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なでしこジャパン 充実のトレーニングキャンプも半分が終了
2023年07月02日
なでしこジャパン(日本女子代表)は7月1日(土)、MS&ADカップ2023、およびFIFA 女子ワールドカップ オーストラリア&ニュージーランド 2023を前に行っているトレーニングキャンプの5日目を終え、10日間にわたる全日程の折返しを迎えました。
初日から数日間はチーム全体のコンディションを合わせるために、中距離のスプリントやボールを使ったインターバル系のトレーニング、また対敵でのボールキープなど強度の高いメニューを中心にトレーニングは構成されました。その中でも少しずつ実践的な内容も組み込まれ、スローインからの崩しやクロスシュート、また大会を念頭に置いたPK練習など、身体を作っていくことと並行し、意識も試合に向けて高めています。
7月1日(土)にはソルティーロ千葉FC U-18の男子高校生との合同練習を行い、高い身体能力を持つ選手を相手に攻守両面でテーマを設定したメニューを消化しました。また練習の最後には今回のトレーニングキャンプでは初となる、フルピッチでのゲーム形式のメニューにも取り組み、現時点で認識するべき課題の抽出と成果を確認しました。またこの日はJFA公式アプリ「JFA Passport」から応募いただき、抽選で当選された方々など約200名にお越しいただき、ピッチレベルから選手へ声援を送ってくださいました。来場された方々の中にはなでしこジャパン専用アウェイユニフォームを着用してくださる方がいたり、また選手の所属クラブのグッズを身に着けて練習を見守る方がいたりと、ここから世界へ向かうチームを後押しいただきました。練習後には来場した子どもたちと選手、池田監督がハイタッチをするなど交流し、選手も改めて多くの方から力を受け取りました。
チームはこのあと7月6日(木)までトレーニングキャンプを行い、同日予定されている「なでしこジャパン壮行会 –BE YOUR BEST SELF–」を経て、7月14日(金)のMS&ADカップ2023、対パナマ女子代表戦(宮城/ユアテックスタジアム仙台)に向かいます。
選手コメント
FP 三宅史織 選手(INAC神戸レオネッサ)
それぞれがプレーするリーグが終わって、改めて身体を作っていかなければいけないですし、世界と戦うためにどんどんコンディションを上げていかなければならないので、きつい練習というのは覚悟していました。湿度や気温も高いのでけっこうきつかったなという感じはありますが、それでも少しのオフを経て自分は早めに練習を始めたり、各自でやってきたと思うので、そういう面ではみんなコンディションは上がってきていると思います。これまでは試合が多くて、移動のある連戦にどう臨んでいくかという状況でしたが、今は試合もなく全員で細かい積み上げをするために、話し合いでもこだわってできています。今回は時間があるので、いろいろな選手と話して誰が試合に出ても良いように、自分が出た時にどうするかというのを話していきたいです。
FP 杉田妃和 選手(ポートランド・ソーンズFC/アメリカ)
アメリカのリーグはシーズン中なので、個人的には状態は悪くはないです。ワールドカップはすごく楽しみですし、それを戦えるメンバーの中に入れてわくわくしながら緊張が少しあります。トレーニングキャンプが始まって、みんなとサッカーをするのはやっぱり楽しいなと感じながらできています。その中でも厳しさが必要になってくるので、みんなでコンディションを上げながらやっていきたいです。自身2度目のワールドカップということで、初めてじゃない前回と違いはあると思います。前回は慣れていなかったので、緊張感もそうですし「試合に出て良いプレーをしなければ」という硬いところもありました。前回を経て悔しさも楽しさもわかっていますし、楽しみだと思えているのは前回との違いだと思います。
FP 清家貴子 選手(三菱重工浦和レッズレディース)
4年前は大会の重みも何も分からないまま、トレーニングパートナーとしてワールドカップに向けて合宿に参加していました。そういう意味では今回、この大会で結果を残そうとか日本の強さを世界に見せたいという思いは、あの時とは全く違います。ゴール前での個の勝負では、やはり最後は目の前の相手を上回らないと勝てないですし点は取れません。そこは味方頼みじゃなくて自分がどうにかしてやるという気持ちを持っています。この1年、かなりシュート練習をやってきました。所属クラブで安藤梢先輩に教わりながら、シュートのコツというか、感覚は自分の中でかなり確実なものになってきました。ここに置いて蹴れば決められるという形があるので、相手GKに関係なく自分のリズムで打てるようになったと感じています。
FP 長野風花 選手(リバプールFC/イングランド)
いよいよ始まるなという思いがありますし、日本は湿度が高く暑いですが、ここでしっかり動ければニュージーランドではもっと楽だと思います。今はコンディションを高めることを意識しています。個人的にワールドカップはずっと目指してきた夢の舞台ですし、そこで自分がプレーできることはまだ夢みたいですが、トレーニングキャンプが始まって一緒に練習している中で、初戦に向けてみんなで高め合っていけているので、続けていきたいです。2018年にU-20で優勝しましたが、同じワールドカップでもアンダー世代のものとはと全く違うものと捉えています。U-20は過去のことで、フル代表のワールドカップは自分でもまだ経験したことがなく未知のものです。みんな国を背負ってくるので、甘い気持ちではその舞台には立てません。本当に自分の全てを出したいです。
FP 千葉玲海菜 選手(ジェフユナイテッド市原・千葉レディース)
今シーズン、怪我もあって自分は数試合しか出られてない中でメンバーに選んでいただきました。池田監督が会見でも言ってくださっていましたが、ダイナミックなところやアグレッシブにプレーするところ、積極性は自分の取り柄なので、そこはワールドカップで出していきたいですし、期待に応えられるように頑張りたいです。どんな形でもゴールはゴールなので取れればと思えますし、チームを救えるような最前線の選手になりたいです。久々の代表活動への参加なので、来る前や練習が始まる前はすごく緊張していました。ただ、ほとんどの選手が1回は一緒にプレーしたことがある仲間たちで、みんな優しく気にかけてくれるので、すごく周りに支えられていると思います。(怪我明けですが)思い切りプレーしていますし、それが自分の取り柄でもあると思っているので、がっつりやっていきたいと思っています。
2023年7月14日(金) 19:05 キックオフ vs パナマ女子代表
会場:宮城県/ユアテックスタジアム仙台
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FIFA 女子ワールドカップ オーストラリア&ニュージーランド 2023
大会期間:2023年7月20日(木)~2023年8月20日(日)
グループステージ
第1戦 7月22日(土) 16:00(日本時間)vs ザンビア女子代表
第2戦 7月26日(水) 14:00(日本時間)vs コスタリカ女子代表
第3戦 7月31日(月) 16:00(日本時間)vs スペイン女子代表
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