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名古屋圧巻の7発快勝で開幕10連勝!横浜対湘南の”神奈川ダービー”は横浜が接戦を制する【Fリーグ2022-2023 ディビジョン1 第11節】
2022年11月08日
11月5日(土)、6日(日)の2日間、Fリーグ ディビジョン1の6試合が行われました。
今季唯一の名東スポーツセンター開催を迎えた名古屋オーシャンズは、開幕10連勝を目指してバサジィ大分と対戦しました。狩野新監督代行のFリーグ初采配となった大分は、強豪の名古屋を相手に集中した試合の入りを見せます。しかし、落ち着いた対応を見せる名古屋は2分、相手選手を背負うダルラン選手が振り向きざまにシュートを突き刺し先制に成功。さらにそのわずか1分後には、八木聖人選手が絶妙なコースにゴールを決め、一気にリードを広げます。しかし、2点ビハインドの大分もチャンスを作ります。パカット選手のシュートが相手に当たってこぼれたボールをサラ選手がゴール前に折り返し、ここに永松涼介選手が滑り込みます。ゴールラインを割るかに見えたシーンでしたが、名古屋のアンドレシート選手がギリギリのところでシュートを防ぎました。絶好のチャンスを逃した大分に対し、勢いの止まらない名古屋はオリベイラ・アルトゥール選手、八木選手が立て続けにゴール。13分にもダルラン選手がゴールし、リードを5点に広げます。第1ピリオド終了間際に一度パワープレーを仕掛けた大分でしたが、得点にはつながらず5-0で第1ピリオドが終了。まずは1点を返したい大分に対し、第2ピリオドでも試合を支配する名古屋はリーグ再開後初スタメンとなったGK篠田龍馬選手の好守にも助けられ、さらに2点を追加。登録メンバー全員が出場し総力戦で臨んだ大分でしたが、ゴールを割ることができず無得点で試合終了。終始ペースをにぎった名古屋が7-0で完封勝利を収め、連勝を10に伸ばしました。
Y.S.C.C.横浜と湘南ベルマーレの”神奈川ダービー”は、目の離せない接戦となりました。リーグ戦再開後の2戦を1点差で落としている横浜は、第7節以来の勝利を目指し集中した試合の入りを見せました。対する湘南は、昨シーズンに最優秀選手賞と得点王をダブル受賞したロドリゴ選手がこの試合で300試合出場を達成。さらに鍛代元気選手は試合の開催日が33歳の誕生日と、自身の記念日を勝利で祝うべく気合い十分で試合に臨みました。序盤から攻守が激しく切り替わる一戦は、湘南が個人技からの突破を見せると横浜がカウンターでチャンスを作ります。しかし、横浜の矢澤大夢選手、湘南のフィウーザ選手の両GKの活躍もあり得点が生まれず、第1ピリオドを0-0で折り返しました。1点の重みが増す第2ピリオドも両者ともにチャンスを作りますがゴールが遠く、試合は終盤へ。すると35分、横浜に待望の先制点が生まれます。ゴールクリアランスからリスタートしたボールを自陣でつなぐと、高橋響選手が30メートルを超えるロングパスを前線に送ります。このボールに湘南のフィウーザ選手、牧野謙心選手が体を寄せますが、芝野創太選手が胸でコントロールし2人をかわします。右サイドに流れながら無人のゴールにシュートを叩き込み、リードを奪いました。1点を追う湘南は、3分近くを残しロドリゴ選手をGKに置くパワープレーを開始します。しかし、横浜の集中した守備を崩すことができず1-0で試合終了。横浜が4試合ぶりの白星を挙げました。
監督・監督代行コメント
フエンテス 監督(名古屋オーシャンズ)
最初から最後まで、いい内容の試合ができました。早い時間帯で点を取れたので、落ち着いてプレーができる要因になったと思います。大分は、順位は最下位かもしれませんが、自分たちにとっては危険な相手です。難しい試合になるということを全員が理解して、気を抜くことなく集中して試合に臨みました。勝点3を取れたことがとても喜ばしいですし、引き続きいいトレーニングをして、次の試合に臨みたいと思います。
狩野新 監督代行(バサジィ大分)
まず、監督代行として初めての試合でたくさんの方に応援をしていただいたことに感謝しています。デビュー戦で敗戦という苦しい結果になりましたが、選手は前後半を通してよくハードワークをしてくれました。選手にも感謝しています。今回の結果をしっかり受け止めて、またチームとして成長していけるようにトレーニングをしていきたいと思います。次節はホームゲームなので、必ず勝って早くサポーターと一緒に笑い合いたいです。
鳥丸太作 監督(Y.S.C.C.横浜)
まだ苦しい状況はつづくという覚悟はしていました。取り組んでいることに対して結果を出したいと思っていたので、湘南のような強いチームに対し内容も悪くなく、勝点が取ることができていい結果が返ってきてよかったです。ここ数週間はずっとモヤモヤしていましたが、それが少し晴れたと思います。ここまですべての試合がそうですが、内容は決して悪くはありませんでした。なので、どのように勝点を取るか、何か変化を加えるのかを考えていました。そこで、自分たちのコンセプトを見つめ直して精度と強度とスピードを高めていくことにフォーカスし、トレーニングに臨みました。この試合では「一体感を持って気持ちで上回ろう」と伝えていました。選手たちがそれに応えてくれたことが一番うれしいです。
伊久間洋輔 監督(湘南ベルマーレ)
たくさんの応援をありがとうございました。スーパーリーグ、県リーグ、ユースリーグと神奈川のフットサルのメッカのような平沼記念体育館での試合は、攻守の激しい試合になりました。第1ピリオドでゲームを崩さないこと、シュートを打ち主導権を握ることを話し試合に入りましたが、横浜の集中力が素晴らしく、何度もチャンスを阻まれてしまいました。第2ピリオドも同じような展開で、チャンスをものにした(横浜の)芝野選手が素晴らしかったです。決して僕たちが悪かったわけではないので、次に向けて続けていきます。
Fリーグ2022-2023 ディビジョン1
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