ありがとうございました。
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