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茨城県潮来市の中学校で「夢の教室」オンラインを開催
2022年02月25日
2022年2月15日(火)、茨城県潮来市立日の出中学校で「夢の教室」を開催しました。
茨城県潮来市では、2020年から青少年育成潮来市民会議と潮来市が協力し、キャリア教育の一環として中学校での「夢の教室」を開催しています。
今年の「夢の教室」オンラインで日の出中学校2年生の授業に登壇したのは2004年のアテネ大会から4大会連続で競泳日本代表としてオリンピックに出場し、計4個のメダルを獲得した松田丈志さん。
オンラインの画面に松田さんが登場し子どもたちと挨拶を交わした後、ロンドンオリンピックで獲得した銀メダルを披露すると、画面の向こうの生徒たちからは歓声が上がりました。
トークの時間では、松田さん自身が夢に向かっていくなかで経験したことを「夢曲線」を使って語り、「自分で決断すること」「自ら行動すること」をテーマに、松田さんが競技生活のなかで幾度も挫折にぶつかってはそれを乗り越えてきたエピソードを生徒たちに伝えました。
最後は「夢に向かっていくなかで、うまくいかないことに出会ったときこそ、周りの人のアドバイスを聞きながら自ら決断してチャレンジ(行動)していくことが大切です」と生徒たちにメッセージを送りました。
自治体担当者コメント
伊藤昌紀 様(潮来市教育委員会)
潮来市では、令和元年度から子どもたちに「夢を持つことや、その夢に向かって努力することの大切さ」を伝えていくこと、アスリートの実体験等を聞くという貴重な機会を提供することによって生徒の人生設計に寄与することを目的として「夢の教室」を青少年育成潮来市民会議という団体と共催で実施しております。
今年度も昨年度に続き、オンライン形式での講義となってしまい、非常に残念な気持ちでございました。
「オンライン形式で生徒とのコミュニケーションが上手くとれるのか」と毎回不安を感じておりました。しかし、「出会いの時間」でのクイズで、上手く場を盛り上げていたいただき、生徒たちの緊張も幾分か解けたように感じました。
そのあとの「トークの時間」では、生徒たちは真剣に夢先生の話を聞き入っていたのが印象的でした。メッセージであったり大事なポイントであったりが直に伝わっていたように感じます。この授業を聞いていた私自身にも非常に響くことばかりでした。
生徒たちにとってトップアスリートから直に話を聞くことができるのは、非常に貴重な機会であり、有意義な時間であったと思います。オンラインでの形式も非常に有意義なものではございますが、まだ潮来市では対面で実施できていないため、次年度以降はぜひ対面での形式で実施できることを楽しみにしております。
学校の先生コメント
担任 先生(潮来市立日の出中学校)
この度は元競泳選手の松田丈志先生が、自分の経験をもとに夢を持つことの大切さについてお話してくださいました。オリンピックでの輝かしい結果の裏側にあった挫折や苦悩、それを乗り越えた努力や物事の考え方など、普段では聞けないような貴重なお話ばかりでした。
今、新型コロナウイルスの感染拡大により子どもたちは多くの制限がある中で生活しています。本来ならばこの時期に、夢や目標を持ち様々なことを経験するはずが、それができない現状があります。中には「夢がない」という子もいましたが、今回の講義を聞き「夢や目標を探すために自ら行動したい」「夢のためにあきらめずに努力したい」といった感想ばかりでした。前を向いて歩いていこうとする子どもたちの気持ちを感じました。このような機会を作ってくださった関係者の皆様に感謝いたします。ありがとうございました。
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