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2017年度 第1回JFA審判アセッサー研修会を開催

2017年06月07日

2017年度 第1回JFA審判アセッサー研修会を開催

「2017年度 第1回JFA審判アセッサー研修会」がJFAハウスにて、5月20日(土)と21日(日)に分かれて開催されました。

今回の研修会では、大きく3つの議題について研修を行いました。

①アセスメントレポートの表記の仕方や評価についての確認と修正
②カテゴリーごとのディスカッション(現状の把握と指導ポイントの確認)
③試合後のクラブとの意見交換に関する情報共有

今回の研修会では、それぞれのアセッサーが担当するカテゴリーごとに分かれ、カテゴリー毎の現状把握と指導ポイントについてディスカッションを行い、理解を深めました。

インストラクターコメント

柏原丈二 審判委員会指導者部会長
「①アセスメントレポートの表記の仕方や評価についての確認と修正」では、グループ毎にディスカッションを重ね、実際の事象を確認しながら、評価の考え方などを再確認をしました。昨年から継続して行っているこのアセスメントレポートの表記の仕方ですが、今後も継続的に検証していくことでよりブラッシュアップしていきたいと考えています。

「②カテゴリー毎のディスカッション」に関しては、J1・J2・J3・JFL・女子とリーグ毎に試合環境や審判員に求められるスキルも異なります。それに伴い、インストラクター/アセッサーにも指導するポイントやアプローチの違いが多くあります。このような背景から、指導者の皆さんに、リーグ毎の現状の把握や指導のポイントなどを議論し、リーグを超えて情報共有を図り、指導方法の向上につなげたいと考えています。

③今シーズンから実施しているJリーグでの試合終了後のクラブとの意見交換に関して、これまでの状況報告がなされ、また、実際に意見交換があった事象から、反則を判断する考慮点、考え方などを共有しました。実際に意見交換を行った試合を担当したアセッサーから、当時の情況を説明がなされ、意見交換の内容などを確認しました。新たな取り組みに合わせ継続していく内容を含め、審判員のパフォーマンス評価の考え方を整理する事が出来たと思います。

受講者コメント

布瀬直次 S級審判インストラクター(埼玉県)
小幡真一郎インストラクターのセッションでは、まずは「若者言葉」でウォーミングアップ。「ワンチャン」という言葉が時代と共に、その意味や使い方が変容しており、現在は「可能性がなくはない」「少ないけどチャンスがある」などと使われており、今後またその使われ方は変わっていくと見込まれるようです。アセスメントレポートの記入方法ではいずれのグループにも共通した課題が示されており、カテゴリー別で実施した成果がありました。

佐幸欣治 1級審判インストラクター(富山県)
初めての参加で、期待と不安な気持ちで参加しました。アセスメントレポートの表記の仕方や評価についての確認と修正では、なるほど、こういうことを皆さんは疑問に思い考えられていらっしゃるのか、ということがわかり、更に小幡インストラクターの説明により、各評価項目の考慮すべきポイントが明確になり、評価について深められ、今後の活動の参考になり自信を持つことが出来ました。カテゴリーごとのディスカッションでは、ポジティブな意見が多く出され、参加されたアセッサーの方達と共通理解ができ、今後の評価や審判員の指導についての留意点について学ぶことが出来ました。今回の研修に参加して、評価することの意義を学び、評価するにあたって深い理解が必要であることを改めて感じました。

山口博司 1級審判インストラクター(神奈川県)
今年度より審判アセッサーとして評価される側から評価する側へと立場が変わりました。アセスメントレポートは、評価点のみならず課題点の抽出及び対策の提案,ポジティブポイントを更に引き出すためのアドバイス、判定・コントロールによる試合結果への影響度合い等を網羅した審判委員会への報告書ですが、昨年度から導入された新アセスメントレポートにはまだまだ不慣れを感じていた中での研修会参加となりました。

研修会では、事前アンケートによる参加者からの疑問点や試合後のフィードバックでの問題点を話し合い、あるべき姿への報告書となるよう共通認識を持ち是正を図る内容でした。カテゴリー別による問題点抽出においては皆さん一致した見解であり、一方で審判員にレポートを通してどうレベルアップさせるか、気づかせるかという観点で共有が図れたのは良い機会となりました。審判指導者としては駆け出しでまだまだ力不足ではありますが、皆さんと協力しながら審判員の方々が少しでも上手くなる手助けをすべく、引き続き真摯に取り組んで行きたいと思います。

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