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【ホットピ!~HotTopic~】「日本一」を目指して88チームが競う~天皇杯 JFA 第106回全日本サッカー選手権大会

2026年08月10日

【ホットピ!~HotTopic~】「日本一」を目指して88チームが競う~天皇杯 JFA 第106回全日本サッカー選手権大会

決勝は6年ぶりに元日開催が復活

夏真っ盛りの8月19日(水)、天皇杯 JFA 第106回全日本サッカー選手権大会の幕が切って落とされます。日本サッカー協会(JFA)の全ての第1種登録チームに参加資格があり、プロフェッショナルとアマチュアが同じ舞台でしのぎを削り、サッカー日本一を決める大会。Jリーグの開催時期が移行となったのに伴い、天皇杯もこの時期のスタートとなります。

本大会は1921(大正10)年に「ア式蹴球全国優勝競技会」として始まりました。第1回はわずか4チームの参加で、会場は東京の日比谷公園にあったグラウンドでした。第二次世界大戦という苦難の時期を経て、戦後に下賜された天皇杯を掲げることは、日本のサッカー選手の目標となり、憧れであり続けています。その一世紀を超える歴史の中では、わが国を代表する選手が活躍し、数多くの名勝負が繰り広げられてきました。

今大会は、J1、J2に所属する各20チーム、アマチュアシード枠で全日本大学サッカー連盟選出の筑波大学、そして都道府県大会を勝ち抜いて出場権を獲得した47チームの計88チームによるノックアウト方式で争われます。決勝の舞台はMUFGスタジアム(国立競技場)。そして元日開催が第100回大会以来、6年ぶりに復活します。

見る人の心を揺さぶるジャイアントキリング

天皇杯の前半戦では、ジャイアントキリングへの注目が高まります。普通では予想しにくい結果がスリリングな“非日常”の体験となり、見る人の心を揺さぶるのでしょう。前回大会でも、アマチュアシードの東洋大学がJ1勢を連破し、ラウンド16進出と大健闘。また、神奈川県代表として出場したJ3のSC相模原が上位カテゴリーのチームを次々と破り、準々決勝へ駒を進める快進撃を見せてくれました。もちろん、上位チームはそのプライドに懸けても負けられません。


毎回、ジャイアントキリングに注目が集まる。
前回大会では相模原(写真白)がJ1以外のチームで唯一、準々決勝に進出した

県代表決定戦で早くもジャイアントキリングを起こして出場権をつかんだのが、専修大学(神奈川県)と金沢星稜大学(石川県)です。それぞれ相模原、ツエーゲン金沢というJ3のチームを破りました。専修大は1回戦で筑波大、金沢星稜大は京都産業大学(京都府)と戦い、J1勢の待つ2回戦進出を目指します。

今大会に先立ち、7月28日に「令和8年熊本地震」が発生しました。その影響で同県の代表決定戦は実施できず、大会要項に基づきJ3のロアッソ熊本が出場することになりました。チームにとって準備にも支障をきたす事態ですが、被災した多くの人々に少しでも良いニュースを届けようと、選手たちはいつにもまして全力で戦うことでしょう。その戦いぶりが注目されます。

福島県の代表決定戦で勝利した福島ユナイテッドFCにあって、1点を決めるなど健在ぶりを示したのが59歳の三浦知良。本大会で出場すれば、横浜FCに所属していた当時の第99回大会以来、7年ぶりの天皇杯出場になります。チームは1回戦で大山サッカークラブ(山形)と対戦し、勝者は2回戦で横浜F・マリノスに挑戦します。

今大会の初出場は秋田大学(秋田県)、山梨学院大学(山梨県)、長崎国際大学(長崎県)の大学3チームです。まずは1回戦を突破し、2回戦でJリーグチームの胸を借りたいでしょう。天皇杯はNHK、スカパー!のほか、JFATVでも視聴することができます。1回戦ではアトレチコ鈴鹿(三重県)対FC BASARA HYOGO(兵庫県)が配信される予定です。


今回、秋田大と山梨学院大、長崎国際大が天皇杯初出場となる。
前回大会で初出場ながらラウンド16に進出した東洋大(写真)のような活躍を見せることができるか

頂点に立つのはどのチームか

前回は躍進の相模原を除けば、ベスト8はJ1勢が占めました。注目の一つがFC町田ゼルビアの連覇がなるか。第105回でクラブ史上初のビッグタイトルを獲得したチームでキャプテンを務める昌子源は「再び自分たちの力でしっかりタイトルを勝ち取りたい」と意欲を燃やしています。


前回大会、町田は決勝で連覇を目指す神戸を下して初優勝を果たした

慶應BRBと並ぶ最多8度タイの優勝歴を持つ浦和レッズは、単独首位に躍り出ることができるでしょうか。一方、横浜FMが優勝すれば、前述の2チームに並びます。共に新監督を迎えて心機一転、名門復活へのろしを上げたいところです。

昨年のJ1を制した鹿島アントラーズ、その鹿島を下して今年のJリーグ百年構想リーグに優勝したヴィッセル神戸も有力な候補でしょう。鹿島はJリーグ開始以降に限れば、最多5度の天皇杯優勝。神戸は昨年の決勝で町田に敗れ、連覇を逃した悔しさがあります。Jリーグでは東日本と西日本を代表する強豪で、リーグ戦との二冠も視野に入れているはずです。

百年構想リーグでそれぞれ3位、4位の好成績を残したセレッソ大阪、FC東京も虎視眈々とタイトルを狙います。昨シーズンのAFCチャンピオンズリーグ2で優勝したガンバ大阪は、カップ戦の戦い方に自信を深めているでしょう。第75回大会の決勝進出以来、6度の準優勝に甘んじているサンフレッチェ広島は、悲願に挑みます。Jリーグ発足以来、FC東京(第91回)、ヴァンフォーレ甲府(第102回)という2度しか優勝がないJ2勢は、波に乗れば思わぬ力を発揮して勝ち進む可能性があります。

この天皇杯をきっかけに、4年後のFIFAワールドカップへ新たなサイクルが始まるSAMURAI BLUE(日本代表)や、2028年のロサンゼルスオリンピックを目指すチームへ飛躍する選手の登場も期待されます。


2027年元日、MUFGスタジアム(国立競技場)で天皇杯を掲げるのはどのチームか

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