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浦安が2大会ぶり4度目の優勝! JFA 第21回全日本女子フットサル選手権大会
2025年03月03日
JFA 第21回全日本女子フットサル選手権大会は3月2日(日)に最終日を迎え、よつ葉アリーナ十勝で3位決定戦と決勝戦が行われました。
決勝に先駆けて行われた3位決定戦では、アルコ神戸(女子Fリーグ/兵庫)と福井丸岡ラック(北信越/福井)が対戦しました。立ち上がりに攻め込んだ丸岡は、第1ピリオド2分に加藤ほのか選手がミドルシュートを決めて先手を取ります。丸岡はこの後、神戸に攻め込まれますが、強度の高い守備で相手を抑え、第1ピリオドを1-0とリードして終えました。
第2ピリオドに入ると1点を追う神戸が攻める時間がさらに長くなりますが、丸岡もカウンターから何度かチャンスをつくるなど、スリリングな展開が続きます。試合の残り時間が3分を切ったところで神戸はパワープレーを開始。そして、残り9秒で高橋京花選手が同点ゴールを決めました。このまま試合はPK戦へ。PK戦で神戸のGK佐藤麻陽選手、丸岡のGK小林望月選手がそれぞれシュートストップするなど見ごたえのある展開になりましたが、丸岡が4-3で競り勝ち、3位入賞を果たしています。
決勝戦は前回大会と同様、バルドラール浦安ラス・ボニータス(女子Fリーグ/千葉)とSWHレディース西宮(女子Fリーグ/兵庫)による顔合わせとなりました。互いに手の内を知り尽くしていることもあり、試合序盤は探り合いが続きます。その中で浦安は自陣に引いて守り、シンプルに前線へボールを入れる戦い方で徐々にチャンスを増やしていきました。迎えた第1ピリオド12分、浦安はカウンターを仕掛けると澁川鈴菜選手が宮原ゆかり選手とのワンツーから抜け出し、先制ゴールを奪います。このまま第1ピリオドは浦安が1-0とリードして終了しました。
第2ピリオドの立ち上がり、浦安は2点目を狙って攻勢に出ますが、西宮もGK中田凪咲選手を中心に耐えて追加点を許しません。1点を追う西宮は帰陣の早い浦安守備陣をなかなか崩せません。第2ピリオド7分には高い位置までボールを運び、江川涼選手が左サイドからゴールを狙いましたが、シュートはゴールポストに嫌われます。
西宮が押し込み始めた第2ピリオド9分、浦安は自陣からロングカウンターを仕掛けます。江口未珂選手のパスを受けた松本直美選手が滑り込みながらボールをゴールネットに突き刺し、浦安がリードを2点に広げました。
難しい展開になった西宮はその直後、斉下遼音選手が直接FKを決め、すかさず1点差に詰め寄ります。しかし浦安も江口選手のパスをファーサイドで待ち受けた澁川選手がゴールを決め、すぐに3-1とリードを2点差に戻します。
残り時間が5分を切ると西宮はパワープレーを開始。チャンスをつくりましたが、ゴールを割ることができません。対する浦安は、松本選手が自陣から無人のゴールにシュートを決めて勝負あり。浦安が4-1で勝利して西宮の連覇を阻むとともに、2大会ぶり4度目の優勝を成し遂げました。また、フェアプレー賞は準優勝の西宮が受賞しました。
監督・選手コメント
米川正夫 監督(バルドラール浦安ラス・ボニータス)
リーグ戦で優勝を獲得できなかったので、ノータイトルで帰るわけには絶対にいかないという自分自身のプライドもあり、今大会は勝つことにこだわりました。決勝は引いて守る選択をして、個の力がある相手の40番(斉下遼音選手)の対応を江口未珂選手に任せ、序盤はその兼ね合いで交代を繰り返しました。自分たちのやるべき優先事項をゲーム前のミーティングで話し、それを選手たちがきっちり守ってくれたと思っています。
FP #14 松本直美 選手(バルドラール浦安ラス・ボニータス)
昨年の悔しい思い、リーグ戦で優勝できなかった悔しい思いがあった中、昨年と同じSWHレディース西宮との決勝戦だったので、「絶対に勝つ」という気持ちで臨み、全員で一丸となって戦った結果、優勝につながりました。うれしい気持ちでいっぱいです。守備の時間も長かったですが、常にカウンターを狙って守備をしていましたし、ゴールシーンは持ち味のスピードが生きた得点だったと思います。
上久保仁貴 監督(SWHレディース西宮)
浦安には、無冠で今シーズンを終われないという意地もあったと思いますが、われわれは相手を上回ることができませんでした。引いて守ってくることは想定していたのですが、相手の長所が出たことが今回の結果となって表れました。この決勝戦を見ても、自分たちの向上する余白がまだまだあると感じたので、そこが来季に向けた課題だと思います。
FP #19 若林エリ 選手(アルコ神戸)
PK戦では2度、勝利をたぐり寄せるチャンスがありながら、決めることができませんでした。(自身の現役最後の試合で)ウオーミングアップのときから泣き始める選手もおり、精神面が影響したのかもしれません。フットサルには頑張れば勝てるという側面も少なからずあります。今回は(相手に)そういう展開に持ち込まれたように思います。この大会に出場して、メダルなしで帰ることはあまりなかったのですが、これが今の実力だと思います。
大会日程:2025年2月28日(金)~3月2日(日) 【全試合入場無料】
会場:北海道/よつ葉アリーナ十勝
JFATVライブ配信:3月2日(日)
10:30~ 3位決定戦
13:00~ 決勝
大会情報はこちら
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