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2020年度フットサル2級審判員強化研修会

2020年08月04日

2020年度フットサル2級審判員強化研修会

7月12日、19日、25日の3日間、オンラインで2020年度フットサル2級審判員強化研修会が開催されました。例年JFA全日本U-18フットサル選手権の付帯研修会として開催していましたが、新型コロナウイルス感染症拡大に伴い大会が中止となったことから、各地域より5名の推薦をしてもらい、オンラインで講義・グループディスカッションを行いました。

7月12日(日) 北海道/東北/関西
7月19日(日) 関東/中国/四国
7月25日(土) 北信越/東海/九州

インストラクターコメント

櫻田雅裕 氏 (JFA)
研修会は、参加者同士のコミュニケーションも含めて、オンラインでの研修会に慣れてもらい双方向でコミュニケーションが可能となるよう進めました。受講生同士がお互いの考えを共有し、そして地域を越えた仲間たちがアイデアを出し合い、レベルアップを図る良い機会となりました。昨今の状況からすると厳しい環境ではありますが、細心の注意を払いながら自身と周りの方々の健康に留意しつつ、活動が継続できるよう取り組んでほしいと願っています。今後もこのような環境下でもできることから取り組み、発信していきたいと感じています。

参加者コメント

佐藤紳弥 氏 (東北/秋田県)
フットサル審判員としての考え方、取組み方、役割を延本泰一フットサル1級審判インストラクターからレクチャーいただきました。その後2つのビデオクリップを視聴し4,5人でディスカッションを行いました。なぜそのような判断に至ったか、こうならないためには対策はどのようなことがあるか、他に考慮すべき事象があったかなどについて、意見交換を行いました。櫻田インストラクターのレクチャーでは、事象をまず把握し、角度や距離、精神状態など、どのような時に正しい判定ができるのか、どのような時に正しい判定ができないのかという「審判員」としての役割を確認し、競技規則の精神である「競技者の安全」「プレーする喜び」「公平・公正」を再認識し実りあるものとなりました。まだまだ予断を許さない状況ですが、モチベーションを高めることができました。開幕に向け準備を進めていきます。

藤澤誠 氏 (四国/愛媛県)
今回の研修会のテーマは、「より良い判定/事象対応を目指して」でした。まず講義として、フットサル競技規則の理念と精神(公平・公正・安全・喜び)の確認、それを踏まえ試合映像を見てどのようにふるまえば良かったか、質問形式で話し合いました。次に事前に共有されていた映像を用いてディスカッションを行い、事象整理や正しい競技規則の適用がなされていたかを分析し発表を行いました。良い判定を行うために事象の把握(いつ、だれが、どのような状況・場面で)、審判員の理解(どんなときに正しく判断できる、またはできないのか)が必要であるということを学びました。審判活動を続けるにあたって大事な基礎となる考え方を教わることができました。

宮口広起 氏 (北信越/石川県)
今回のオンライン研修については、双方向のコミュニケーションを意識しながら研修に取り組みました。例年と違い、各地域から複数名参加することができ、出席者が増えたことで、より活発な意見交換・情報共有ができたと感じています。
競技規則の精神を理解する重要性や、審判員が良かれと思っていたことが、公平・公正さを欠くケースがあるなどの事例を確認することもでき、自分自身の行動や、試合の進め方を振り返る良い機会となりました。グループディスカッションでは二つの映像をグループ内で議論しましたが、判定について意見が分かれることもありました。私たちは映像の内容を判定しがちですが、「なぜこの判定になったのか」「良い判定をするためにはどうすべきか」というロジックを意識しながら今後に活かしたいと感じました。
二人の審判員が笛を持つことがフットサル審判員の醍醐味だと私は感じていますが、「審判員を理解する」という点は、非常に興味深い内容でした。反対側のレフリーが今、何を見ているか、感じているか、などを読み取った上で、自分の判定と照らし合わせ、アクションを起こすことが今の私たちに求められているのではないかと感じました。今回の研修で感じたことを地域や県に還元し、より魅力的なフットサルを支える一人になりたいと思います。

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