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2019年度第2回 審判アセッサー研修会を大阪と東京で開催
2019年09月19日
日本サッカー協会は、2019年度第2回審判アセッサー研修会を9月14日(土)に新大阪で、15日(日)に東京のJFAハウスで開催しました。JFA審判アセッサーとしてJリーグやなでしこリーグなどのトップリーグにおいて審判員の評価を行っている方々が、2日間で計87人参加しました。
今回の研修会は、特に審判アセスメントにおける副審の評価の精度を向上することを目的に、オフサイドの評価の考え方にフォーカスした摺り合わせを実施しました。
また、コンプライアンス研修として「暴力暴言・パワーハラスメント」をテーマにした講義が行われ、審判活動における暴言・パワハラについてディスカッションを中心にして改めて考える機会が設けられました。
インストラクターコメント
柳沢和也 審判委員会指導者部会員(S級審判インストラクター)
今回の審判アセッサー研修会は主審の評価に関する項目以外に、副審の評価の精度アップのために実際の事象(オフサイド)をどのように反映するかをテーマに研修を行いました。副審の難易度とキーインシデントを考えるにあたりオフサイド・オンサイドの判断の回数だけでなく、「難しい」事象の定義の明確化が必要になります。今回は「難しい」を相手競技者と体の一部が「重なる」事象として試合映像の中で判断のすりあわせを行い、「難しい」判断のケースはどのようなものかを具体化するきっかけとなった研修会でした。身体の一部が「重なる」だけでなく競技者の動きの方向、スピード、出されるパスの距離等を考慮する必要性のご意見を頂き、今後の課題として進めたいと思います。
参加者コメント
青木隆 JFA審判アセッサー(1級審判インストラクター)
地球上では異常気象や自然災害が度々発生しています。私が住んでいる岡山県倉敷市でも昨年豪雨災害が発生し、尊い命が失われ、多数の家屋が水没しました。被災された方のお一人が、水没した自宅の修復作業を行いながら次のことをおっしゃられていました。『一人じゃ何にもできん。みんなが助けてくれるからできる』
今回のアセッサー研修会は様々なメニューが用意され、グループでの意見交換もありました。私一人では気付けなかったことをグループの皆さんのアドバイスで気づくことが多々あり、審判アセッサーとして審判員のために皆で協力し、研鑽を積み重ねることが大切なことを痛感しました。
森本洋司 JFA審判アセッサー(1級審判インストラクター)
今回の研修のテーマであった副審の評価について、その最大の要因となるオフサイドの判定の難易度を様々なシーンを見ながら皆でディスカッションし、意思統一を図ったことが今回の研修の最大の成果であったと感じています。その後に行ったゲーム全体の評価のすり合わせにも十分生かされました。また、ディスカッションを3人で1グループという少人数の編成で行ったこともそれぞれの発言の機会が増え、全体での活発な議論につながりました。この成果を実際のゲーム後の振り返りやレポートに反映させ、審判員のさらなるモチベーションアップにつなげたいと思います。
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