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U-19フットサル日本選抜 10日間の活動を全員で走り抜ける
2023年05月22日
Fリーグの2023年シーズン開幕前の前哨戦であるFリーグオーシャンカップ2023に出場し、Y.S.C.C.横浜との初戦で敗退したU-19フットサル日本選抜は、翌日から活動拠点を高円宮記念JFA夢フィールドに移しました。選手たちは試合を通して浮き彫りとなった課題に対してトレーニングでそれぞれが向き合い、週末に組まれたF1チームとのトレーニングマッチ2試合に臨み、10日間の充実した活動を終えました。
試合を終えてトレーニングキャンプのフェーズに再度戻ったチーム。木暮賢一郎監督が試合で通用した部分や課題となった点について試合映像を見せながらビデオミーティングで選手たちに伝え、解散前の週末にF1チームとのトレーニングマッチが2試合計画されていることを伝えました。選手たちは日に日に密なコミュニケーションを取って連係面を強化しながら一体感を醸成していきました。
今回の活動期間中、チームに帯同している高橋健介コーチ、鈴村拓也コーチ、佐藤亮コーチが選手全員と個別面談の機会を設けました。3人ともフットサル日本代表選手としての経験やスペインリーグでプレーしていた経験があるため、世界でプレーするためにこの年代のときにどのようなトレーニングや食事を取っていたかなど、選手たちは偉大な先輩方から貴重な経験談を真剣な眼差しで聞きながら、またフランクに自身の悩みを相談することができました。
トレーニングマッチは、5月20日(土)に前回の全日本フットサル選手権優勝チームであるフウガドールすみだと、21日(日)に同大会で優勝経験をもち今シーズンからF1に昇格したしながわシティの2チームと実施しました。ここまでトレーニングで積み上げてきたものを選手たちは勇気を持って積極的にプレーで体現し、F1チームにも臆さず何度もチャンスを作りながら勝利に向けて14名全員が全力で相手ゴールに迫りました。フウガドールすみだ戦は試合序盤の連係ミスから失点を許したものの、鈴木大輝選手がディフェンスで相手ボールを奪うと左サイドを駆け上がり相手GKとの1対1を制して同点ゴールを奪いましたが勝ち越し点を奪えず、1-1でドローとなりました。翌日のしながわシティ戦は第1ピリオドに一瞬のスキを突かれて先制点を奪われ、第2ピリオドにも立て続けに失点を許してしまいます。試合終了間際のフリーキックの場面から鎌野憲佑選手がルーズボールを頭で押し込みU-19フットサル日本選抜チームとして意地を見せましたが、追加点を奪えずに1-5で悔しい敗戦となりました。
選手個々が手応えと課題を持って今後さらなる成長を遂げてフットサル日本代表チームで日の丸を背負ってプレーすることを誓い、10日間の長い活動を終えてチームは解散となりました。
監督・選手コメント
木暮賢一郎 監督
10日間の活動を無事に終えることができて、感謝の気持ちでいっぱいです。関わっていただいた関係者の皆さんと対戦してくださったフウガドールすみだ、しながわシティの両チームに改めてありがとうございますと伝えたいです。選手はこの10日間で飛躍的に成長してくれました。心身共にタフになったのでは無いかと思います。各自がクラブに戻りさらなる成長を遂げることを期待していますし、日本フットサルの育成環境は間違いなく正しい方向に進んでいると確信しています。また素晴らしい経験を持った指導者と共に過ごせたことも若い選手たちには素晴らしい財産になったのではないかと感じています。引き続き日本フットサル界への熱い応援よろしくお願いします。
FP #3 木村颯也 選手(ペスカドーラ町田U-18)
まずこの活動に参加できたことにとても感謝しています。監督・コーチ・メディカルスタッフ、また関わっていただいた人たちに感謝しています。活動中にコンディションを落とすこともありましたが、少しずつ立て直して、とてもいい環境でいい刺激を受けていい経験ができました。オーシャンカップで悔しい思いをしましたが、課題と向き合い成長していけるように頑張っていきたいと思います。
FP #4 羽生恒平 選手(フウガドールすみだファルコンズ)
今回、このような素晴らしい環境でプレーする機会を与えていただけたことにとても感謝しています。こういった活動は初参加で緊張もありましたが、この10日間、年上の選手たちとたくさんコミュニケーションを取りながら、最年少として自分にできることを地道に努力しました。普段は違うチームでライバルとして戦っている選手たちと同じユニフォームを着て、練習や試合に取り組むことは、とても刺激的で、新しい発見も多く、自分にとって貴重な経験になりました。これから、自分に見つかった課題と向き合い、わずかでも感じた手応えを大事にしながら、チームに戻ってからもさらに自分を高めていけるように全力で取り組んでいきたいと思います。10日間サポートしてくださったスタッフの方々、メンバーのみんな、ありがとうございました。
FP #6 伊集龍二 選手(名古屋オーシャンズサテライト)
僕たちに携わってくれた方々、本当にありがとうございました。この活動を通していろいろな経験をすることができ、そして成長することができました。この活動で通用したもの、改善しないといけないものなど自分の課題を見つけることができた活動でもありました。所属チームに帰ってこれからも成長できるように頑張っていきます。
FP #7 浅野岬 選手(聖和学園高)
10日間、素晴らしい環境でフットサルができたことにとても感謝しています。10日間の中で、オーシャンカップに出場したことやF1のチームと試合ができたことは自分のこれからのフットボール人生において、とても良い経験になりました。また、U-19フットサル日本選抜としての自覚と責任を持ちながら日々の練習に励んでいきたいと思います。この活動に関わってくださったすべての方々への感謝の気持ちを忘れずにこれからも頑張っていきたいと思います。最後に、もう一度このような活動に選ばれるように自チームに戻っても精進していきたいと思います。
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