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立川・府中、北海道との接戦を制する。町田はホームで痛恨の引き分け【Fリーグ2021-2022 ディビジョン1 第19節】
2021年12月21日
12月18日(土)、19日(日)の2日間、Fリーグ2021-2022 ディビジョン1の6試合が行われ町田市立総合体育館では、立川・府中アスレティックFCとペスカドーラ町田の共同開催となりました。
1試合目の立川・府中アスレティックFC対エスポラーダ北海道は、序盤から拮抗した展開となりました。両者チャンスを作りながら得点が生まれず第1ピリオド終盤を迎えると、18分に左サイドを突破した金澤空選手がジョー選手とのワンツーからニアハイを打ち抜き先制点を奪います。しかし、1点を追う北海道は山本航平選手のパスを受けた木村優太選手が対峙する相手の股を抜くシュートを決め、わずか30秒足らずで試合を振り出しに戻しました。1対1の同点で迎えた第2ピリオドも両者譲らぬ攻防が続きますが、キックインを得た立川・府中はジョー選手のラストパスを酒井遼太郎選手が左足で流し込み勝ち越しに成功します。再度1点ビハインドとなった北海道も先日のフットサル日本代表候補合宿に選出されたGK坂桂輔選手が攻撃に参加するなどチャンスを作りますが、追加点を奪うことができずに試合終了。酒井選手が古巣から奪ったゴールが決勝点となり、2対1で立川・府中が勝利を収めました。
2試合目のペスカドーラ町田対ボアルース長野も、拮抗した展開となりました。序盤から多くのチャンスを作りながら得点を奪えずにいた町田は、第1ピリオド終了間際に福田亮選手のパスを受けた雲切啓太選手が先制点を奪い、1点リードで第1ピリオドを折り返します。第2ピリオドでも長野を突き放すべく積極的に攻撃を仕掛ける町田でしたが、長野の集中した守備とGK山口友輔選手の好セーブに阻まれ決めきることができません。33分には、田口友也選手が自陣から長い距離を走り上林快人選手にパスを出すと、上林選手が町田GKピレス イゴール選手との1対1を制し長野が同点に追いつきます。圧倒的なホームの雰囲気に後押しを受ける町田は、その後もチャンスを作りますが1点が遠く、長野が退場者を出し数的優位の状態でもゴールをこじ開けることができません。そのまま時間が経過し、1対1で試合終了。町田は痛恨の痛み分け、最下位の長野にとっては貴重な勝点1となりました。
12月19日は闘病の末に昨年逝去した湘南ベルマーレ・久光重貴選手の一周忌だったため、町田への在籍歴もある久光選手を偲び、久光選手のユニフォームが掲げられました。
選手コメント
上村充哉 選手(立川・府中アスレティックFC)
まずは勝てたことがよかったです。僕たちはリーグ前半ではいい試合をしても勝てないことが多かったので、この試合でもうまくいかないこともありましたが、勝ち切ったことがすべてだと思います。延期となっている試合も含めて残り4試合、すべてで勝利すれば上位で終えることができます。勝点を重ねられるように頑張っていきたいと思います。試合で大事になってくるのはゴール前のシーンです。今日も多くのチャンスがありましたが、決められないと相手のチャンスになってしまいます。決定力は日本全体で課題になってくることだと思うので、決めるべきところで決められるように頑張りたいと思います。
宮原勇哉 選手(エスポラーダ北海道)
前節、前々節の連敗の仕方がよくなかったので、(けが人の影響で)限られた人数の中でどうしたらよくなるか選手間でもミーティングをして試合に臨みました。第1ピリオドの早いタイミングでさらに負傷者が出たことで、本来のセットや試合の組み立てができなくなる予想外の事態が起こりました。ですが、ピッチに出ている選手たちは臨機応変に対応していたので、この惜敗は悔しいです。選手たちは全員が全力で戦いました。もう少しの部分で届かず苦しい状況ですが、来週にはまた試合があるのでいい意味で開き直って次節に向かっていかなくてはいけないと思っています。反省はした上で、この敗戦を次につなげられるポジティブな気持ちで向かっていきたいです。残り3節、チームは今、ひとつでも多く勝点を重ねたいと心から思っている状況です。他力な部分もありますが、まずはしっかり自分たちに焦点を当てていきたいと思います。チームの結束力を高め、一丸となって試合に向かえるようにモチベーションを高く持って続けていきたいです。
金山友紀 選手(ペスカドーラ町田)
長野がしっかりと守って戦ってくることは理解して臨んだつもりでしたが、その対応がまだ自分たちに足りていなかったと思います。町田のほうがチャンスもありましたが、チャンスの数を競う競技ではなくどちらが1点を取るか、多く点を取ったチームが勝つ、そういった競技です。相手の試合になってしまったという印象です。
青山竜也 選手(ボアルース長野)
監督が代わり、新体制となってチームも変わりましたが、アウェイでの試合ではうまくいかないことが多くありました。今日もウォーミングアップの段階から相手ホームの雰囲気に飲まれているところがありましたが、チーム全体で闘争心を出して戦うことができました。町田の強度の高いプレスや早いボール回しに対応し、40分間ハードワークができたことが勝点1につながったと思います。11位のエスポラーダ北海道との勝点差はまだ大きいので、どうやったらその差を埋められるのか考え、今後も突き詰めて継続していきたいと思います。
Fリーグ2021-2022 ディビジョン1
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