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東京Vとソーマプライアが決勝進出を決める JFA 第17回全日本ビーチサッカー大会
2022年09月11日
JFA 第17回全日本ビーチサッカー大会は9月10日(土)、大会2日目を行い、決勝に進む2チームが決定しました。
ファイナリストとなったのは、東京ヴェルディビーチサッカー(関東1/東京)とソーマプライア沖縄(九州1/沖縄)です。優勝経験のある両チームですが、共に苦しみながら決勝へと駒を進めました。
東京Vを苦しめたのは、準々決勝で対戦したアヴェルダージ熊本BS(九州3/熊本)です。第1ピリオドで2点をリードした東京Vに対して、アヴェルダージが反撃に移ります。第2ピリオドで同点に追い付くと、第3ピリオドについに逆転。一時は3点のリードを奪いました。
しかし、そこから東京Vが王者の底力を見せました。山内悠誠選手が反撃の口火を切ると、3分間で3得点し、試合を振り出しに戻しました。再び勝ち越されたものの、ラスト3分間で2ゴールして再逆転。7-6で準決勝へと進みました。その準決勝では勢いを取り戻し、ドルソーレ行橋(九州2/福岡)に9-1と快勝。4連覇へ王手をかけました。
ソーマプライアは準々決勝で、ヴィアティン三重BS(東海/三重)に10-3と勝利。勢いをつけて進んだ準決勝で立ちはだかったのが、4大会連続のベスト4進出となるレーヴェ横浜(関東2/神奈川)でした。ソーマプライアは開始3分、GK宜野座寛也選手のロングシュートが決まって先制。幸先良い立ち上がりとなりました。
しかし、初の決勝進出を目指すレーヴェが執念を見せます。FKを決めて追いついた直後に再びリードを許しても、2本の見事なオーバーヘッドキックを決めて、逆転して第3ピリオドに入りました。
それでも、ソーマプライアが勝負強さを見せ、残り4分に速攻を決め、試合は今大会初の延長戦に入りました。そこでも決着が付かず、PK戦でも接戦が続きますが、最後に笑ったのはソーマプライアでした。前回大会決勝で敗れた東京Vへのリベンジに挑みます。
また、1回戦で敗れた同士による順位決定戦も行われ、ベル・エキップBS(中国2/岡山)などが今大会初勝利を持ち帰りました。
大会最終日の11日(日)には、ビーチサッカー日本一のチームが決まります。
選手コメント
松岡翔太 選手(アヴェルダージ熊本BS)
これまで東京ヴェルディと4、5回対戦して、いつも逆転されたり、延長かPK戦で負けています。ここを乗り越えないと、僕たちの成長はないと考えています。相手は負けていても慌てることなく、勝負強さもあります。そこで差が出たのかなと思います。チームの成長は年を追うごとに感じているのですが、日本一という結果を残せていません。何がいけないかははっきりしているので、チームで一からやり直したいです。
吉田恭平 選手(ヴィアティン三重BS)
準々決勝では第1ピリオドに与えた3点で、相手にだいぶ余裕を持たせてしまいました。ソーマプライア沖縄のリスクを抑える戦い方が、僕たち相手に効いていました。コンビネーションで崩していくスタイルを貫いたのですが、それが裏目に出ました。ソーマプライアの河原塚毅監督は、日本のビーチサッカーを初期から支えてきた方です。対戦できるのは光栄ですが、僕らが乗り越えていかなければいけません。そうして、日本のビーチサッカーの歴史をつくっていきたいです。
平田真輝 選手(ベル・エキップBS)
ベスト4を目指していたのですが負けてしまい、順位決定戦ではありますが、来年につながる勝利を持ち帰ろうと考えていました。第3ピリオドの前にみんなにそう話していたので、試合後に「この勝ちは大きいよ」と声を掛けました。頭抜けた選手はいませんが、チームとして勝てました。この大会を目指して日々練習しているので、予選は大変ですが、また戻ってこられるように頑張りたいです。
小川大輔 選手(レーヴェ横浜)
これまで3大会連続ベスト4だったので、またここで終わりか、という感じです。ソーマプライア沖縄との試合はいつも、こちらがボールを持っていても点が入らずに終わる、という繰り返しでした。今日は焦らず自信を持ってやろうと話していて、一度は逆転できたのですが、相手が嫌がるようなプレーはできていなかったと思います。絶対に優勝するという強い意志を持って臨んでいたので、悔しいです。選手の年齢も上がってきているので、短い期間で立ち直して、日本一を目指してまた頑張ります。
9/10 準々決勝ハイライト
9/10 準決勝ハイライト
9/10 準決勝 東京ヴェルディビーチサッカーvs.ドルソーレ行橋 フルマッチ
9/10 準決勝 ソーマプライア沖縄vs.レーヴェ横浜 フルマッチ
大会日程:2022年9月9日(金)~2022年9月11日(日)
大会会場:兵庫県/明石市大蔵海岸
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