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【Match Report】交代選手も躍動のU-17日本代表が4点快勝、GS突破へ前進
2023年06月21日
AFC U17アジアカップ タイ2023のグループD第2節が6月20日(火)に開催され、ラジャマンガラ国立競技場でU-17日本代表はU-17べとナム代表と対戦しました。
両チームともに初戦はドロースタート。勝点3が欲しいチーム同士の対戦は、激しい攻防となりました。
「中2日の連戦なので、全員で戦うつもり」と語る森山佳郎監督は先発メンバーを第1戦から5名入れ替えました。GKに後藤亘選手(FC東京U-18)、DFに柴田翔太郎選手(川崎フロンターレU-18)、本多康太郎選手(湘南ベルマーレU-18)、土屋櫂大選手(川崎フロンターレU-18)、小杉啓太選手(湘南ベルマーレU-18)が入り、中盤の中央に中島洋太朗選手(サンフレッチェ広島ユース)と山本丈偉選手(東京ヴェルディユース)、両サイドに佐藤龍之介選手(FC東京U-18)と杉浦駿吾選手(名古屋グランパスU-18)が入り、そして前線では望月耕平選手(横浜F・マリノスユース)と道脇豊選手(ロアッソ熊本)がコンビを組みました。
試合は開始早々の2分に動き出しました。右サイドで柴田選手のパスを受けた佐藤選手がドリブルで局面を打開。ハイクロスをゴール前に送り込むと、DFの視界から消える動きでマークを外していた道脇選手が頭で合わせ、ゴールネットを揺らして先制点を奪い取りました。道脇選手は2試合連続の先制ゴールです。
その後は「ビルドアップがうまくいかない時間を続けてしまった」と柴田選手が振り返ったように、日本の戦い方に対応してきたベトナムの守備をなかなか突破できず、「消極的なプレーも多くなり、試合を難しくしてしまっていた」(森山監督)。ただ、ハーフタイムにあらためて選手たちの意思を統一し、戦術面でも修正を行った日本は、後半に入って攻勢を強化しました。
すると59分、柴田選手が右サイドを突破してマイナス方向へ折り返すと、この試合で初先発となった望月選手がワンタッチシュートを流し込んで、2-0とリードを広げました。さらに66分には中島選手のスルーパスを受けた佐藤選手が3点目のゴールを奪い、74分にもシュートのこぼれ球を「予測して狙うことができた」と言う望月選手がこの日2点目となるゴール。4-0と大差を付けました。
試合はこのまま終了。「交代選手たちがチームに勢いを与えてくれたのが大きかった」と語る森山監督は、「2試合でフィールダー全員をピッチに立たせることもできた。試合内容には反省点もあるが、チームとして前進している」と手応えを感じた様子でした。
グループステージ突破の懸かるU-17インド代表との第3戦は6月23日(金)に開催されます。
監督・選手コメント
森山佳郎 監督
特に前半は良い内容とは言えない部分もありましたが、練習で良かった選手が試合でも結果を出してくれたことは今後にも繋がると思います。中2日の連戦が続く中で、この2試合でフィールダー全員がピッチに立つことができたのは大きいと感じています。今日は交代選手たちも素晴らしいプレーをしてくれて、チームとして一歩進めた感触がありました。
DF #17 柴田翔太郎 選手(川崎フロンターレU-18)
第1戦で先発から外れて物凄く悔しかったので、この試合への気持ちは強かったです。「絶対やってやろう」という話を他の選手ともしていました。アシストの場面はうまく突破できたので、あとはそこに入ってきてくれているだろうと信じてパスを出しました。ただ、背後を取られてしまった場面もありましたし、守備面では反省しないといけないことが多いと感じています。
MF #8 望月耕平 選手(横浜F・マリノスユース)
最初はミスが目立ってしまったし、自分にとって良い流れとは言えない前半でした。ただ、やりながら徐々に順応していっている感覚もあり、ワンタッチで簡単にプレーしたり、抜け出していくプレーも意識していました。チームメートとも話しながらやれたのが良かったと思います。クロスをちょうど上げるタイミングで入って行けば相手DFも反応できないので、それがゴールに繋がりました。
MF #10 佐藤龍之介 選手(FC東京U-18)
アシストは柴田選手が持ったときにスペースが空いていたので、スペースに走って受けて、落ち着いて一人をかわすこともできました。ファーサイドに道脇選手がいるのは見えていたので、そこにクロスを上げるだけでした。ゴールは中島選手からのボールが来たので、落ち着いてアウトサイドで決めることができました。
YouTube(AFC):#AFCU17 - Group D | Vietnam 0 - 4 Japan
AFC U17アジアカップ タイ2023
大会期間:2023年6月15日(木)~2023年7月2日(日)
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