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第7回JFAレフェリーキャラバンを愛媛県で開催
2015年10月15日
10月3日・4日の2日間、第7回JFAレフェリーキャラバンを愛媛県で実施しました。
審判員向けの研修会と審判インストラクター向けの講義を同時並行で行い、それぞれの目的に合わせたプログラムを実施いたしました。
審判員向けには2017年の「愛顔(えがお)つなぐえひめ国体」に向けて、副審の指導を中心に、副審の魅力や副審の役割を講義形式で審判員に伝えるとともに、実際の試合を模したフラッグテクニックの指導やフィットネストレーニング・プラクティカルトレーニングを実施いたしました。審判インストラクター向けには、審判員への指導能力アップを目指して、今回のキャラバンを連続講義の第1回と位置づけて実施いたしました。指導者として審判員に向き合うための新たな気付きが非常に多い内容の講義となりました。
審判員・審判インストラクターがそれぞれ、目的意識を持って参加したため、2日間という限られた時間の中でも、非常に充実したレフェリーキャラバンとなりました。
JFAインストラクターコメント
石山昇 S級インストラクター
愛媛県の皆さんに熱意を持ってレフェリーキャラバンを開催していただいた、というのが率直な感想です。2017年に国体を控えて準備に余念がないんだな、と実感しました。
県内の審判員が国体で副審を担当することになることを想定して副審の強化を狙ったセッションでは廣嶋トップレフェリーインストラクター、名木プロフェッショナルレフェリー、そして山岸フィットネスインストラクターが熱心な指導を行い、それに目を輝かせながらついていく若い審判員たちがとても逞しく見えました。
指導者には「チュータリング」の入口を紹介しましたが、参加されたインストラクターの熱気と向上心は今後に期待できるものです。愛媛県では今後6回のチュータリング講習が計画されており、継続した講習によって指導方法の革新的な波が広がっていくことを期待しています。JFAも全力でフォローアップしたいと考えています。
開催FA委員長コメント
荒巻智彦 愛媛県審判委員会 委員長
今回のキャラバンでは、愛媛県が抱えている課題である審判指導者の質と量の確保の面から、審判指導者の「指導能力アップ」をキャラバンの主テーマとしました。2017年に「愛顔(えがお)つなぐえひめ国体」が開催されます。愛媛県では、来年の全国社会人サッカー選手権大会から3年後の全国クラブチームサッカー選手権大会まで毎年全国大会が開催されるため、県内の審判員も大会を担当するであろうことを見込んで「副審の強化」を2つ目のテーマとしました。
キャラバン当日は、石山、廣嶋、山岸各インストラクター、名木プロフェッショナルレフェリーから情熱あふれる指導を受けることができ、参加者にとっては充実した2日間でした。
今回のキャラバンを一つの契機として、愛媛県から継続して良い審判員を輩出できるように、県内の審判仲間が一丸となって進んでいきたいと思います。
最後になりますが、JFAの多くの方々のおかげでキャラバンが盛会で終えることができました。
参加インストラクターコメント
西岡理佳子 3級インストラクター
今回、JFAレフェリーキャラバンにおいて、初めて「チュータリング」という言葉に出会い、その審判員の指導法を学びました。石山JFAインストラクターの話術、参加者の発言を引き出す手法に圧倒されながらも、次第に引きこまれていく自分を感じ、インストラクターとしての自分を、原点から見直すことが必要だと気付かされました。
審判員が、気軽に発言出来るような雰囲気作り、いかに興味を持ってもらえるか身近な道具の活用、審判員が疑問に思っていることや考えを引き出していくためにどのような言葉を使って問いかけるか。審判員が自ら(積極的に)学びたいという気持ちを引き出そうとする手法を学びながらも、私自身も学びたいと思う気持ちを石山インストラクターに引き出されてしまいました。
駆け足で過ぎた2日間。私達が学んだ事を今後、現場で審判員に伝えることが出来るか、まだ自信がありません。でも、こんな手法を身につけることが出来れば審判員を笑顔に出来るのではないかと思います。
渡部裕介 2級審判員
今回2日間レフェリーキャラバンに参加させていただき、副審に重点を置いたハイレベルな内容を教えていただくことができました。副審の任務は重要度の順に優先順位をつけ、それを踏まえポジショニングも変えていくといったことや、副審にしか判断がしづらい判定の重要度が高い事象など、これから副審をしていくうえでより良い動きや判定に結び付けられるものを教えていただくことができました。また、国際副審の名木利幸さんからは、細かい副審のテクニックを教わり、それをプラクティカルでも実践しながら細かく丁寧に教えていただけました。このテクニックを少しずつ自分のものにしていき、より良い判断ができるようになりたいと思います。
愛媛県は2017年に国体を控えています。そこで少しでも力になれるよう、また今後さらに上のレベルで審判活動ができるよう今回教わった内容を活かしていきたいと思います。
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