JFA.jp

JFA.jp

EN
ホーム > 最新ニュース一覧 > 町田と遊学館の決勝は中止で両チーム優勝、聖和学園が3位に JFA 第9回全日本U-18フットサル選手権大会

ニュース

町田と遊学館の決勝は中止で両チーム優勝、聖和学園が3位に JFA 第9回全日本U-18フットサル選手権大会

2022年08月08日

町田と遊学館の決勝は中止で両チーム優勝、聖和学園が3位に JFA 第9回全日本U-18フットサル選手権大会

JFA 第9回全日本U-18フットサル選手権大会は8月7日(日)に大会最終日を迎えました。決勝戦は、第6回大会以来、3大会ぶり2度目の全国大会出場を果たした2チームの対戦が予定されていましたが、遊学館高校(北信越/石川)に複数の新型コロナウイルス陽性反応者が出たため、ペスカドーラ町田U-18(関東1/東京)との両チーム優勝という形になりました。

3位決定戦では、聖和学園高校フットサル部(東北/宮城)と藤井学園寒川高校(四国/香川)が対戦。どちらも初の4強進出で、3位入賞を目指して熱戦が繰り広げられました。今大会メンバーを固定して戦っていた藤井学園寒川高校は開始早々から連戦による疲労の色が見えてしまいます。エースの三宅悠斗選手を先発させますが、足を冷やすためにすぐにベンチに戻し、前半の出場時間をセーブすることに。それでも代わりにピヴォの位置に入った土肥瑛太選手が2得点を挙げる活躍を見せ、一時は2-0とリード。しかし、聖和学園高校も反撃に転じ、デザインされたキックインからのゴールなどで、同点に追い付きます。さらにハーフタイムまで残り10秒というところで鈴木大輝選手が逆転ゴールを挙げ、聖和学園高校が3-2とリードして第1ピリオドを終えました。

第2ピリオドに入ると、両チームがゴールに迫るものの得点につながらない時間帯が続きます。前半終盤から出場した三宅選手も「足が動かなかった」と話し、なかなか思い通りのプレーができませんでした。それでも積極的にゴールに迫った三宅選手は、38分にゴール前でボールを持つと一瞬でフィニッシュに持ち込み、ゴールネットを揺らして同点に追い付きます。PK戦もちらつくなか、39分に聖和学園高校はアタッキングサードまでボールを運ぶと最後はゴール前の混戦から鈴木大輝選手がこの試合2点目のゴールを決め、再びリードを奪いました。このゴールが決勝点となり、聖和学園高校が4-3で勝利して、3位入賞を果たしました。

聖和学園高校の菊池宏志監督は「率直にうれしいですし、選手たちが頑張ってくれた結果なので、やってきて良かったです。連戦で体がしんどそうでしたが、思い切って楽しむこと、3位になって宮城に帰ろうと話していたことをやり切り、ビハインドになってもしっかりやれば点は取れると信じて戦った結果だと思います」と、逆転勝利を喜びました。

なお、大会MVPは選出されず、フェアプレー賞は町田が受賞しました。

選手・監督コメント

瀬戸真司 監督(ペスカドーラ町田U-18)
今大会、一度も負けずに、こういう結果をつかめて非常に良かったと思います。1試合1試合彼らが成長していく姿を見られて、やっていて良かったと感じました。これから伸びていく世代ですし、これからクラブを背負っていってくれる選手が何人出てくれるか。そこに挑戦していきたいと、さらに明確な目標ができました。この世代では、この大会が一番大きな大会だと思いますが、そこで優勝できて自信にもなったと思いますし、しっかり自信をもって、今後の活動に取り組んでいってほしいと思います。

GK #1 渡邊蒼大 選手(ペスカドーラ町田U-18)
決勝戦がこういう形になり、不完全燃焼のところは正直ありますが、それでも私たちがこの数カ月間でやってきたフットサルの経験は、間違っていなかったと思いますし、今大会で得たものを今後に生かしていきたいと思います。今大会は2失点でしたが、本当は無失点で大会を終えたかったです。それでも、みんなが得点を取ってくれたり、守備でも頑張ってくれたり、全員攻撃、全員守備のフットサルを体現できた結果が、大会最少失点につながったと思っています。

FP #10 三宅悠斗 選手(藤井学園寒川高校)
最後に点は取れましたが、微妙な結果になってしまいました。3位決定戦は足に力が入らなくなって、ボールも運べませんでした。4位という結果は悔しいですし、フットサルの経験は少なかったですが、やるからには1位を取りたかったです。この結果で終わったのは、自分がチームを勝たせられなかった結果なので、すごく悔しいです。県大会から無敗だったので、全勝して優勝したかったです。フットサルは後輩にバトンタッチして、高校サッカー選手権に切り替えたいと思います。

FP #10 鈴木大輝 選手(聖和学園高校フットサル部)
フットサル部初の全国3位という結果は、うれしいのですが、準決勝で町田さんに敗れたことが悔しかったです。今大会は1次ラウンドから先制されて追いかけて逆転する試合が多くありました。それがあって3位決定戦で2点をリードされた時も「まだ大丈夫だろう」という思いがみんなの中にありました。その冷静さがあって逆転できたのだと思います。

大会期間:2022年8月4日(木)~2022年8月7日(日)
大会会場:三重県/サオリーナ

大会情報はこちら

アーカイブ
JFAの理念

サッカーを通じて豊かなスポーツ文化を創造し、
人々の心身の健全な発達と社会の発展に貢献する。

JFAの理念・ビジョン・バリュー